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地域猫の保護を決めたきっかけ、そして飼育へ・・・

初めまして。
怜と申します。

動物愛護センターの譲渡会にて1998年に1匹の保護犬、2012年に1匹の保護猫の里親になりました。
施設で聞いた里親が見つからない場合は殺処分・・・その言葉を聞いた時に1匹でも多くその小さな命を救いたいと思い、個人的に何かできないかと思い、地域猫を保護し家族として家に迎え入れる活動を始めました。

皆さまの地域では地域猫に関してどのくらいの取り組みサポートがありますか?
私の住んでいる地域では過去に地域猫を保護した際に市から手術費等(去勢、避妊、ワクチン代)を負担するといったサポートがありました。

現在では地域猫に関して町内会自治会で、年間頭数に制限はあるものの、地域猫として管理する猫については、動物病院などで無料不妊去勢手術を行うサポートに変更されています。

#01 初めての保護猫【鮎(あゆ)】

2017年7月7日
親戚が子猫を保護したので面倒を見てくれないかと家に子猫を連れてきました。
その子は親戚の家の猫の散歩中に見かけた猫で、助けを求める様について来たそうです。
うちに来た時は目も開いておらず、身体中にノミ・・・そして体調も良くない様子でした。

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【1日目】
母猫と逸れてどれくらい経っていたのかは分かりませんが、とりあえずご飯をあげなければと、直ぐに子猫用の粉ミルクと哺乳瓶を買いに行きました。
子猫を飼うという経験が無かった為に飼育法をネットで検索し、ミルクを哺乳瓶であげようとしましたが哺乳瓶のゴムの部分を噛み千切られてしまい、2本目の哺乳瓶を購入・・・2本目の哺乳瓶も結局同じ事に・・・
哺乳瓶でミルクを与える事を諦め、スポイドで飲ませる事に。
何とかご飯をやり終えたら次は排泄のお手伝い。
通常、子猫は親猫が陰部を舐めて刺激を与える事で排泄をさせるという行為があるとの事でティッシュタオル等で刺激して排泄をさせました。
初日は時間も遅かった為、動物病院が開いておらず翌日に連れて行く事に・・・。

【2日目】
病院に連れて行き、獣医さんに診察してもらって出た診断結果は栄養失調と風邪の症状。生後2ヶ月くらいとの事。
哺乳瓶の件を獣医さんに話したら、もうしっかり歯が生えてるからそうなるね・・・(笑)と言われました・・・
これまで子猫を育てた事が無かったので無知でした(笑)

栄養失調という事もあり、200gに満たない体重でした。
ノミ取りの薬目薬を処方してもらい自宅に帰りました。
目薬目だけではなく、鼻にも注していいとの事。
聞いただけで痛そうですが・・・。
お風呂に入れるのは風邪が治ってからとの事でしたので少し身体を清拭し、2時間に1回ミルクを飲ませる・・・初めての事ばかりで四苦八苦しながら2日目を終えました・・・

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【7日目】
風邪も治り、体調もよくなって元気になってきました。テレビ(動く物)や、鏡に映る自分、色々な物に興味を示す様になりました。

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猫用のおもちゃを与えてみましたが、ちゃんと遊んでくれる様になりました。遊び疲れてぐったり・・・おもちゃを抱っこしながら眠る事も・・・。

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【13日目】
大分大きくなってきました。体重も徐々に増え、病院で3種混合ワクチンの事を聞いてみた所まだ体重が足りていないのでもう少し先かな?との事。
避妊手術はその後の状態や体調等を見て予定を決めましょうとの事でした。

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【20日目】
家の環境にもすっかり慣れ、活発になってきました。体重も順調に増え、ワクチン接種できる体重(600~700g)になりました。
ワクチン接種を終え、特に変わった様子もなく避妊手術の相談。
生後半年程で手術は受けられるとの事。
後2ヶ月弱。
それまでに体重が3㎏程になれば手術が可能との事。
とりあえず、後2ヶ月程で体重を増やせるように・・・。

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【91日目】
獣医さんと相談のうえ、術前検査の結果も問題無く避妊手術の日取りが決まりました。
手術麻酔の同意書を書いて病院へ持参。

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【92日目】
麻酔の影響も無く、無事手術(当時は1泊必要でした)を終え自宅に帰って来ました。※現在は朝一で行けば夕方には帰れます
お腹の毛を剃ってあったり、痛々しい手術の跡(当時は針金の様な物で数カ所留めてありました)※現在は違います
留めてある物にかなり違和感がある様でずっと針金引っ張ってました。
1週間後には抜糸です。※オスの去勢手術の場合は抜糸は必要ありません

【99日目】
抜糸も無事に終わり、術後の経過も良く元気に過ごしていました。
術後は術前と少し性格に変化があった様に思います(笑)
術前はおっとりしていましたが、術後は何故か威嚇する事が増えました。

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【4年目】
相変わらず元気に過ごしております。
先住猫(ミルキ)とも仲良しです。
鮎は小さい頃からミルキと一緒で親子の様にべったり。
ミルキは時々鬱陶しそうにしていましたが・・・(笑)

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【14年目】
うちに来た時は弱々しく、四苦八苦しながら日々の成長を見守ってきましたが、そんな彼女も今年で14歳を迎えます。
これまで大きな病気もする事無く、元気に過ごしています。
最近は高齢猫特有甲状腺の病気(※8歳くらいから注意が必要)が心配される症状がありましたが、血液検査の数値は何も異常無く一安心でした。
高齢の為、食べさせる物感染症等に注意をしながらこれからも日々見守って行こうと思います。

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【地域猫の保護活動】
全国各地譲渡会里親探し等、様々な取り組み実施されています。
ペットショップでのご購入をお考えの前に、一度会いに行かれてみてはいかがでしょうか?
たくさんの犬や猫達が家族のお迎えを待っています

いただきましたサポートは猫達の食事、病院代(ワクチン代、避妊手術、去勢手術)の為に大切に使わさせていただきます。