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なぜ、私たちは新卒採用を選挙で決める必要があるのか、改めて文字にしてみる。(社内向け)※2023/3/17 更新追記有

※写真は東京都知事選の掲示板を撮影された方のものをお借りしています。ありがとうございます。

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2020年7月14〜17日に弊社では、2021年度の新卒採用選挙をおこないました。仕組みは以下のとおりです。

会社説明会 → 一次面接 → 通過 → 総選挙

総選挙内容(2020年時)
□7月14-16日の3日間で立候補者は投票権を持っている人にアピールをする。
□16日の最終日には全体プレゼンの時間もある。
□リモート参加OK。

ルール(対象者の学生さん)
1.採用対象の学生さんは14-16日の3日間自由に出入りできる
2. 金銭などの賄賂はなし(※これは当然といえば当然かw)
3.社員と個人的な連絡先を交換しない

ルール(投票権を持っている社員)
1.採用予定人数分の票数を持っている(ただし、重複投票はできない)
2.選挙期間中は学生さんから話しかけられたら、仕事の手をとめて話を聞く
3.自分の上司、先輩になったらいいなーという人を探す

ルールなどは最低限にしています。弊社ではちゃんとした総選挙ははじめてですが、今回はその経緯をまとめています。

前職で悩んだ結果生み出された仕組み

10年くらい前の話になります。
前職で、僕が人事担当として、新卒採用をはじめました。

当時から「逆ピラミッド型組織」や「サーバント・リーダーシップ」を推奨していた会社です。

当時、「すごい会議」という本が流行っていて、その冒頭に

「君たち面接官のミッションは我が社の社長候補を探してくることだ」

という一文がありました(うろ覚えですいません汗)。

当時私が採用担当として心がけていた、
「カルチャーマッチ」
「スキルの見極め」
「主体性の度合い」
とか関係なくひっくり返りました。

無意識のうちに自分が面接官として、見極める側のマインドセットになっていたのです。これが根底から覆されました。見極めるというか見定める!になってましたね。

要は、自分より優秀な人を採用してくることが、使命(ミッション)なんですよね。この本の影響で、面接が変わりました。そして、自分の上司探しをはじめたのです。

声の大きさがそのまま人事に反映される危険性

当時はまだ新卒採用を始めたばかりで、媒体へもあまり予算をかけていませんでした。当時おそらく30名ほどが一次試験を受けて、二次に進もうとしたのが20名程度だったと記憶しています。採用予定枠は3名。一次面接を担当した面接官同士のミーティングが始まり、

私「この子よかったよ!」
CC責任者「この子もよかったですよ!」
別のスタッフ「いや、この子よかったんですよ!!」

それぞれの推しアピールタイムになり、決められない状態に。。。
その時でした。

私「それなら、選挙やってみようか」
スタッフ「???!!!」

このままだと声の大きい人の採用になると危機感を覚えたのです。基本的に保身だけを考えている人は、採用に関わると

「自分が使いやすい人」
「自分より能力が劣る人(自分の立場が危ぶまれるから、優秀な人はいらないと無意識ではたらき、粗探し前提の面接になる)」


になります。これは成長前提での組織からしたら、はしごの掛け違いの第一歩。こうならないような仕組みにしようと思いました。

結果として、熱量ある学生が採用できた。

10年も前の話ですが、このとき採用した学生は5人。
それぞれの場所で活躍していてほとんどが経営の中枢を担う職についています。
(まぁ、あくまで結果論)

決意をした人と主体性を持った人が採用される


今回の立候補者は8名。希望職種はバラバラでしたが、共通しているのは
「この会社に入りたい!」と強く思った人です。そして、
「選挙に出よう!」と決意した人です。

仕組みを運用しながらおもいますが、


僕にはできない。。。

選挙ってすごくないですか?

3日間も時間を空けて、
会社に通い、
社員とコミュニケーションをとって
最後の日にプレゼンを行うわけです。

そして、すごくがんばったとしても不採用になる可能性がある。

不採用になったら、自分が否定されることと同義なので、普通は嫌ですよね?当時の僕には無理だった、、、

(そもそも、当時の私は一次面接にも受かっていないかもしれませんが、、、)

以上の理由から無条件で2つの素質をクリアしてもらえるのです。

まとめ

1.ミッションからぶれずに、優秀な人を採用する。

2.人事権に公平性をもち、みんなで関わる

3.お互いきれいな嘘をついているので、なるべくその嘘を減らす
 (追記:ミスマッチを減らす)

が、選挙を続ける理由になります。
これがなくるときとか、人数が増えてくるときはまた制度疲労を起こすので、そのときは変化をおそれず話し合いながら、変えていきましょう!

補足:メンバーを迎えるこちら側は?

迎える側のミッションを明確にしておきます。

本人ががんばって出世しても、
独立しても、
他所に行っても、
どこにいっても、

恥ずかしくない
ポータブルスキルマインドスキル
持てる手助けをする。

それが結果的に、「結果を出すことをサポートすること」につながるので。

追記:2023卒の方へ

ここからは2022/4/12に追記更新しています。
去年から外的要因の影響でオンライン説明会に移行しています。
先日久しぶりに僕自身が説明会に参加しました。
おおまかに伝えたことを改めてまとめると、

「私たちの上司にしたい人を探している」
「世界に一緒に行ってくれる人を探している」


です。直接対面での面接が難しい時期だし、選挙参加の場合は会社にきてもらわないといけないですが、会社は感染対策を万全に学生さんを迎え入れるようにしています。迷っている方は、まずエントリーしてください。

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