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質とスピードのどちらを取るかについて

はじめに

仕事をしていると、「質とスピードのどちらを優先するか」という問題に直面することは多々あると思います。

質を優先するか、スピードを優先するかは、状況によっても変わるので、一概にどちらが正解というのはないと思います。

そして、もちろん最終的には「質の高いものを早く仕上げる」ことができるようになるべきですが、そこにゴールはないので、常日頃それぞれバランスよく磨いていく必要があります。

ただその過程において、

・質にこだわって仕事をしつつ、だんだん早くできるようにするか

・スピードにこだわって仕事をしつつ、その質をあげていくか

という、2つの道のどちらを選択するのがよいかという部分について僕なりの考えを書こうと思います。

人によってタイプがある

まず、人によって質重視タイプか、スピード重視タイプかっていうのがあると思います。例えば、完璧主義の人は質を重視しがちだし、効率主義の人はスピードを重視しがちです。そして特に意識をしていない人は、自分のタイプに従って仕事をしていると思います。

ここに1つ問題があると思っていて、自分のタイプに従って仕事をしていると、質かスピードのどちらかに偏って仕事をする人になる恐れがあることです。

質を重視しすぎる人は、改善サイクルが当然遅くなります。質を高めた結果、改善点が1つもない状態までいけばよいのですが、そんなことは滅多にありません。そうなるとフィードバック(以下FB)をもらうのが遅いので、改善までのサイクルに時間がかかってしまいます。

一方で、スピードを重視しすぎる人は、FBをもらうのは早いのですが、質が低すぎると十分なFBがもらえないリスクがあったり、FBをもらう回数が当然増えるので、FBをする人の負担も増えてしまいます。

こういった状態になるのを避けるための1つの解決策として、「自分のタイプと逆の方を意識して仕事をする」のが有効だと思っています。自分が質重視のタイプならスピードを意識して、自分がスピード重視のタイプなら質を意識して仕事をするということです。

なぜなら、自分のタイプは意識していなくてもある程度実践できるからです。

質重視のタイプは、どんなにスピードを意識して仕事をしても、質を落とすことに気持ち悪さを感じるので、最低限の質を保つことができます。同じことがスピード重視のタイプにも言えて、どんなに質にこだわっても、仕事が進まないことにストレスを感じるので最低限のスピードを達成ことができます。

結論

まずは、自分が質とスピードのどちらを重視しがちか考えてみましょう。そのうえで、自分と逆の方を意識して仕事をすることで、バランスよく質とスピードに磨きをかけることができると思います。

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