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作業時間の見積もりの甘さを改善する

いままで、いろんな失敗や挫折を繰り返してきましたが、「窮すれば通ず」的な格言より、「貧すれば鈍する」的な格言の方が、真理だと思うんですよね。

貧すれば鈍する
貧すれば鈍するとは、頭の回転が早く賢い人でも、生活が貧しくなってしまい金銭的な余裕を失ってしまうと心までもが貧しくなり判断力が鈍ったり知恵が衰えたりするなど、愚かな人間になってしまうという意味
引用:weblio辞書

だから、物心ともに豊かでありたいわけです。まぁ、誰でもそうですけれど、やっぱり意図的に狙っていかないと、叶わない部分もあるでしょう。

それで、なんでいわゆる「貧乏暇なし」状態に陥ってしまうのか……という部分をよく考えねばなりません。

ここで「貧にして楽しむ」なんて言葉もあるくらいだから、自力でなんとかしようと思ったら、まずは心の持ち方を整えることが先決だと思うのです。心に余裕を持つということですね。

うっかり「心に余裕を持つ方法」なんて検索しようものなら、だいたい、深呼吸するとか、他人と比べないとか、そういう方法論にたどり着いてしまいます。

なんというか、そういう問題じゃないと思うんですよ。

心に余裕がある人とない人が比べられがちですが、実際は、心に余裕がある時ない時があるという感じだと思います。

じゃ、ある時とない時、どう違うのかというと、自分で思い通りに使える時間があるかないかだと思うんです。少なくとも、わたしの場合は。

文字通り、「貧乏暇なし」というのは、働き詰めで時間がないということですね。これは、時間あたりの収入が少ないから働き続けなければならないという場合と、自分で抱えきれないほどの仕事を入れてしまう場合がありますね。両方の場合もあるかもしれませんが。

個人で仕事を請け負う場合は、慣れないうちは、どちらかというと、後者の方が多いように思います。

というより、作業時間の見積もりが甘くて、思ったより時間がかかってしまい、結果として「時間あたりの収入が少なくなる」し、「自分で抱えきれないほどの時間を消費する」ことになると思うのです。

まぁ、ただの不手際といえばそれまでですが。

それで、自分の「作業時間」の見積もりの甘さって、なかなか改善できないように感じていたのですが、やっぱりありました、そういう法則。

計画錯誤
人は、「過去に計画どおり進まずに失敗した経験を持ちながらも、プロジェクトの完成に要する時間を過小評価する」という傾向があります。これを、行動経済学者D・カーネマンらは計画錯誤と名づけました。
引用:夏休みの宿題も仕事も達成困難 最悪招く計画錯誤とは

こういう心理法則があるならば、それを踏まえて、計画を考えるしかありませんね。

ただ、たとえば、身近な人が「このくらいの納期でやり切る」って言っていても、「いや、それは無理でしょう……」って思うことって多いですよね。

自力で計画しようと思うから、こういう心理法則に捕らわれるわけで、信頼できる誰かに作業見積もりを第三者的な視点で見てもらうのはアリかもしれません。

作業に関する適正な時間を計画して、しっかり自分の時間を確保し、無駄を楽しめるくらいの心の余白を作りたいものです。

ち、ちなみに、今日の日記は想定以上に時間がかかって、涙目です……。

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