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過去からの応援

昨日、「自分を変えたい」と思ったときにどうするか……というような日記を書いたら、今日、「今のままではいけないと思って、富士山に登った」という方のお話しを伺う機会に遭遇しました。(このところ昨日、○○について書いたら、今日●●だった……的な話、多いな)

その方は、富士山を1合目から一人で登ったとおっしゃるのです。お話しを伺うと、どうやら登山経験も無く、初めて登ったのが富士山だということで。

「何をやってもうまくいかず、もうダメだと思ったけれど、このままではいけないと思って、富士山を登ろうと思ったんです」と語り始めたときには、わたしは格好いいなぁ……と思ったけど、同時に「なんでいきなり富士山?」と思ったのです。

率直にお尋ねしたところ、「8年くらい前に、富士山に登ろうと思って、装備も一式用意したけれど、結局、登らなかったんです。そのまま装備一式が置いてあったですよ」とのこと。

そのとき、「計画」も立てていたそうで、その計画表も置いてあったとか。

「このままではいけない」と思ったときに、その装備一式と「計画表」が目に留まり、その計画表が、まるで過去の自分からの手紙かのように見えたそうです。

「いま、また諦めたら、もう2度と登る機会が無いに違いない」

そう思って、その「計画表」に従い、ダメ元で宿泊所へ連絡してみたところ、奇跡的に空きがあって、導かれるように登ることになったと。

結局、3日かけて1合目から山頂まで行き、無事に戻られたとのことで。

「そのときは、目の前のことを淡々とこなしているだけ……という感覚だったけど、振り返ってみたらこの経験があったから今があると思えるようになりました」とおっしゃっていました。

なんか素敵だな……と。大きなチカラに突き動かされて、変わっていくっていうことってありますよね。

昔に諦めたけど、なんとなく心に残っていることは、昔の自分からの応援なんだろうな……って思います。

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