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再び、迷走が……│回想記12

無駄に長くなってしまった自分語り。12回目となりました。あと3回くらいで終えます。(そんなに続くのか……)

前回は、ラジオ出演をしたところ、放送後に「古本屋をやってみたいからお話ししたい」という旨のお電話をいただいた……という話でした。

……ということで、早速、お電話くださった女性にお会いしに行くことに。

呼ばれた場所は、甲府駅(山梨県)の北口から徒歩圏内の古民家でした。お話しを伺うと、古民家の活用方法を考えていたところ、ラジオで古本屋のことを聞き、興味を持ったとのこと。

声をおかけくださったのは、60代くらいの女性で、昔から本が好きで、本屋さんをやってみたかったということでした。古民家そのものは、いくつかお部屋があったので、古本屋として活用する以外に、マルシェのようなカタチでお店をやってみてはどうか……という提案をしつつ、運営について考えました。

何度も打ち合わせを重ね、わたしは本を供給しつつ、お電話くださった方がお店番……というような感じになるかな……というところでまとまりました。

……が。

お話しを進めるうちに、古民家の所有権が、お電話くださった方に無いというような、ちょっとした“大人の事情”で、話が御破算となってしまいました……。ぎゃふん。

まぁ、物事、そんなにうまくいきませんね。タイミングじゃなかったのでしょう。

そこで、なんとなく……という感じではあるのですが、確かこのあたりで、いままで独学でやってきた製本を、ちゃんと学んでみようかと思い立つんですね。

いろんな製本教室があるのですが、わたしが作っていたのは豆本だったので、豆本作家の方を探しました。例によって、書籍をいろいろ見ていて、素敵だと思った著者の方に連絡を取り、会いに行く……という暴挙に出ます。

具体的なお名前は出しませんが、いまでは世界的に豆本を出している方です。

ぜんぜん、弟子を取る……ということはしないということだったのですが、古本屋をやっていることや、出版社を復興させようとしていることなどから、かなり懇意にしていただきました。

……が。(本記事2度目)

めちゃくちゃ職人気質の方だったことに加え、わたしのコミュ障っぷりを発揮してしまい、最終的には仲違い状態に……。(いろいろな不慮の事故?もあったのですが……。しょぼん……)

やっぱり、自分でやるしかないな……と思ったのでした。

ただ、本の作り方を習得したことで、本のことを知らないコンプレックスみたいなものから、多少開放されたことと、本そのものの特徴を掴むことができたように思います。

そんなわけで、本には3つのストーリーがある……という持論?を次回に書きます。まだ続くのか、自分語り……。

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