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クラウドファンディング その參

製造遅延と世界情勢


日本でも猛威を振るうオミクロン株、日本政府の対応は後手後手で段々と自粛にも飽きて大したことないと思い始めてはいないだろうか。

一般的に海外からの輸入物を購入する時の費用に含まれる輸送費は定価を安くする為に1番安い船便の運賃となる。
船足はヨーロッパからで大体2ヶ月、米国やオーストラリアからは概ね1ヶ月掛かる。

どこでもドアがあるわけでは無いから
生産がされてから2ヶ月くらいで日本に到着

クラウドファンディングはショッピングではなく、これから商品化する為の開発資金として出資の意味合いがあるので、仕様が変わる事や、今ならコロナの影響で現地の工場がいきなり休業させられたりと製造が遅延するのは当たり前の事だ。

誰かの誕生日やらクリスマスだののプレゼントに買ったのに届かないなんて日常的にある。 
ショッピングじゃないから納期は確約ではない。
それに生産者は見ず知らずの他人の誕生日なんてどうでもいいだろうし、寧ろ考えるわけがない。

よく遅れたなら航空便で手配しろと安易にクレームをつける輩もいるが、コロナの影響で一時期航空運賃は2倍から6倍になっていた。

航空便で手配しろと言う輩は世界情勢を無視して価格に含まれない航空便費用を負担出来るのだろうか…。

そもそも開発者は基本的に大手のメーカーではない。日本からの資金でやりくりする家族経営などの弱小メーカーが殆どである。
しかも海外、日本のように電話1本で必要な物が翌日届く事もない。

日本だったら怠慢にみえる対応が海外では当たり前な事もある。日本での常識は海外では通用しないのだから。

ある企業では日本人だけが煩いと感じるようだ。要は諸外国では許容範囲という事

全世界的にコロナウイルスが蔓延している中、海外からの荷物には少しは寛容になれないものだろうか。

筆者はイタリアにいた事があるので長い行列で順番を待っていた銀行窓口が直前で担当者が休憩時間になるからとピシャっと閉められた事もある。
電車の遅延も当たり前で、たまに早く到着した時こそ逆に皆が顔を見合わせてソワソワしたものだ。






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