【勉強法】「何のために勉強する?」勉強する5つの目的
勉強しないといけないの?
「なんで勉強しているんだろう」「勉強なんて意味ない」と思っている中高生は少なくないです。
一方、大人になって「なんでもっと勉強しなかったんだろう」「若いうちに勉強しておけば良かった」と後悔する人は結構多いです。
勉強は「絶対にしないといけない」わけではありません。
ただ、多くの中高生は「勉強した方が良い」とは思います。
勉強以外に自分がどうしてもやりたい事があるならば、勉強と天秤にかけた上でやりたい事を選ぶのは問題ありません。
例えば、絶対にプロ野球選手になりたい中高生であれば、勉強に時間を割くよりも野球の練習をした方が良いでしょう。
ただ、プロになれる人はごく少数です。多くはプロになれずに涙を飲んで社会人となっていきます。この現実を知ってもなお、プロを目指す中高生は練習に励むべきです。
一方、そこまでプロに強い夢がないのであれば、勉強することは非常にメリットが多い行為です。
プロ野球選手になる人数よりも難関大学に合格する人数の方がはるかに多く、難易度としては簡単です。また、運動神経は遺伝の影響もありますが、学力はほとんど遺伝しません。
よって、多くの中高生は勉強に精を出すことで、その恩恵を受ける可能性が高まるのです。
では、その恩恵・メリットについて解説すべく、勉強する理由・目的を5つ紹介します。必ずしもこの5つだけが正解とは限りませんので、自分なりに勉強する目的を考えてみるのも良いでしょう。
勉強する5つの目的
将来お金を稼ぐため
いきなり生々しい話で恐縮ですが、勉強して偏差値の高い大学に入るほど、社会人になった時の年収は上がります。
もちろん、勉強せずとも社長になったり、YouTuberとして稼いでいる人もいますが、平均的に見れば良い大学の出身者ほど大企業に入って年収も上がるのです。
出身大学別年収ランキング(https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_99)によると、40歳時の平均年収で東京大学卒の1,092万円を筆頭に、旧帝大や早慶上理などの難関大学出身者が年収ランキングの上位を占めます。
年収が高ければ、自分のやりたい事もできますし、欲しいものも手に入ります。
生活していく上でお金は無くてはならないので、家計も楽になります。
「お金のために勉強するなんて...」と思われるかもしれませんが、現実問題としてお金は必要なのです。
中学・高校で勉強をしなかったせいで、社会人になった時の年収が低くなってしまうのは非常にもったいないです。将来お金を稼ぐために、中高生のうちに勉強することはこれだけでも意味があると思います。
将来の選択肢を増やすため
勉強をして知識や経験を増やすほど、将来なれる職業にも幅ができます。
例えば医者や弁護士は、必死に勉強をして医師免許や弁護士資格を取っていますが、医者や弁護士以外の職業、例えばエンジニアや営業職にもなれるでしょう。
逆に、エンジニアや営業職の人はいきなり医者や弁護士にはなれません。
また、難関大学を出ていれば大企業にも就職しやすいでしょう。もちろん中小企業やベンチャー企業にも就職可能です。
転職の際も、難関大学出身という学歴があるだけで、選考で有利に働くことは間違いありません。
学歴は必要ないと言う人もいますが、学歴はあるに越したことはないです。
高度な知識と経験を持っていれば、ある程度どんな仕事・職業にもなれるのです。勉強が苦手な中高生にとって、この現実は残酷ですが一念発起して勉強に励みましょう。
人の役に立つため
人・社会の役に立ちたいから勉強するといった理由もあります。
学校の先生、通訳者、ITエンジニア、建築家になりたいなどの目標や夢は、下記コラムでも紹介している通り勉強の強力なモチベーションになります。
大学の工学部なら工学の分野で、法学部なら法律の分野で活躍できる可能性が高まります。
明確な夢や目標がなかったとしても、将来どんな分野で活躍していきたいかをざっくりと考えるだけでも勉強の動機になり得ます。
過去に偉大な発明や発見をした研究者も、人の役に立つことがしたいからという理由で研究していた人も多いです。
また、社会人で活躍する際には、中高生とは違い答えのない問いを考えることがほとんどです。
中高生の勉強は答えが一つの問題を解いていきますが、社会では答えがないものを考えていく力が必要です。
一つの答えも導けなかった人が、答えのない問題を解決できる可能性は薄いと言えます。活躍して人の役に立ちたいのなら、まずは学校の勉強と向き合うべきでしょう。
人生を豊かにするため
勉強をして様々な知識が付いてくると、ものの見方が変わります。
いや、変わるというより色々な角度からものを理解することができるようになります。
例えば台風や雷などの自然現象は理科(物理・化学)を学んで理解していれば、現象の理由や仕組みが分かります。また、観光旅行であれば社会(歴史・地理)を深く学んでいれば、歴史的背景や地理的原因から物事を考えることもできます。
このように、ただ自然を眺めていたり旅行をしているのと、自分の知識と結びつけながらするのとでは見える世界も得られる満足感も違ってくるのです。
旅行に行くときにガイドさんが案内や説明してくれた時の旅の充実感を考えれば、何も知らない世界と知っている世界との差は明らかです。
知識や経験が豊富な人は、その分だけ人生を満喫できると言えます。
知的好奇心を満たすため
「勉強をして新しく知ること自体が楽しい」「なんでこうなるのか知りたい」「昨日分からなかったことが分かって嬉しい」から勉強する人もいます。
知的好奇心を満たしたり、自己成長を感じられることが勉強する理由になっているのです。
塾長は、主にこのタイプの人間です。
事象の理由や物事の成り立ちが気になって、つい勉強していました。
勉強をして知識が増えることも、解ける問題が増えること自体が楽しかったのです。勉強は将来に役に立ちそうと漠然と思ってはいましたが、好奇心が勉強に向かうエネルギーとなっていました。
以上、勉強する目的を5つ紹介しましたが、どんな目的で勉強をしていても構いません。
あくまで勉強は自己実現のための手段です。自分のなりたい夢、やりたい事、満たしたい欲を叶えるために勉強を頑張っていきましょう。
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