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【勉強法】成績上げずに内申点を上げる方法

内申点の決まり方

内申点の上げ方を知る前に、まず内申点の決まり方を知っておく必要があります。どのように内申点が決まるのかが分からなければ、具体的な上げ方も分からないからです。

内申点は下記3つの観点で評価され、1~5までの5段階で評定が付きます

  • 知識・技能

  • 思考・判断・表現

  • 主体的に学習に取り組む態度(主体性)

これらの3つの項目は、定期テストの点数と平常点(授業態度や提出物の出来具合など)で決まります
ただ、「知識・技能」と「思考・判断・表現」は定期テストと平常点の両方が加味されますが、「主体的に学習に取り組む態度(主体性)」だけは主に平常点で決定します。
つまり、定期テストの成績を変えずに内申点を上げるためには、平常点を上げて「主体的に学習に取り組む態度」の評価を上げることとなります。

次の章から、具体的に平常点の上げ方を紹介していきます。
これらの方法で塾長は、中学生の時に苦手だった科目で「1学期:4」→「2学期:4」→「3学期:5」を達成したこともあります。


ノートと課題でアピール

平常点のうち、目に見える形で評価されるのがノートと課題・提出物です。
ノートを雑に取っていたり、課題でやっていない箇所があると減点対象になります。

ノートと課題で平常点を上げるには、下記ポイントを意識しましょう。

  • 丁寧な字で書く

  • 課題は全て取り組む

  • 期日までに提出する

  • 先生がボソッと言ったことをノートに書く

  • 自分で大事だと思ったことをノートに書く

  • 課題で分からなかった箇所にコメントを書く

  • 課題で間違えた問題は2回目を解いて貼り付ける

学校の先生が黒板に板書したことをノートに写すのは当たり前で、プラスアルファで何か感じたことや先生のぼやきをノートに書くと良いです。
課題についても、ただ解いて間違えたら赤ペンで修正するのは当たり前。なぜ間違えたのかや、答えまでの考え方、解き直したものを課題に貼り付けておくと平常点は上がりやすいです。

塾長は、学校のワークで間違えた問題について2回目をノートに解いてから、その部分のノートをワークに切り貼りしていました。
間違えた問題は2回3回と解くのがテストの点数を上げる上でも重要ですし、どうせ2回目を解くならワークに貼ってアピールしようという狙いもありました。
ワークを提出する段階では他の人のワークの2~3倍の厚みになっており、これは強烈なインパクトがあったのか評価は最高点でした。

つまり「他の人より頑張ってノートと課題に取り組んでます」ということを先生にアピールすることが内申点を上げるコツの一つです。
また、ノートと課題を一生懸命やれば、理解も深まるので当然テストの点数も高くなって内申点はさらに上がりやすくなります。


積極的に授業に参加

平常点のうち、ノートと課題以外に評価されているのは授業態度です。
授業中は下記ポイントを意識しましょう。

  • 寝ずに集中してノートを取る

  • 積極的に手を上げる

  • 周りとおしゃべりしない

  • 話し合う時間は積極的に発言する

  • たまにうなずく

「積極的に手を上げる」ことは、成績が良くないとできないと思われがちですが、それは違います。
学校の先生は難しい問題ばかりを手を上げて答えさせることはしません。
最初はごく簡単な問題から聞いてくるので、その時は必ず手を上げましょう

たとえ間違えても気にすることはありません。
手を上げて答える姿勢こそが平常点に繋がっているのです。
また、間違えた問題は自分の記憶にも残りやすいので、テストまでに復習してできるようになっていれば何も問題はありません。


先生に質問する

「主体的に学習に取り組む態度」を決める平常点は概ねノートと課題、授業態度で決まります。
ただ、他にも平常点を上げる方法はあります。

「主体的に学習に取り組む態度」は、生徒の主体性を先生が見て評価しています。
主体性はノートや課題、授業以外にも発揮することができ、その一つに「先生に質問する」ことが挙げられます。下記に示す例を参考に、積極的に質問すると良いでしょう。

  • 授業で理解できなかった箇所を授業後に質問する

  • 宿題で分からなかった問題を職員室まで聞きに行く

  • 勉強の仕方やコツを先生に相談しに行く

「主体的に学習に取り組む態度」はあくまで主体性を評価しているのであって、どれくらい理解できていて問題が解けるかは評価対象外です。
なので、理解できていない箇所や問題があれば質問することによって、理解し改善しようとする姿勢=主体性があると評価されます。

また、授業中以外に質問すると、自分と先生は1対1で話すことになります。その分、先生の頭に印象に残って評価は上がりやすくなるのです。


先生に目標を伝える

受験生であれば特に志望校ややりたい事といった目標は決まっていることも多いかと思います。
目標がもしなければ、下記コラムで紹介していますが、成績を上げるためにも目標を持つと良いです。


目標がある場合は、その目標を先生に(担任の先生だけでなく教科ごとの先生にも)伝えましょう。
志望校は、今の自分の学力や内申点より少し高めの学校を選んでいる人も少なくないので、今の自分の状況と志望校をセットで言いましょう。
その上で、授業にもテストにも真剣に取り組んでいる姿勢を見せれば、例えば内申点が3か4か(もしくは項目ごとの評価がAかBか)で迷った時に有利に働きます

学校の先生も人です。情はあります。心も揺らぎます。そして、特に平常点は印象で左右されます
頑張っている姿と目標の高さを知っていればなおさら、迷ったときに助けてくれるでしょう。

塾長は、中学生の時に先生から「いつも頑張っているし今回はおまけな。受験頑張って。」と評定5をもらったことがあります。
ただ、これは評価の分かれ目で迷ったときの話です。評価が完全にBなのにAになることや、完全に3から4になることはないので注意してください。

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