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【勉強法】定期テストの戦略的勉強法


定期テストに向けた戦略の重要性

「定期テストまでにどう勉強すればいいか分からない」「定期試験で良い点数を取りたい」中高生も多いはず。
そんな中高生のために、定期テストに向けた戦略的勉強法について解説します。

何か目標を達成しようと思った時、その目標を達成するためにどう行動していくかというのが「戦略」です。
中高生の場合、スポーツやゲームをする際の「作戦」と同じだと思ってもらって構いません。

スポーツで相手に勝とうとしたら作戦を立てますよね。
相手の実力やくせ、対戦成績などと自分の実力や強みなどを考慮して勝つための作戦を立てるはず。作戦を立てずに挑んでも、相手が格下なら勝てるかもしれませんが、格上であれば絶対に勝てません。

勉強では、相手となるのは自分よりも実力が上のライバルばかり。
つまり、勉強にも戦略が必須なわけです。志望校合格するための戦略、テストで良い点数を取るための戦略など、目標に合わせた戦略があります。
今回は、定期テストに向けた戦略的な勉強法を紹介していきます。


戦略①勉強計画

定期テストでの点数アップを目指すにあたり、まず勉強計画を立てましょう。計画もなくやみくもに勉強を進めていては、目標達成ができる目途がいつ立つのかすら分かりません。

定期テストまでの期間、毎日の勉強を迷いなく進めるためにも、勉強計画が重要なのです。
定期テストの勉強は、テスト前の2週間前に始めるのが理想的です。
ただ、この場合でも日常的に1~2時間の勉強習慣があるとなお良いです。

テスト範囲は1週間前にしか分からない学校もありますが、大まかな範囲は予想できるはず。部活動もあるかもしれませんが、部活動のことも考慮して勉強計画を立てるようにしましょう。

勉強計画は下記手順で立てるのがおススメです。

  • 目標を立てる

  • 現状の学力を把握する

  • やるべき勉強内容を書き出す

  • 年間→1日単位に計画を分割する

各項目については下記コラムで具体的に説明をしています。
定期テスト2週間前に勉強計画を立ててみて下さい


戦略②勉強の質を高める

勉強の質が低いと、同じ時間で同じ内容の勉強をしていても内容が頭に残っていなかったり、成績が上がりにくくなります
例えば、問題集10ページを1時間でやるとしても、テストの点が20点上がれば10点しか上がらなかった人より勉強の質が高いこととなります。

この勉強の質を決めるのが勉強法です。
どんな内容をどんな方法で勉強するのかによって、勉強の質は飛躍的に向上します。

定期テストの点数アップに向け、勉強の質を高める勉強法を2つ紹介します。

  • 演習する問題を取捨選択する

  • 演習のスピードを意識する

まず、問題には3種類あり「初めてでもできる問題」「解説を見れば分かる問題」「解説を見ても分からない問題」があります。
この中で、成績を上げるには「解説を見れば分かる問題」をテストまでにできるようにすることが必要です。

成績が良くない中高生は、問題集の難しい問題までやろうとして、解説を見ても分からない状態で必死に赤ペンで答えを書き写しています。
テストで30~40点の人が90~100点を取れる人が解くような問題を理解しようとしても、いきなりは到底無理です。

解説を見ても分からない問題は捨てて(テストまでに2回目の演習は不要で)、解説を見れば分かる問題の演習を徹底しましょう。
これだけで点数が50~60点まで良くなりますよ。

また、テストは常に時間との戦いでもあります。
普段の問題演習で時間を気にせず解いていると、テストでものんびり解いてしまって時間が足りなかったり、急いで解いてしまってミスを頻発してしまう恐れがあります。
演習する際には、制限時間を決めて解くようにしましょう。


戦略③勉強の量を高める

いくら勉強の質を高めても、そもそもの勉強量が足りなければ成績は上がりません
勉強を毎日30分しかやらない人と毎日3時間やる人とでは積み重なって圧倒的な差が出ます。

また、同じ3時間の勉強時間であっても、問題集を10ページ進める人と20ページ進める人とでは当然成績の伸び具合が変わります。よって、勉強時間と勉強量は多い方が目標達成の可能性は高まります。

勉強時間については、1年生は平日1時間、休日2時間が目安。2年生は平日2時間、休日4時間が目安。受験生は平日4時間、休日8時間を目安に勉強しましょう。
なお、目標や現状の学力によって必要な勉強時間は大きく左右されるので、自分に最適な勉強時間を考えてみて下さい。

また、勉強量に関しても目標と現状の学力次第です。ただ、勉強量について守ってほしいことが1つあります。
それは、「間違えた問題は3回繰り返す」ことです。

間違えた問題の解説を見て理解したつもりでも、翌日や翌週に再度解いてみると解けないことはよくあります。
1回だけでは完全に理解することはできないので、3回は復習しましょう。
定期テストに向けた勉強を2週間前から始めた場合は、翌日・3日後・翌週に再度解き直しをしましょう。

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