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白く募る


ファーの毛並みを撫でながら
君の前髪
その一本に触れたいと願う
0.08ミリの光源

置き去りの夢が
寝転がってる冬の原
掬い上げたい
君ごと全部

仮初でも会いたくて
深々と
恋しさだけが
積もっていく



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