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妄想ロンギング



這い上がれない深海で
息をするのは御免です
社交辞令の挨拶ですら
鳥肌立つほど嬉しくて
尻尾を振ってる姿など
誰が想像できましょう
現実という名の水面下
何が起きていようとも
憧れてしまった箱の中
6インチの狭い世界で
ひと言おいでと抱擁を
一度だけ私にください

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