野良猫へ還るとき
浮遊する
薬指の優しさ
犬歯の愛らしさ
足りなかったのは
時間だけだったか
知らないことは幸せか
識ることは未来か
放たれたゲージが
狭かったのだ
二人で得る悦びと
開きっぱなしの扉
温度差に眩暈がしていた
利口ではないが
愚かな儘でもいられず
心に挿入されたのは
悲しい自由もあるということ
施錠をし
鍵は捨てよう
さあ忘却の宴だ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
浮遊する
薬指の優しさ
犬歯の愛らしさ
足りなかったのは
時間だけだったか
知らないことは幸せか
識ることは未来か
放たれたゲージが
狭かったのだ
二人で得る悦びと
開きっぱなしの扉
温度差に眩暈がしていた
利口ではないが
愚かな儘でもいられず
心に挿入されたのは
悲しい自由もあるということ
施錠をし
鍵は捨てよう
さあ忘却の宴だ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?