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羽衣

君の無垢な横顔が好きだった

もう 計算でしかない
僕の表情は醜くて

恋人のように繋いでくれた
この手だって
本当は汚れていたんだ

憂鬱が好きで
孤独が好きで
この身を隠す雨が好きで

そんな僕にでも
いつか その背に
愛の衣を羽織わせてやることができたなら

君の奥に棲み続ける
その哀しみを消し去る程の

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