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ソーダ心中


ビー玉を愛でる君は水彩画
時を分かたず
眺めていたかった

カランコロン
下駄が鳴るたび
鼓動が速くなる
あゝ
見ないのに
君は決して
此方を見ないのに

この思いは
炭酸の泡と共に
いつしか
気化していくのだろう

飲み干せぬまま
気づかれぬまま


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