脳の働きと人の動き
人含めて動物は顔の向いてる方向に運動が行いやすいという決まりみたいなものがあります。
逆に言うと顔が向いてない方向には運動はしにくくなるという事。
ただ人は大脳が発達しているので、顔の向いてない方向にも自由に体を動かすことができますがその他の動物は基本的に顔の向いている方向にしか移動は出来ません。(横を向きながら走る犬はいませんよね😅)
ここで考えたいのは、高齢者の場合、より原始的な脳の機能が優先されていくという事。
つまり大脳の新しい領域、新皮質とかそういった複雑な動きに対しての反応っていうのが弱くなるので、当然顔の向いてる方向とは逆の方向に体を動かすなどの複雑な動きは不安定になります。
そう考えると、高齢者の運動能力向上と言う点では、体の動かす方向と顔の方向を一致させる事がとても大事になると考えられます。
当然複雑な動きを訓練していくこと大事ですが、高齢者の場合はその能力の上げ幅というところではどうしても限界がありますので、より原始的な動きを鍛えていく事が老化対策の1つの戦略となります。
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