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プレゼントだらけのクリスマスラン

このnoteではランニング事に関して、書いています。
今回もランニングの事なのですが、去年のクリスマスに今年のフルマラソンの練習の為に走ったのでその事を書きます。
いや、その事を書かないといけない状況になりました。

■プレゼントを買いに渋谷に


若い頃は常に斜めから世の中を見ていて何かとイラついていたクリスマス。
クリスマスにイチャイチャしてるカップルになんかは特にイラついていた記憶だが、年齢を重ねて、いつ頃からそんなカップルを見てもイラつかなくなっていた。
今でも私自身はイベント事などを大事にするタイプの人間ではないが、世の中や街全体が浮かれている雰囲気は今では微笑ましく感じる。
25日のクリスマス当日は仕事が休みだったので、自分にクリスマスプレゼントを買う為に渋谷に買い物ランニングをする事にしていた。
私は渋谷クロスFMで隔週土曜日で番組をやらせていただいている。
その渋谷クロスFMはサテライトスタジオで渋谷の人気スポット宮下パークの近くにあるので人通りが多く、いつも渋谷の雰囲気を間近で感じる事が出来る。
クリスマスの渋谷の人の多さも分かっているが、渋谷のビックカメラに私が欲しいランニングウォッチが売っているので渋谷に向かう。
今、使っているランニングウォッチは老眼の私には文字盤が小さく見え難く、ランニング番組のロケで止まって人と話している時に微妙に進んで記録する様になっていた。
これから、7年振り、そして50歳を越えてからは初めてフルマラソンにチャレンジするのだから、モチベーションアップの為にも買い替えたかった。
このランが最後かと思いながら、長年使ったランニングウォッチを付けて家を出る。

■楽しいはずのクリスマスランニングなのに


12月は既に100km走っていたが、
このクリスマスランで20km走り、年内に30㎞走をする予定をしていた。
練習量は大丈夫だ。
ここで新しいランニングアイテムを投入し、もう一段階モチベーションを上げれれば、気持ち良く3月10日の静岡マラソンに挑めるはずだ。
ガーミンのForerunner255を買うと決めていた。
新しいForerunner265も売ってるのは知っているが、ラン仲間が使っていたForerunner255の機能を聞いていて、機械オンチ、ITオンチの私にとっては255でも十分過ぎる。
使わない(使いこなせない)機能がいっぱいあるっぽい。
パソコンを買い替えた後も同じ様な事を思っている。
「俺の手元に来たばかりにお前のスペックを使いこなさず、ネットショッピング、ゴシップ記事の閲覧に使って、すまなかった。」とWindowsを閉じる音を聞く度に思っている。
話はそれたが、新しくアイテムを購入するのはワクワクする。
天気も良く、ランニング日和だ。
汗をかいて渋谷で買い物するのがイヤだったので、ウォーキングでビックカメラに。
ビックカメラの中のランニングウォッチコーナーに着き、Garminの他にもスントなども置いてあったが、GarminのForerunner255を店員さんを呼んで、見せてもらう。

文字盤も大きいし、カッコいい。
タッチ決済もBluetoothの音楽の機能も使わない。
いや、使えない私は255と265の違いも確認せずに購入を決める。
分からない時には同じ255を使っているラン仲間にレクチャーして貰えるのも購入を決めた理由の一つである。
クリスマスプレゼントをリュックに入れ走り出す。

■クリスマスの渋谷20kmラン

渋谷から代々木公園まで走り、代々木公園内のコースを15km位まで走り、家に向かえば20kmランになる。
代々木公園では何度か走った事はあるが、シンプルなコースだと1kmしか無くて、5km以上のランニングをする時には飽きる為、あまり代々木公園ではランニングをしない。
しかし、ラン仲間から代々木公園の中にランナーや地元の人が散歩で使う3km程の隠れた大外周りコースがあると聞いた事があり、一度走ってみたいと思っていた。
渋谷から代々木公園までは距離は短いが、渋谷、表参道辺りはクリスマスイルミネーションが多く、人だらけで走る事はほぼ出来ずに代々木公園に到着した。
代々木公園の中はクリスマスの昼過ぎではあるがランナーはチラホラと。
舗装されたコースは走った事はあるが、隠れ外周コースを知らない私は冬なのにスパッツを履かずに短パン素足のガチランナーっぽい人がいたので、その人に付いて行けば隠れ外周コースを走ってくれるのではないかと思い付いて行く。
少しペースは早いがコースさえ分かれば、自分のペースに戻せば良いので頑張って付いて行こう!と思ったら、そのランナーは舗装された道から脇にそれて、土の道に入って行った。
代々木公園の大外を囲っている柵まで行きその柵沿いに走る様だ。
ビンゴ。嬉しくて、声が出そうになった。
私の感は当たって、そのランナーは私を外周コースに導いてくれた。
隠れ大外周コースの道は舗装されていなく、木に囲まれていて、枝が頭のあたりまで飛び出している箇所もある。
ガチランナーの方のペースに付いて行けず、徐々に離されて行き見えなくなったが、人に踏まれて土が固められ道になっている所を走って行くと無事に一周回る事が出来た。
斜面になっている所、木の根が剥き出しの所などもあり
代々木公園内で山道を走るトレイルランニングをしている感じだ。
一周は3km弱で飽きなさそうだが、日が当たる日中じゃないと足元を確認出来なくて危険だと感じるコースだ。
20kmを目指して走っているので、代々木公園から家までは5km以上はあるから15km程走ろうと思っていた。
あまり走り慣れていないコースで路面も凸凹なのでいつもよりもかなり疲労感があった。
三周走り10kmを過ぎた辺りで、代々木公園を出て表参道に向かった。
予定より早くコースを外れたのは代々木公園の隠れ外周コースはやたらと疲れるし、足を何度か取られつまづいたので、舗装されてる道を走りたくなっていた。
昼過ぎなのでイルミネーションが見れるは訳でもないが表参道には人が沢山いて、走れる感じではなかった。

表参道の坂を歩いてると膝が痛くなってきた。
初めは気のせいかと思って、人が減って走れる場所になり、ゆっくり走ってみるとかなり痛い。
歩いているだけで、膝の皿の横の部分の痛みがドンドン増して来て完全にストップした。
20km走を目指していたのだが結果16kmでリタイヤした。
歩けない程の痛みだったので、情けないがタクシーで家まで帰る事になった。

■ランニングと故障

今まで、ランニング中に足首や股関節などは痛くなった事はあったのだが、膝を故障した事がないのが私の唯一の自慢だった。
私の周りのサブ4を達成した事のあるランナーはこぞって、故障を経験している。
膝の怪我が多い印象だ。
怪我を治しても、上手くランニングと付き合ってる仲間が多い。
しかしランニングを辞めってしまった仲間もいる。
今まで私は筋肉の痛みではなく関節や腱の慢性的な痛みなどをあまり経験する事なくランニングを続けて来れた。
それもタイムを目指さないファンランニングをしているおかげだと思っている。
要は追い込んだ練習は必要最低限に抑えていたので、身体の疲労が蓄積するのを自然と避けれていたはずだ。
それが今回、7年振りのフルマラソン、50歳を越えてからは初めてで、未経験の部分が多く不安になっていた。
20km走は11月に1回、12月にも1回済ませている。
不安な分、しっかりと練習をこなしていた。
順調に練習は進んでいたはずなのに、、
こう言う時は私は金さんにLINEする。
過去にランニング番組で共演させてもらっていたプロランニングコーチの金哲彦さんには今でもランニングで分からない事やオススメの治療院を教えてもらったりしている。
私が勝手に金さんを師匠と慕っているだけだが。
金さんに膝の痛みの事、練習状況の事をLINEで送り相談する。
自分でも調べて、これではないかと思っていたケガはあった。
ほどなくして、金さんからLINEが届く。
恐らくちょうけい靭帯炎だと思う。そして、治療院に行きましょう。
と言う内容だ。
腸脛靭帯炎とは別名、ランナー膝と言われる位、ランナーの膝のケガではおこりやすいケガだ。
過度のランニング練習、休養不足、柔軟性不足などが原因になりやすいみたいだ。
私も調べて当てはまるのが腸脛靭帯炎なのか?とは思ったが、金さんに言われると納得できるし安心する。
そして、金さんは優しく、私の事を理解してくれているので、3月まで時間はあるので慌てない様に!と付け加えてくれている。

■心配からくるオーバーワーク

久しぶりのフルマラソン、去年走ったハーフマラソンで露呈した走力低下。
そんな事を危惧した私は過度の練習をしてしまったようだ。
普段、練習量の多くない私が急に練習量をふやし、身体のケアをせずに練習プランだけはしっかりとこなしていた事が裏目に出たのであろう。
50才を越えた事で、体力が落ちて成長もゆっくりしかしないと思い込み、練習量でカバーしようとしていた。
腸脛靭帯炎は休息が重要でしっかり休めないと慢性化する恐れもあるそうだ。
当然、予定していた年内の30㎞走はやらない。
どうにか年内に治療院を予約する事が出来たが、そこで年始の練習再開を考える事にして、急にクリスマスが2023年の走り納めとなった。

しかし、今回のケガをした事で、若い時よりも身体のケアが、今の私には重要ではないかと思うようになった。

ガーミンのランニングウォッチだけが自分へのクリスマスプレゼントのつもりだったが、腸脛靭帯炎、身体のケアの重要性の気付き、年末年始の休養の四つクリスマスプレゼントになった。

2024年の練習の為、ランニング前のストレッチ、ランニング後の疲労を抜くストレッチやアイシングを勉強しておこう。




















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