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「アイスクリームやっぱり売れているんですね」という件。

皆さんはアイスクリームをよく食べる方ですか?私はよく食べます。およそ中年以降の男性といったくくりで考えると、かなり食べている方だと思う。

コンビニなどでアイスも買うが、ちょっと贅沢しようと思った時に食べるのが「サーティワンアイスクリーム」だ。1か月間毎日食べても飽きないようにと「31」の名前が付けられている。実際は2列×16コで32種類なのは、知っている人も多いのではないだろうか。

イオンなどのSCに行けば、だいたいサーティワンアイスを見かけるし、路面店も車で走っていると結構見かける。アイスクリーム屋さんと言えばサーティワンを思い浮かべる人も多いだろう。特徴的な色のロゴには「Baskin Robbins」と書いてあるが、これは創業者のバスキン氏とロビンス氏の名前が由来となっている。本国アメリカでは「Baskin Robbins」で通っているが、日本では親しみやすくサーティワンの名前が付けられている。ちなみに本国アメリカやオーストラリア、韓国でも「サーティワン」では通じないので旅行に行かれる方は気を付けよう。

そんなサーティワンだが、ホントにたくさん店舗を見るなあと思う通り、業績は好調で、31か月連続で前年同月比売り上げ(既存店売上)を上回っている。

好調な陰にはやはり企業努力がある。2022年以降、テイクアウト専門店を開設したり、男性客を取り込めるように、店舗のデザインを従来の白や明るい色使いのポップなものから、青い色を基調とした「フレーバー1st」と、木目調のデザインが特徴的な「MOMENTS」の2種類への変更を急いでいる。2024年は128店舗の改装を計画し、24年末までに全体の74%まで新デザインにする予定だ。2025年には全店舗が新デザインに切り替わることを目指している。

そのような企業努力により、B-Rサーティワンアイスクリームの連結売上高は12%増の過去最高を記録。今年2024年は7%増の265億、営業利益で6%増の19億円を見込んでいる。

サーティワンの日本での始まりは1973年。不二家との合弁会社を設立、翌74年に1号店を開設した。1970年のケンタッキーフライドチキンや1971年のマクドナルドとほぼ同時期の上陸である。非常に歴史が長い。経営の特徴としてはフランチャイズ化を徹底しており、日本に直営店は12店舗のみ。1200もの販売拠点を構えているとHPにあるが、ほとんどの店舗がFCという事になる。約7割がFCと言われているマクドナルドと比較しても突出している。
加えて日本には静岡と兵庫に自社工場を持っており、これが毎月新しいフレーバー作りを可能にしている。本国バスキン・ロビンスには1300(!)ものレシピがあり、それを基に日本人好みのアイスを企画し、本国の了承を得て商品化している。このあたりがスピーディに店舗を展開したり、新フレーバーの種類を多く出せる秘訣なのだろう。

と言うわけで、実は古くから日本で事業を開始し、自前の工場や多くの販売店を抱える「サーティワンアイスクリーム」だったのである。そりゃ日本人に人気もあるよね、といった感想だ。

ただ、ここ数年サーティワンのアイスの価格はどんどん上がっている。昔から食べている私はそれ如実に感じる。まあ「サーティワンは贅沢品」とカテゴライズしてしまえばそれまでなんだけど、やっぱり庶民が気軽に食べれるスイーツとしてあり続けてほしいなと思う。

ところで皆さんのお気に入りのフレーバーは何ですか?よろしかったらコメントください。ちなみに私は「ポッピングシャワー」です。

今日はここまで。

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