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サンマルク改装してるって思ったら、そんな理由があったのね。という件。

最近近くのイオンモールのサンマルクが改装をしていた。サンマルクといえば「チョコクロ」が人気商品だが、最近食べていないなあと思ってなんとなく前を通り過ぎた。後に知ったのだが、今サンマルクは売上回復のため色々とリニューアルをしていたのだ。

「サンマルク」「鎌倉パスタ」などを経営するサンマルクホールディングスの売上低下は2017年から始まり、2018年に創業者が急逝し2020年以降コロナウイルスの影響で業績はどんどん悪化した。当時は食事需要を取り込もうとドリアをメニューに加えたり、コロナ禍ではテイクアウト需要を狙いお弁当を販売していた。結果「サンマルクブランドの本質を見失った」

そんな売上低迷下で「お客様目線で見た時、サンマルクブランドが何を売りたいか、何を売って喜んでいたのか」を考え直し、打ち出したのが「ベーカリーカフェ回帰戦略」だった。

メニューを減らしカフェメニューに集中することでブランドコンセプトを明確にした。店内で手作りしたパンはお客様のお腹も心も満たすことができる強みだと考えた。人気商品「チョコクロ」の季節限定商品など高価格帯の販売にも注力。コロナ禍前には戻っていないものの2024年3月期の客単価は2019年3月期の1.36倍となった。しっかりと業績は上向いている。

そんな中、この5月に事業戦略として発表したのが「サンマルクプロジェクト」だ。ベーカリ強化でこれまで1列で展示していたパンやデザートを2列に増設。パン屋のように選べる楽しみを感じてもらう目的だ。売上の構成比が高いホットサンドが中心となっている。

加えてパフェもリニューアルしている。新メニューとして「クリームあんみつ」や「プリンアラモードとクリームソーダ風ゼリーのレトロパフェ」などレトロ感のある商品を提供。容器にもこだわり懐かしさを感じるグラスを用意している。

顧客の中心である40代から50代に懐かしさからより親しみを持ってもらい、またレトロ好きな若い世代の取り込みも図り、より大きなV字回復をサンマルクは狙っている。

というわけで、今度リニューアルされた「サンマルク」に久しぶりに行ってこようと思う。コーヒーと期間限定「チョコクロ」を味わいながら、なかなか読み進めていない「リーマンの牢獄」を読破しようと思う。

今日はここまで。

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