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ケーキ、食べてますか?と言う件。

私はお酒を飲まない分、甘いものが好きだ。いわゆる甘党である。対極にある「辛党」が辛い物好きではなく、お酒好きを表すように、お酒好きな人には甘いものが苦手と言う人が多い気がする。(あくまで個人の感想です)

ただ、個人洋菓子店は小麦粉など原材料の高騰や、廃棄が出やすいことや長時間労働、トレンドにもなかなかついていけないなど、色々な悩みがあるようだ。

そんな個人店の悩みを解消してくれるのがECサイト「Cake.jp(ケーキジェーピー)」である。日持ちする冷凍品に特化して効率経営に導き、アニメや漫画の版権元とコラボ交渉まで代行する。

「Cake.jp」は2017年に同名ECサイトを開始。基本的に自社で在庫を持たず、全国の洋菓子店に出店してもらう。新型コロナウイルスで苦しくなった店舗がこぞって加入し2021年には前年の倍1700店舗に到達。キャパを超えないように今年の7月まで募集を止めていたほどだ。品揃えは8000種類を超え、登録者は200万人を突破している。同社高橋社長は元々ケーキ好きで「朝早くから夜遅くまで働き、ロスも多い洋菓子店の構造自体を変えたい」とビジネスモデルを考えた。その一つが日持ちする冷凍品にしたことだ。

「Cake.jp」は加盟料が3万円、月額利用料が5000円、商品が売れた場合には30%を手数料として受け取る。必ず必要な冷凍庫は加盟店側が用意する仕組みだ。ケーキが崩れない独自構造の梱包材も用意し、ECに参入しやすくしている。

また「Cake.jp」の特徴一つとして「IP(知的財産)とのコラボ企画」がある。個人店ではなかなか交渉しづらいキャラクター使用を、出版元との交渉代行をしてくれるのだ。無断でこっそりキャラクターを使用する洋菓子店も多いと言われているので、このサービスは加盟店側にとっては喜ばれるところだろう。

人気のラインナップには、メロンをくりぬいて作る「ワンピース悪魔の実」や「呪術回戦」のキャラクター、「名探偵コナン」に出てくる「ATPX4869」(コナンが飲まされて小さくなってしまった薬)を模したケーキなどがある。
また、子供に人気の絵本「ノンタン」とセットになったクッキーもあり、実際に絵本の中で描かれるクッキーを再現している。一時7か月待ちになったほどの人気商品だ。

ただ、洋菓子店の経営は厳しい。帝国データバンクによると洋菓子店の倒産は今年1月から7月だけで24件。原材料費や人件費の高騰で2000年以降最多だった2019年に匹敵する勢いだ。「原材料コストを抑えたいニーズは強い」として「Cake.jp」は小麦粉やバターなどの主要材料を大量購入して、加盟店に割安で提供するサービスも試験的に開始している。

私もよく利用するが「コンビニ」や「シャトレーゼ」など、価格も安くて美味しいスイーツが人気になる中で、洋菓子店はより細分化されたニーズを追っていかなければ経営は難しいと言われている。

私も地元に昔からある洋菓子店が好きなので、なくなってしまわないように定期的にケーキを買っている。地元以外でも、美味しい個人店のケーキが買える「Cake.jp」。甘党の方は是非覗いてみてはいかがだろう。

今日はここまで。

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