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自己紹介です。

初めまして、Ryme et Flow. 松澤葉子と申します。
東京都でリュネヴィル刺繍の作品制作と
刺繍教室をしております。

リュネヴィル刺繍を最初に始めてから約8年、
刺繍教室は始まったばかりです。
教室を始めるにあたって、このnoteも開始し
コラムなど載せていこうと思っております。

最初ですので自己紹介を。
出生地は福井県小浜市でした。
と言っても父の仕事で転勤族だった為、
福井の記憶は全くなく
神戸、青森むつ市、八戸市と点々とし
宮城県仙台市で落ち着きましたので、
出身は仙台といつも言っています。

子供の頃から絵を描くことが好きで
授業中はノートにいつでも落書き、
図工の授業の絵画で賞を取ったりしていました。
反面、転校が多く人見知りでしたので
ひとり黙々と絵を描いて過ごす子供でした。

中学と高校で音楽やファッションに目覚め
アルバイトをして、全てレコードCD、
デザイナーズブランドの服に費やしていました。
進学校でもさっぱり勉強しなくなり、
親には申し訳なかったです。

なんとなく大学に進学しましたが
存在意義を見出せず、1年で中退。
この経験から、
自分のやりたい道はしっかり決めなければ
後悔するという大きなことを学びました。

その後に宮城文学服装専門学校へ入学。
その2年間は本当に楽しく、今に繋がる経験と
沢山の友人ができました。

アパレル企業に就職して上京、
色々とうまくいかず試行錯誤して
20代後半に体調を崩して仙台にまた戻り。
20代半ばは思い返しても、
楽しさより苦労が多かった気がします。

頑張って上京したのにまた実家に戻るなんて、
と当時はとてもイヤだったものです。
しかし戻った仙台で、
フランスと縁深いセレクトショップで働くことになり
そこでリュネヴィル刺繍にも出会いました。

そのセレクトショップでの経験から、
尊敬する女性スタイリストが代表をつとめるブランドへ
転職が決まり、2度目の上京へ。
東京に住むことで必ずやろうと決めていた
リュネヴィル刺繍教室への受講を始めます。

受講中から、習いたての技術で図案を描き制作を開始。
この刺繍の奥深さ、これから続くであろう長い道のりを
感じました。
とにかく作ろう、技術を身につけようと
床には片付けても間に合わないビーズ達が
常に散乱している日々でした。

友人たちのご厚意で、セレクトショップでの
ポップアップ販売などをさせていただき
少しずつ作品としての成長も伸ばしてきたかな、
というところで再度の挑戦
本番パリのエコールルサージュで学び直し、
さらに成長しよう、と決めました。
留学には資金、そして仕事の退職など環境整備が必要です。
貯金をしている最中にコロナ禍がやってきました。
世の中が変わりリモートワークの時代に。
そしてコロナの明けた2023年にパリへ渡ります。

ルサージュでのレッスンの日々はとても楽しく
充実していました。
大量の刺繍はもう慣れていましたが
久々に刺すテクニックや忘れていた基本を思い出し
あっという間の修了になりました。
肌寒い初春から夏まで、気持ちの良いパリでした。

伊勢丹新宿店でのイベント出店にお声かけいただいたのは
パリへ渡るほんの数日前です。
パリから伊勢丹バイヤーさんとオンラインミーティングをし、
帰国後の数週間での出店準備。
目が回るペースでしたが、
精一杯頑張っての自分なりの成果を残せたことで
留学前にぼんやり考えていた、
刺繍教室をはじめる決意が生まれました。

教室のための物件探し。
レッスンに通うのが楽しくなる非現実的な空間、
通いやすい立地と居心地の良さ。
長期戦を覚悟で探したところ
ポールダンス教室okの鏡とガラスでできた部屋を見つけました。
ここでポールダンスではなく刺繍教室が生まれました。

刺繍教室の準備は、刺繍の習い始めや留学以上に
とても忙しく、心身共にハードでした。
おそらく人生一番の集大成ではないかと思います。

私はこの刺繍で何度も素晴らしい感動、
心動かされる経験をしました。
それを沢山の方々へ伝えていく場にしたいです。

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