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世界は優しい人であふれている ~3つの経験で学んだ人の優しさ~ 【旅が僕らに教えてくれたこと#3】

吉田将平(理学療法士)

世界にあふれる優しい人たち

旅が教えてくれたことは何か
と聞かれ真っ先に思い浮かぶことは

「世界には優しい人であふれている」
ということ。

20歳で初めて海外旅行に行き、
その後のオーストラリアやスペインでのワーホリ、ひとり旅を通して、
見知らぬ人に助けられた回数は数え切れない。

しかし、学生時代から元々人と会う時は、
疑ってしまうタイプだったこともあり、
人の優しさに対しての感受性が低かった20代の前半。

そんな僕を変えてくれたのも、
海外で出会った、見ず知らずの人たちだった。

その1. オーストラリアのおばあちゃん

オーストラリアでのワーホリを初めて1週目。
日用品を買いにスーパーへ向かった時のレジでの出来事。

買い物カゴごとレジに置くと、店員のムスッとした顔。
初めてのことで何も分からなかったため、
おろおろしていると、
後ろにいた80歳ぐらいのおばあちゃんがささっと動く

何も言わずに穏やかな笑顔を浮かべながら、
僕の置いたカゴの中身を出すおばあちゃん。

「海外では商品をカゴから自分で出すのが主流」

ということを学ぶとともに、
おばあちゃんの優しさを感じた。

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その2. バルセロナ空港での家族

ワーホリ時代の友人を訪ねて訪れた2017年夏のバルセロナ。
帰国日のバルセロナ空港は、ストライキの影響もあり長蛇の列。

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                       〈長蛇の列@バルセロナ空港〉

フライトに乗り遅れまいと、とりあえず並んでいたものの
チケットの発券を忘れていたことに気づく。

早朝の便だったので長蛇の列を抜け出すと、
フライトに間に合わなくなることは確実。

どうしようかなと後ろを振り返ると
穏やかな家族の姿。

航空券を発券する間、荷物を見ていて欲しい現状を伝えると
サムアップ&スマイルにて二つ返事。

見ず知らずの家族に助けられ、無事に帰国の途に。

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その3. コルドバでの民泊のホスト


最後は、スペインワーホリ中の出来事。

スペインではホテルではなくAirbnbなど民泊サービスを利用し、
いろんな都市を周遊。
ほとんどの民泊では、鍵やバスルーム、寝室などの説明で
ほぼ終わってしまうホストとのやりとり。

ところがコルドバのホストは、到着すると同時に、
部屋の説明そっちのけで

「コルドバという街がいかに素敵か」ということの熱弁を約30分。

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          〈ホストにもらったコルドバの地図〉

・おすすめの地元のレストラン
・早朝は世界遺産のメスキータが無料で入れること

などなどたくさんの情報を初対面の僕に説明し、満面の笑み。

ネット情報とガイドブックよりも最強なのが
「地元の人の情報」

ということは旅をしていると感じますが、
ここまで教えてもらえると感動もの。

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          〈コルドバの世界遺産・メスキータ〉

理学療法士という仕事は、
患者さんに優しく接しなければならないという
風潮がある(ように感じる)仕事。

どうしても義務感で、人に優しく接してしまっていた。

それが旅で世界中の人々に優しくしていただいたことで、
自分から能動的に優しく接することができるようになったと思う。

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             〈コルドバ・花の小道〉

自分自身が世界中でもらった優しさを、多くの誰かにお返しして、

「世界にいる1人でも多くの人が喜び、そして幸せになれるように」

まだまだ旅をして、生きていきたいと思う。


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