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世界中でビビりながらも、旅を10年以上続ける理由。〜旅が冒険となった瞬間〜【だから旅は、やめられない。#18】

吉田将平(理学療法士)


僕は海外へ旅に行く時は、いつもビビっています。
何度体験しても空港での入国審査や海外での地下鉄は緊張するし、街歩きなどでは必ずボディバッグに貴重品を入れて身体の前に持ち、最大限の対策を準備。

なぜ、そこまでして海外へ行くのか。

それは、「海外での不安」と「ワクワク感=好奇心」を天秤にかけた時に、圧倒的に「ワクワク感=好奇心」が勝つからです。

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 <秋のルーマニア>

普通の「観光客」から始まった旅

僕にとって初めての海外進出は、20歳の時に行ったイタリア。親友と2人で旅行会社のツアーに申し込みました。
人生初めてのヨーロッパは刺激的な体験ばかりで、ガイドブックで見た景色や、昼間から1人で巨大なピザを食べるおばあちゃんを目の当たりにして、驚きの連続。

そんな体験の一方で、初めてのパスポートコントロールや初めてのローマの危険な地下鉄など、旅の間は不安だらけでしたが、ビビりながらもなんとかなったのは、周りの人に助けられたからです。

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<初めてのコロッセオでは、虹がお出迎え>

時期が3月だったということもあり、周りは大学の卒業旅行で来ていた年上の方々ばかり。
添乗員さんをはじめ、周りの年上の方々に助けられながら安心して回る「観光旅行」でした。
ただそこにはまだ「冒険」という名のものはなく、安全な「海外旅行」という言葉がしっくりくるような感じでした。

人生を変えた、1年間のワーキングホリデー

そんな僕の中での「旅行」が「旅」、そして「冒険」に変わったのが、25歳の時に1年間行ったオーストラリアでのワーキングホリデーでした。


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<人生を変えてくれた、オーストラリア・ゴールドコースト>

海外生活では、自分で決断し、切り拓いていく場面が何度もあります。
特に自分自身を変えてくれたのが「日本語指導のボランティア」。

申し込む前にかなり迷ったのですが、「とりあえずメールだけ送ろう」と一歩を踏み出しました。
そこでは、現地に住むオーストラリア人と日本人のハーフの子供たちに日本語を教える団体のサポートとして参加。自分の得意な書道を教える機会もいただき、英語を学びながらも貴重な経験をさせていただきました。

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ボランティアに参加して学んだことは、「悩んだらやる」ということ。
迷いながらもチャレンジしてみると、「やって良かった」と思える経験ができることを知りました。これは今でも人生のポリシーとして大切にしています。

旅=冒険に変わった、スペイン人の女の子の言葉

ワーホリの最後には、ニュージーランドとオーストラリアを1人で周遊。そのことを語学学校で仲良くなったスペイン人の女の子に言うと

「Enjoy your adventure!!」

と言ってくれました。
この瞬間、僕の中で旅=冒険に変わりました。

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<ニュージーランドへひとり旅>

そこから毎年のように、ひとり旅や友人との旅行も含めて、海外へ足を運ぶように。
オーストラリアで学んだ、「迷ったらやってみる」と言うポリシーのもと、理学療法士としてバリアフリーを調査するために北欧の病院へアポ無しで見学をお願いしたこともあります。

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チャレンジ→新しい世界を知る→もっと知りたい、の繰り返し

海外での旅に限らず、普段の生活も含めて全てに共通して言えることは、「迷いながらチャレンジしたことは、結果いい方向に向かうことが多い」ということ。
日本でも知らない街で、面白そうな雰囲気のある道があったら行ってみたりすると旅の楽しみが増えます。

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世界で一番好きな場所、Miamiビーチから見たオーストラリア・ゴールドコースト

海外での「旅=冒険」は初めての経験の連続ですが、一つ一つ乗り越えて自分でなんとかなった時の達成感はたまりません。

この体験がやめられないので、これからも僕はビビりながらも好奇心を大切に、旅を続けていきます。

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