【コロナが変えた世界#17】現地会社員と「シンガポール」の今と未来を語る!
平日は広告代理店でサラリーマンをする傍ら、週末で世界中を旅する「リーマントラベラー」の東松寛文です。
世界で働く日本人との緊急対談企画、第17回のレポート!ゲストはシンガポール在住の浅井もえさん(現地会社員)。現在の暮らしとアフターコロナの世界について伺いました。
本企画は、コロナが変えた暮らしと働き方について「現地の生の声」を聞きながら、アフターコロナの世界がどう変わっていくのかを考える企画です。全動画のYouTubeアーカイブはこちらから✈︎
【第17回 シンガポール編】
※この対談は2020年5月19日に収録したものです。
【現地のコロナ感染状況】感染規模は東南アジアで最大
・ロックダウン(シンガポールではサーキット・ブレーカーと言われる)継続中
・昨日(5/18)も1日で305人の新規感染者、ただし303人は“寮に住む”外国人の出稼ぎ労働者
・ムスタファ(日本で言うドン・キホーテ)でクラスターが大きな発生
・出稼ぎ労働者の出入りが多い地域、あっという間に蔓延
・シンガポール独自の問題が、感染拡大に影響したかも
【コロナによる「暮らし」の今】観光地に人がいない!
・スーパーと薬局など、生活に不可欠な外出のみOK
・今はだいぶ揃ってきたが、当初は品薄な品目もあった
・飲食店はテイクアウトとデリバリーのみ
・日本で言う銀座のような繁華街でも、ベンチには大きなバツ印が……
・マリーナベイサンズや、マーライオン周辺からも人が消えた(!)
【浅井さん教えて】感染疑惑で味わった「ハイリスクゾーン」の世界
・体調が悪い期間が続いたため検査入院、PCR検査陰性となり帰宅
・まず「ハイリスクゾーン」で独房のような小さな部屋に入り、外から鍵をかけられて怖かった
・次にアイソレーションルームへ。すごく広いスペースで、ホテルより快適
・外国人であるが、食事費用も含め全て政府が費用負担してくれた
【コロナによる「娯楽」の今】ジョギングする人が増えた
・ジョギングする人が増えたが、30度を超えていてもマスク必須なので辛そう
・オンライン飲み会をしている人も(特に対海外との通信)
・Tinderなどのマッチングアプリはもともと人気だったので、今も使われていると思う(国民性として、そういうことを公に言わない)
【コロナによる「働き方」の変化】リモートワークが一気に進んだ
・現状で電車の乗車率は8〜9割減っている感覚
・リモートワークを取り入れていない会社は罰金(!)
・難しい業種でも、努力姿勢はマスト
・政府主導で働き方が変わっていくかも
・出稼ぎ労働者の賃金についても、国がサポートしているらしい
【まとめ✍️】アフターコロナの世界は、ITを駆使した近未来化が進むかもしれない
「シンガポールらしさ」が随所に感じられる対談となりました! シンガポール独自の事情があったからこそ最悪規模の感染拡大につながってしまったものの、ひとたび対策を打てば金銭的なフォローはとても手厚く、またITが最大限活用されていたことがわかりました。
第16回のタイ同様、シンガポールもQRコードを利用した行動履歴の入力は場所によって必須となっており、トレース・トゥギャザーというアプリを通じてすぐに情報が取れるのは、便利だなと思いました。
すでにロボットが医療現場にいるのもシンガポールならでは。今は薬を運ぶ程度の役割だそうですが、ロボットが完全対応してくれる日も近いかもしれませんね。近未来的な医療現場になる日も、すぐそこ……!?
あとがき
直近でシンガポールへ行ったのは、昨年の11月。土日だけで渡航し、それでも十分すぎるくらい楽しめた旅でした。そのときは、マーライオン公園にはいつものごとくたくさんの人がいて(下記の写真)、「シンガポールにきたな〜」と感じさせてくれたのですが、なんとそのマーライオン公園から人が消えているだなんて、本当に信じられません。(ちなみに、どれだけ人が「ガッカリ観光地」と言おうとも、僕は毎回マーライオン公園に行き、マーライオンとのツーショットを撮影しています)
そんなシンガポールでしたが、ゲストのもえさんが、なんとコロナ疑惑で検査入院をされていたということで、これまで対談したゲストの中でも一番ビックリした回となりました。(お話を聞く中で、入院されたこともそうなのですが、シンガポールの病院のご飯がめちゃくちゃおいしかった上に、無料という話に一番驚かされたというのは、ここだけの話です)
「コロナが変えた暮らしと働き方」全18回のYouTubeアーカイブはこちら✈︎
こんにちは、リーマントラベラーの東松です。サポートいただいたお気持ちは、次の旅行の費用にさせていただきます。現地での新しい発見を、また皆様にお届けできればなぁと思っております!