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《ラスベガス長期遠征編》スタート 【#18】

いざベガスへ。いきなり不吉なスタート 8/1(mon.)

ホノルルから6時間ほどのフライトを経て、ラスベガスに到着。

空港内からしっかり、ざらりと並んだスロットマシーンがお出迎え。アガる

そそくさと荷物のピックアップを終えて、Uberを呼ぼうかと思ったら、出口付近で急にWi-Fiがつながらず、途方に暮れる。いろいろと試してみたけれど、どうにも埒が明かなそうなので、諦めて普通にタクシーに乗車。とりあえず、運転手に事情を説明し、彼のテザリングを貸してもらうことに。

空港から居候させてもらうじぇいそるさんの家まで向かう道中、運転手と世間話。ケニアで日本人がポーカーをやって暮らしていると聞くと、驚くのは何も日本人だけではないようだ。ナイジェリア出身だという彼は、「何があってもナイジェリアには行くな」と眼光鋭く伝えてきた。母国人が力説するのだから「修羅の国」との評判は本当にその通りなのだろう。ますます、行きたくなくなった(笑)。

じぇいそる家に到着し、深夜0時を回っていたけれど、早速皆さんが中華に連れて行ってくれることに。ここで異変に気づく。携帯がない…。ほんの3分前まで握っていた端末が姿を消し、コスさん(じぇいそるさんの奥さん)の携帯からかけ直すも反応はなし。かなりダメージは食らったものの、「まあもう三年くらい使ってたし、適当に安い携帯を買うか」と思い直したあたりで、折り返しが!なんと後ほど持ち来てくれるらしい。アメリカで物を紛失したら、十中八九帰ってこないと思うので、ラッキーだった。無碍にせず、フレンドリーに車内で会話をしていたことも功を奏した一因かもしれない。

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たっぷりめの睡眠をとった翌日。昼過ぎからUberで、聖地ベラージオへ。かつ見たことがないほど、たくさんのポーカー卓が立っていて感動を覚えた。低レートは何卓も立っているし、上も笑うレベルの高額レートが普通に立っていた。WSOP終わりだから、どんなものかなと思っていたが、やっぱり聖地は違う。この景色を見てテンションが上がらないわけがない。

まずは雰囲気を掴んだり、様子見で1/3に座ってみることに。ちょっとプレーしただけなので、何とも言えないが、明らかにケニアよりもちゃんとしている。もちろんリンプする人もたくさんいるし、コールが並んだりもする。けれど、向こうみずなプレーは少なく、やっぱりケニアは楽園だったのかなあと予感。もうちょっとやってみないことには何とも言えないけれど。

夜に予定が入ったので、お遊び程度にしかやっていないけれど、キャッシャーにチップを持っていったら、きっかり±ゼロで笑った。

夜はでんそんさん宅で、すき焼きハウスパーティー。日本から来たばかりだったので、感動がぶち抜けることはなかったけれど、それでも海外でクオリティの高いすき焼きを味わえるのはやっぱりうれしい。

食後はみんなでカタンを二回戦ほど。今まで何度もやる機会はあったのに、実際に遊んでみるのは今回が初めてだった。ルールは簡単でいて、奥深さは果てしない。ポーカーも全く一緒だけれど、入り口は優しくて、奥に進むほど奥が深くなるゲームは世界中の人の心を掴むのだなぁと思う。自分の手持ちのリソースだけ考えていても勝てない。大局観を持った戦略を突き詰めないと上手くならない。ポーカーの息抜きにたまにやりたいと思った。

明日からは、本格的にポーカー稼働する予定なので、収支もまとめて公開できればと思う。

アメリカの暴力的な物価の洗礼 8/2(tue.)

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