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アカデミー通信 Vol.11

アカデミー通信 Vol.11はU18です。
担当はフィジカル/コンディショニングコーチの小野です。

今回は、日頃U18がフィジカル/コンディションについてどのような取り組みをしているのかいくつか紹介します。

◾️形態計測と体重測定

選手たちのコンディション(または成長)を記録するために月に一度、形態計測を行っています。それをまとめていくことにより今後クラブ(U18)の財産になればと思い、データの蓄積をしています。私が山口にきて今シーズンで5年目となりますのでシーズン終わりには5年分のデータになります。そのデータは、年間の成長記録や年代別、学年別などのチーム比較などに活用しています。
寮生活ということもあり、火曜日の朝と金曜日の朝に体重測定で推移を確認し1週間のコンディションチェックを試みています。また、寮での食事提供が変わりましたので毎夕食前と後の体重測定も選手に協力してもらい検討実施中です。

 

◾️トレーニング中のコンディション管理

トレーニング中のコンディション管理についてです。今年は暑い日が続いていますのでトレーニング中いつでも手などを冷やせるように、アイスブレイク用のバケツを用意しています。大量の氷を使いトレーニング中は顔や手を冷やし、トレーニング後はバケツやプールを使用しアイスバスも実施しています。
毎年ニュースになる猛暑。今年はまだ7月上旬ですが、夏本番なみの暑さになっています。このことから、体重の減少やコンディション不良になる可能性が大いにあります、少しでも体重の減少やコンディション不良のコントロールができるよう対策に取り組んでいます。

◾️GPSデータ


今シーズンからU18もGPSを使用しています。トレーニング、試合(TRM含む)のデータを収集しています。データは処理後、選手に共有をしています。
選手にはこのデータを以下のように活用してほしいと伝えています。
・トレーニング、試合の状況確認
 →トレーニングや試合状況の事後確認
・客観的評価
 →GPSデータと競技パフォーマンスの客観的評価指標
・自己コンディション向上
 →GPSデータと自己パフォーマンスの評価指標

試合データの一例

選手たちには、日頃から自分の体に興味をもつことを促しています。
まだまだ、選手たちに伝えきれてないことが多々あります。きっかけや情報提供にとどまっている部分もありますが、形態計測データ、GPSデータに限らず各々のデータを自分で読み取ることができる選手になってほしいと日々感じています。

例えば、
・体重の変化に敏感になれる。
・毎日のコンディションの変化に敏感になり対応できる
・GPS等のデータにより試合前の準備はどうだったのか?
・試合開始時間の違いによる自己コンディション調整はどうだったか?
・ホームとアウェイ(移動時間や前泊)の違いによる自己コンディション調整                     
 はどうだったのか?

毎トレーニング、毎試合の一つひとつを自分のものにしてもらいたいと思っています。
これから学校は夏休みに入り、チームとしてもパワーアップを図り、トレーニングやTRM、遠征と計画しています。夏本番を乗り越え、残りのプリンスリーグにいい状態で臨めるようにチーム一丸となり活動していきたいと考えています。
引き続きU18の活動にご声援をよろしくお願いいたします。

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