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#宣材写真 【真歩さん】 #3

#1#2のつづき

今回解説するシーン

・奥のソファのある半個室(自然光はなし)
・朝日(真昼?)と夕陽ライティング

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↑カフェのホームページより
シャンデリアやシェードランプ。薄暗い。

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ISO800 1/160 F2.8 50mm
環境光だけで撮影したもの。ふつうに暗い。

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環境光だけのものを現像で明るくしたもの↑
影のエッジから硬い光がさしてるのがわかる。
現像でも成立しなくもないけど、お肌映りや間接照明の雰囲気をいかしたい。

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撮影風景の動画より↑

うしろのランプが上手(かみて)にあり、室内の照明もモデルさんの上手(かみて)、斜め上からきてるので、ストロボもそちらに置くことに。あまりスペースはないが、光を回すより、モデルさんだけに当てたかったので、問題ない。ストロボが壁に近ければ近いほど、光はまわらないし、硬くなる。※ここもトランスルーセントのアンブレラとかでも代用できるのかも。ただ、セッティングやスペース考えると、バウンスでできるなら、それに越したことはない。壁も白いので色かぶりも気にならない(はず)。

モデルさんの左側面をねらって、ソファ膝から下には光がなるべくいかないイメージで置いた。
イメージとしてはモデルさんの近くに間接照明があるような雰囲気をねらってる。

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↑それがコレ
ちなみにノー現像。いっさい補正してない。
窓の外のランプ照明や、さらにその外の屋外の雰囲気まできちんと見えてる。いい感じではないか?

ちなみに、ソファのうしろの小物はモデルさんと相談しつつ、外して、シンプルにした。そういうプロップ(小道具、美術)的配慮もカメラマンには必要だ。日頃からインテリアや映画の美術にも興味をもたねば。

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ライティングがうまくいってると、白黒でもイケる。

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横位置だと、こんな感じ。めちゃ自然。

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これは同じライティングで部屋の外から、窓越しに撮影したもの。
宣材写真ではあまり前ボケとかガラス越しって必要ないと思ってるいるが、個人的には好きな撮り方。お顔への光の感じもめちゃいい。
現像で色味をいじってます。

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これは間違って、ストロボの直射光が発光したもの。
でも夕日が差し込んでるみたいで、しかも顔への影もちょうどいい感じでお気に入り。ストロボ消し忘れで、こういうことけっこう起きるw

夕日&朝日ライティング

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廊下に立ってもらって、遠くからストロボ直射で夕日の逆光をイメージ。
逆光だけだと顔が暗いので、正面のフィルインも使ってる。
これもノー現像。もう少し顔の影を起こしてもよいかもだけど。

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窓辺に立ってもらって、さらに窓の外にストロボをメイクさんに持ってもらって直射を高い位置から当ててる。朝とかお昼前のイメージ。

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上の2枚は同じ写真。
実は、夕日も朝日も直射なので、色温度変えると、夕日が朝日になったりする。夕日は水平。お昼の光なら高い位置から斜め下に。実は光の方向性と硬さ、そして光量と色温度であらゆる光は説明できる。これ考えついたのは、自分でw
マトリクス表も作ったので、また別記事で書くかも。

さいごは野外で

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小雨だったけど、駅までの帰りすがら撮らせてもらった。ストロボなし。
野外でわいわい撮るのも楽しい。

以上です。ありがとうございました!
質問とか感想とかコメントいただけるとうれしいです!

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model Maho https://www.instagram.com/tmaho422/
Hair&Make Nano Nakai https://www.instagram.com/nanonakai/





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