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こんなにも英語がわからない。

思えば、私は勘違いをしていたようだ。
「もしかして私は英語がちったぁデキる方なんじゃないか」と。

学生時代、およそ英語の成績はよくなかった。
随分昔に英検2級を取ったことがあったけれども、でも英語の成績はよくなかった。
社会人になっても、典型的な日本企業においては、もちろん英語が堪能になるわけはなかった。

それが、いつの頃からかよく覚えていないが、もしかして英語わかるんじゃない?という気持ちが頭をもたげてきた。
多分、アップルをはじめとする海外メーカーの情報を調べているうちに耐性が出てきたのではないかと思う。なにせ、コンピュータ用語の多くは英語そのままだし、専門用語を拾い読みしているだけで(コンピュータ的知識を流用すれば)意味はなんとなく理解できた気になる。

理解できた気にさえなれば、こっちのもんである。
その勢いでTOEICを受けてみて、事前に3DSのアプリで繰り返し勉強したお陰でぼちぼちの点数は取れた。
ますます、英語に対して自信が出てきてしまう。

しかし、である。
ハワイに来て、お店に入って、ちょっとした会話もままならない。
相手の言うことがわからない。
伝えたい言葉が全く英語にならない。

中途半端な自信なんざ、あっけなく粉砕されるもんで、個人的にトドメだったのは「omelet」が聞き取れなかったこと。
オムレツ食べに来ておいて、それか!っていう。

頭の中を浮かんでは消えるいろんな「伝えたい事」がカタチを成す前にどんどんタイミングを逸していき、私はただただスマイルを浮かべることしかできないのである。

そして思い知る、こんなにも英語がわからないのか、と。

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