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ひとりでロックスターになる方法 ep.13

すっかり忘れていたのですが、私はもともとアイドルオタクと呼ばれる部類の人間でした。今ではアイドルという存在自体が世間に認められてしまい、テレビやラジオに出るのも、バンドマンとの共演も当たり前になりました。楽器を持たないパンクバンドと呼ばれる方々もいるくらいですしね。

私がアイドルオタクだったころはアイドルは非常にマイノリティでして、オタクというジャンルの中で考えてもアニメや声優が圧倒的な地位を築いており、アイドル好きなんてダブルマイノリティな存在でした。

当時のアイドルオタクの立ち位置は、AVでいうところのスカトロの位置でした。今では巨乳の位置です。

きっかけはすっかり忘れましたが、一番古い記憶でアイドル伝説えり子の田村英里子か、森高千里だったと思います。

本格的にハマっていったのはモーニング娘。です。飯田圭織さんファンとしてしばらく過ごしておりましたが、LOVEマシーンで大ヒットを起こしてからというもの媒体が増えすぎて追いかけるが面倒になってしまい自然と離れてしまいました。

次に女優の内山理名さんとチェキッ娘の上田愛美さん。内山さんはデビュー当時(写真集 R-157)本当に可愛かったんですけども、歳を重ねるにつれて顔がゴツくなってきましたのでゆっくりフェードアウトしました。上田愛美さん、つまりチェキッ娘を関西で応援するのは非常に不利で、圧倒的にフジテレビ圏内が有利なんです。それでもめげずに手に入れられる情報を駆使して応援してました。

西田夏さんにハマったのもこの頃かと思います。西田夏さんは夏のお嬢さんコンテストで優勝したときがピークな可愛さで、その後は少々体格がふっくらしていきまして、結果女子プロレスの道に放り込まれます。その後、引退して結婚して離婚してるんですけどその辺を思い出すとムカムカしますので、なんで俺が先に出会って結婚してやれなかったんだろうと気持ち悪いことを言うたりします。

大学に入るころ、小倉優子さんにハマりまして。小倉優子さんのファンサイトにも通ってました。(優☆こりん。管理人のいっさりんさん元気にしてますか?)
この頃からアルバイトもしだしたので、お金の使い方がおかしくなっていました。小倉優子を買うぐらいのつもりで出費していた頃です。あの頃の自分に戻れるなら貯金します。

ゆうこりんは関西のイベントや名古屋での撮影会も結構頻繁にあったので参加させてもらってました。本当に彼女は苦労してましたので、売れた時は心から嬉しかったですね。
金髪パンチラ写真が流出したときも、顔面ホクロだらけの時代も、キャラクターを迷走してハイテンションだった時代も良き思い出です。

その後は比較的誰にも熱くならずにDDな毎日を過ごしてました。信長書店に行ってはアイドルのイメージDVDを買い、見もしないのに部屋に飾る毎日でした。

AKB48が登場したことでまた動きが変わりました。桜の花びらたちのリリースで日本橋とアメ村に来たことをきっかけに応援スタート。初めて見たときの印象としては、まず曲が良いというところ。さっそく秋葉原の劇場へも訪問。大阪のイベントとしてはアップルストアのスカートひらりレコ発、千里中央の会いたかったレコ発くらいまでは結構真面目に応援してました。

その後なんとなくちょっと違う感じがし初めてゆっくりフェードアウト。推しは戸島花さんでしたので、戸島さん卒業を機に完全に上がりました。

AKB48の影響でジワジワと地下の方でも面白くなってきていて、最初はtoutouの応援に。初めてtoutouを見たのが多分中津のVi-codeだったと思います。共演の(多分Chu!☆Lips)ライブ中にオタク同士が最前で喧嘩しだして、すごい面白い現場やんかって思ったのが第一印象。toutouの麻理香さんとはメルマガを通じてメールのやり取りをしたり、引退してからもツイッターで繋がってたりとしてましたが、今は元気にされてますか?お幸せになっていただきたいです。

JK21に出入りしたのもこの頃だったと思います。JK21はお披露目のイベントから見に行ってました。凄く交通の便が悪い場所にあるミドリ電化までリリイベに行ったのが昨日のことのようです。アトリエでのライブも初回から行ってます。しかし、私の永遠の推し"美月瑠菜(日向瑠奈)"さんが突然の脱退。そこからJK21には行ってないです。瑠奈ちゃんも今や芸能界を引退。あの頃のオタクのみんなも元気にしてるかな。

その後は着エロというやばいジャンルにハマってしまい、完全にアンダーグラウンドなおっかけになってしまいました。藤軍団全盛期でしたので。そんな着エロ界の中では久保田あさみさんのファンでした。殆どの人が知らないと思いますけど、当時着エロが好きだった男性なら絶対に知っている有名人です。着エロというジャンルは本来、着衣を着ている上でのエロチシズムのはずなんですが、どんどんエスカレートをしていきまして最終的には薄い鎖かたびら一枚でほぼ全裸です。ただの露出抑えめのAVになってしまったので、ゆっくりフェードアウトして、夜のオカズにフェードインしていきました。

その後はJK21のオタクの方に教えてもらった「ももいろクローバー」へ流れる形に。と言いますが、ももいろパンチ、未来へススメ!まではフーンて感じで応援してまして、本格的にハマったのはライブで全力少女を聴いた時からです。ももクロにハマることをキッカケに友達も増えまして、スタッフをしてくれてた田口や鳴川、貝原なんかもそこからです。サクライケンタもももクロきっかけの友達です。

そこからというもの、地下アイドルというものが当たり前になり、有名無名に関わらずバンド界隈との絡みも増えてきたことで冷めに冷めてしまい、現在に至ります。

私はアイドルとの共演はあまりしてきませんでしたし、したとしてもとても冷たく接してきたと思います。(友達の泉茉里を除く)
それは愛ゆえの距離感であって、音楽の世界はそんなに甘くないぞという厳しさでもあったわけです。ちゃんと並列に、横並びに見てたからこそです。

アイドルと対バンをして浮かれてるバンドマンを見るとオイオイとなりますし、楽屋で媚びに媚びようとしてくるアイドルもオイオイです。
たまに凄くケンカ腰でロックを気取ったアイドルにもオイオイですし、○○ってアイドルだけどそこらへんのバンドよりカッコええわとか言うてるバンドマンもオイオイです。

これはおっさんの小言ですので聞き流してください。

昔からバンドにもアイドルにも垣根は無くて、ずっと横並び。昔からアイドルは可愛くて圧倒的だし、バンドもおそろしくかっこいい。それをみんなは今さら知っただけ。もうジャンルとかどうでもよくて、見た目とか生い立ちとかも関係なくて、もっとフラットに良い悪いを言うていこう。邦ロック好きそうなアイドルにリプライ送ったり、エアリプ送ったり、DM送ったりするのもやめよ。自分のバンドのこと呟いてくれたアイドルにガッついていくのもやめよ。

まぁ、ほんとはべつにいいんですけどね。ただ、ここまで書いてて分かったんですが、私は相当アイドルという存在を神格化しているようで、世間の皆さんとの概念とはかけ離れてしまっていたようです。すみません。

アイドルは最高ですよ。
最近のプライベートドバドバ出てるアイドルはちょっとプロ意識低すぎて「は?」て感じですが、、
プロ意識持ってちゃんと自分で考えて行動しているアイドルは大好きです。誰とは言いませんが、応援しております。

皆さんももっと素直に好きなものを好きと言いましょう。これを好きって言うてる自分が好きっていう感覚はもうダサいです。誰にどう見られてもいいから、好きなものは好きと言える人生が素晴らしいです。

アイドルの人は読んでないと思いますが、アイドルはアイドルでいいんですよ。非アイドルになることが勝ちではないです。アイドルはアイドルの良さがあります。あえてアイドルからはみ出すのでは無くて、アイドルの範囲を広げることが未来に繋がるんじゃないでしょうか。もっとシンプルでオタクがワクワクできる存在になってください。事はもっとシンプルです。

ハイボール3杯目です。飲みながら書くとよくないですね。そして、今回もロックスターになるための手引きにならなかったです。反省。

#エッセイ #音楽 #バンドマン #リバーシブル吉岡 #ひとりでロックスターになる方法

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