英検２次の自己紹介とChatGPT

英検準１級の２次試験（スピーキング）では、多くの場合最初に簡単な自己紹介を求められます。

【面接官】Mr. / Ms. ---, could you tell me a little bit about yourself ?

この自己紹介は採点されるものではないのですが、とても重要な役割を持っています。

面接官はこの自己紹介がどの程度できるかで、受験者の実力を値踏みしているからです。

自己紹介が流暢にできていれば、「あぁ、この受験生はできるんだな」と思い、この後続く試験に好印象を与えます。

できていなければ、「あぁ、ちょっとむずかしそうだな」という印象を与え、この後続く試験にプラスの影響を与えることはありません。

何人もの受験者を面接していれば、面接官も疲れてきて、受験者の応答がよく聞き取れない場合だってあります。

そんな場合に、自己紹介でのプラスの印象を与えておけば、「多分よく答えられているのだろうな」と思い、仮にちゃんと答えられていなくても、よい評価がついてしまうことも十分に考えられます。

では、どんな自己紹介文を作ればいいでしょうか？

今まで何人もの生徒の指導をしてきましたが、「よくできた自己紹介文だな」と思えるものはほとんどありません。

中学校の時に行った自己紹介のレベルとあまり変わらないのが実情です。

そこで今回お勧めするのが、巷で話題になっている「ChatGPT」を使う方法です。

ChatGPTに自分の名前、所属学校名（職場名）、所属部活、趣味などを入れて、最後に「Will you create my self introduction?」と入力しましょう。

見事な自己紹介文を作ってくれるはずです。

【入力文例】
　My name is Taro Yamada. I am 16 years old. I belong to soccer club. My hobby is singing songs. Will you create my self introduction?

【ChatGPTの作成した自己紹介】
Of course, I'd be happy to help you create a self-introduction based on the information you've provided. Here's an example:

Hello, my name is Taro Yamada, and I'm 16 years old. I'm an enthusiastic member of my school's soccer club and have been playing for several years. Soccer is a big part of my life, and I love the thrill of the game and the teamwork that comes with it. In my free time, I enjoy expressing my creative side through singing songs. I find it to be a great way to relax and unwind after a busy day of practice and studying. Thanks for taking the time to get to know me!

１．「an enthusiastic member of」こんな表現なかなか出てこないですね。a member of であれば頻繁に使いますが、enthusiasticとの組み合わせはかなりのレベルです。

２．「have been playing for」高校文法ではおなじみの現在完了進行形ですが、会話のレベルで使いこなすのはやはりハイレベル。

３．「that comes with it」関係代名詞をつかって「それに伴う～」と表しています。上級者！

４．「I find it to be a great way to」形式目的語構文ですね。

ここまで出来たら面接官も心の中で、あなたを「できる」認定していること間違いありません。

ぜひ皆さんも試してみてください。