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『引き出しに夕方をしまっておいた』

【引き出しに夕方をしまっておいた】ハン・ガン 著  斎藤真理子&きむ・ふな 訳
※Instagramに投稿した内容をそのまま投稿しています。

初めて韓国文学の詩集を読んだ。韓国文学の小説はよく読んでいるが、詩集は初めてだったので、開けたことのない扉を開くような感覚だった。

それもそのはずだ。本書の翻訳を務めたきむふなさんと斎藤真理子さんが本書内の解説でおっしゃってる通り、日本では詩というものに馴染みがない。それに比べて、韓国ではもともと歌が好きなことから短い文章の中に感情を込めることが好きなこともあり、昔から詩が読まれていたようだ。

ハンガン先生の作品は他にも「菜食主義者」を読んだことがあるが、これから詩集もたくさん読んでいきたいと思った。

2022年7月15日(金)に開催されたチェッコリ主催韓国文学のイベントできむふなさんと斎藤真理子さんのお話しを生の声で聞けたが、共訳の大変さを知り、翻訳と言っても韓国語だけでなく、日本語の語彙力もないと務まらないのだと勉強になった。イベントに参加できて本当によかったと思う。

Ryuki

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