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「〇〇さん成長しましたね」と言われているか

信頼でつながる日本のキャリアSNS「YOUTRUST」のCOOのさとりょです。

今回、戦友でもあるEVeMの紺野さんにお誘いいただき、マネジメント Advent Calendar 2021に参加しました。

「マネジメント」のテーマで語るのは少し身が引けるものの、、せっかくの機会ですので、僕がいいなと思うマネージャー像について自由に書きたいと思います。
「メンバーから成長したと言われている」マネージャーっていいよねという話です。

きっかけ

つい先日、前職リクルートの上司と久しぶりに飲んで話す機会がありました。

リクルートはご存知の通りめちゃくちゃ大きい企業です。
一方、規模の割にドラスティックな人事異動や転職者も多いことからOB・OGが集まると「今、誰が何をしているのか」といった一種のゴシップネタが盛り上がるんですよね。

お酒も少し回ってきた頃、リクルートを離れてから2年近く経っていたこともあり、僕はすかさず聞きました。
「今のリクルートで誰が一番イケてますか?」と。

上司は、上司にとっての直属の役員の名をあげたのですが
「俺が言うのもだけど、〇〇(役員のあだ名)めっちゃ成長したんだよな〜」
と切り出し、その理由を詳しく話してくれました。

なるほどそりゃイケてるわと納得のエピソードが聞けたことももちろんですが、それ以上にメンバーから成長したと思われているその事実がとても素敵だなと感服しました。

その時は言語化できなかったものの、なぜ素敵と思ったのかということを少し考えてみました。3つ理由です。


①対等な関係性である

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引用:ベンチャーマネージャーのマニュアル

1つ目の理由は、対等な関係性を築けている証拠だからです。

対等な関係性がマネジメントに求められる理由はEVeMの長村さんが詳しく書いているから割愛。とてもいいnoteです。

成長したという言葉は、「上から目線」であるとみなされるシーンがまだまだ大半です。
上下の関係が強く意識されている場合に容易く使える言葉ではありませんね。上司に対して「成長を感じる」ことが既におこがましいと思う人もいるかもしれません。

そこを飛び越えるのは、対等で力が発揮しやすい関係が築けている証拠なのではないかと思います。
今回のように、たとえ面と向かったフィードバックでなく他者に対しての発言だとしても、メンバーにフラットに捉えてもらえている証拠だと考えます。

マネージャーの大きな仕事のうちの1つに「メンバー育成」があるものの、本当はマネージャーもメンバーから成長させてもらっているはず。一方通行では決してないんですよね。
互いに、成長を認め合えるというその関係性に対してシンプルにいいなと思いました。

②担当部門を前進させている

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引用:ベンチャーマネージャーのマニュアル

マネージャーとは結局「経営に資するためになんとかする」役割なんだと捉えています。
もう少し具体的に言えば、担当部門が担える業務の質と幅を向上させ続ける役割といったことでしょうか。

経験によって人は成長します。
成功だけが成長のきっかけではないものの、成長を感じるということは成功に向けて前進していると言い換えられるでしょう。
先程の役割定義から考えると、マネージャー自身の成長は担当部門全体の成長に直結します。
メンバーからみてマネージャーの成長を認められる状態になっているということは担当部門が進捗していると言うことでもあるし、所属メンバーが成長するための挑戦の機会が増えることでもあります。

マネージャー自身の成長は、
マネージャーとしての役割を果たせている、あるいはいい方向にチームを導けているとてもいい示唆だと思いました。
これが2点目です。

③メンバーもまた、成長している


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引用:ベンチャーマネージャーのマニュアル

マネージャーの大きな役割の一つに人を育てる、なかでも「後任を育てる」があります。
通常のメンバー育成と異なり後任育成となると、スキルはもちろん視座や立ち振る舞いといったマインド面の成長サポートを行う必要も多いです。

本来マネージャーとメンバーは求められる役割が違います。
素人がe-sportsの世界チャンピオンと地方大会の優勝者のプレイを見ても差分に気づきにくいように、
マネジメントの役割を意識しない限り、マネージャーとしての成長にメンバーが気づくことはそもそも難しいと感じています。
その上でマネージャーに対してメンバーが成長したと感じているということは、メンバーが同等に近い・もしくはそれ以上の視座を持てているということ。
つまり、マインド面でメンバーが成長したという背景が大半なのではないかと思います。
*人の気持ちが考えられるようになった 的な誰の目から見てもわかる成長や、元々メンバーがマネージャーよりマインド面で仕上がっていたなどもある気がしますが... まぁこれもプラスでしょう。

実際、正直に話すと僕は前職時代に役員以上の方の凄さがちゃんとわからなかったです。今になって同じような役割を(規模はさておき)担うようになってその化け物さを少しずつ理解できるようになってきました。
マネージャー自身が成長して背中を見せつつ、後任が担えるようにメンバーの視座を引き上げる。
その結果に対して「成長しましたね」の言葉が出てくるはずで、これまたいいことだなぁと思いました。

他にも細かな理由はありそうですが、大きく分けるとこの3つです。


ちなみに...

少し余談として、僕のボスとなるイワヤン社長なんですが
この1年めっちゃ成長したと思います。

小さなことに捉われることなく大局をぶらさず意識できるようになったし、自社における社長の役割にレバレッジをかけることができている。
自己の強みがさらに磨かれた1年だったなと。
それと同時に、彼女の苦悩や凄さを僕自身がまだまだ気づけていなかったんだという反省もありました。僕も少しは成長したのかもしれません。

めちゃくちゃ偉そうに話しながら...このままだと置いてかれるので、生意気言わせてもらえる関係に甘えることなく僕も頑張ろうと思います!


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たくさん引用したベンチャーマネージャーのマニュアル やマネ型 本は、僕のベンチャーマネージャーとしての振る舞いの指針になっておりめちゃくちゃおすすめです。
僕の成長を支援してくれたEVeMの長村さん・紺野さんに少しでも恩を返せるよう頑張りたいですね。


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