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信頼できるチームでプロダクトを作ろうと思ったらmikanに入社していた話

はじめまして、伊東と申します。mikanには2月1日よりグロース担当という形で入社しており、mikanの事業やサービス成長に向けてデータ分析を中心としてなんでもやる予定です。ここでは、2回目の転職となる自分がどういった理由でmikanに入社を決めたのかを話したいと思います。mikanのことが気になっている方、いわゆるベンチャーへの就職を迷う方などにとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

だれ?

自己紹介を少しだけ。大学生までの22年間を兵庫県西宮市というところで過ごしました。そして就職で名古屋へ引っ越し、転職で東京に来ています。関西弁が当たり前過ぎて名古屋や東京で過ごそうとも、もう抜けきることはないんだなと最近は実感しています。大学生の頃は、海外インターンシップを運営する学生NPO法人で多くの時間を過ごしていました。そこではインターンシップの受け入れ先となる企業を探して営業のようなことをしたり、実際に海外からやってくる学生と交流したりしていました。

学生時代に所属していた学生NPO

自分のことを深く考えていなかった学生時代

きっかけは学生NPOで自分たちが3年生になり、組織の中心メンバーとなる頃でした。同じ活動を続けてきた次のリーダーとなる友人から「お前はこれからどうしたいのか」という内容の質問を受けたことからです。当時からいわゆる八方美人な態度をとりがちな自分は、周囲の困っていることややったほうがいいことを優先してしまうがゆえに、自分自身から何かをやりたいというようなものが特に他人からは見えづらいものとなっていたのだと思います。友人は僕自身がどういったことをやっていきたいのか、それはどんな思いからなのかを知りたかったからこそ聞いてくれましたが、当時の僕はその問に満足のできる答えを出せませんでした。

その時からようやく自分がどうしたいのか、そのために何をするのかといったことなど自分自身について考えるようになりました。自分がどうありたいのか、何が好きで嫌いなのかなんてわかっていて当たり前のことかもしれませんが、それまでなんとなく生きてきた自分にとってはとても難しいものでした。

それからは事あるごとに自分用のメモであれこれ書き出してみたり、気になったことを知るために読書をしてみたり。結果として思うことは、他人と目標に向かって努力することや苦難も含めて時間を共有することは好きだなということ。また、自分は取り組みの目的や背景を理解できないと、なかなか動き出せないタイプかもしれないなど、今まで自覚していなかったようなことがわかってきました。

考え事をまとめるためのメモたち

そうやって将来のことや自分のできることを考えるようになったことは、その後の就職活動や働く上で目的や背景を考えるようになったことなど大きく影響を与えています。

初めての仕事とデータ分析への第1歩

少しずつ自分がありたい姿や興味について考えだした後に、新卒で入社したのはエイチームという本社が名古屋にあるIT企業です。ここに入社することを決めたのは、企業理念がすごく共感できるものだったことでした。エイチームの企業理念には下記の2つが書かれています。

みんなで幸せになれる会社にすること。
今から100年続く会社にすること。

株式会社エイチーム HPより

幸せになるというのは少し抽象的ですし、企業理念として掲げる内容としては珍しいかもしれません。ただ、これは僕自身が人生どうしたいかを考えたときに思ったことと同じでした。だからこそ初めてこの話を聞いたときには少し驚いたことを覚えています。そして、実際にお会いした社員の方々から、会社として明文化した幸せの定義や自分たちの幸せに向かって、社員全員が働いていくといった話や、それぞれの思いで仕事についていることがわかったことで、ここでなら一緒に働いて後悔はないと思い、入社を決めました。

入社後は、引越し侍というオンラインで引っ越しの予約・見積もりができるサイトの運営を主とする子会社のマーケティング部に配属され、プロモーション担当として広告運用やSEOなど集客とサイト改善の企画立案をしていました。そこではいかに少ない広告費で、より多くの人にサービスを使ってもらうかを実現できるかを考えることになります。営業やエンジニア、デザイナーなど多くの方々と協働して施策を進めていくことが多く、自分たちにとっての共通言語はデータでした。毎日データとにらめっこする日々が続き、データをもとにチームで議論を重ねて形にする、またその結果を受けて議論をするという繰り返しでしたが、僕にとっては楽しくやりがいのあるものでした。

働く中での楽しみや自身の興味関心の変化

2年目を迎える頃には、運良く新規事業のマーケティング担当一人目として予算管理など多くのことを任せてもらい、がむしゃらに働いていました。事前調査からリリース後の運用を経験したことで、Webサービスの一つがどのような形で売上を作るのかを知り、営業やエンジニア・デザイナーなど、チームで仕事をするというのはこんなにも心強いものなのかと感じました。

また、広告の運用やサイトの改善自体はずっと続けていたことで、プロダクトづくりとデータ分析の楽しさに気づきました。自分たちでインタビューや数値から分析した結果を踏まえて出したアイデアが形となって、誰かの役に立つプロセスが僕にはおもしろいものでした。開発に関して右も左も分からない自分でしたが、同期のエンジニアに教わりつつRailsTutorialをやってみたり、普段やっている集計業務の自動化をしてみたりしたことは、プロダクトを自分で作る体験として影響しています。

ただ一方で、データ分析という観点からはまだまだスキル不足であることは明確でした。統計的な知識やSQL、データエンジニアリングについてはわからないことだらけです。興味を持つようになって初めて、こんなにも領域が広いのかと知りました。会社としてもまだそういった領域に力を入れていない状況だったことで、次第にどうすればデータ分析やそれに関する領域を学び深められるのかといった問が自分の中で大きくなっていきました。そんな中でまだまだ年次の低い自分は転職などで失敗したとしても、第2新卒など再チャレンジができるんじゃないだろうかと思い、転職という選択肢も考えるようになります。

自分の興味を探る転職

転職も選択肢だと考えるようになってからは、まずは自分が入れる企業があるのかもわからなかったので、エージェントにも協力してもらいつつ企業を探し、いくつかの面接を進めてみました。企業理念への共感や信頼できるチームや組織であるかといったことは考えつつも、ここではデータ分析の業務に専念できるかそれが中心となるポジションを主な判断基準としました。実際に転職活動を進めてみたところ、やはりいくつかの企業では未経験ゆえに不合格でした。ただ、結果として縁あってカカクコムという会社からデータアナリストのポジションで内定をいただくことができました。

いつ転職するかについては迷っていたものの、当時の自分にとって重要なことは、本当にデータ分析やそれに関する仕事をメインにしてみたときにやりがいを持って働けるのか、向いているのかを確かめてみることでした。だからこそ、2年半という短い期間での退職は不安でしたがリスクを取って転職することにしました。

データ分析を本業にしてみて

カカクコムではマーケティング本部に所属し、担当となったWebサービスの企画や開発メンバーとともに事業数値の分析やエンジニアと企画の橋渡しとしてデータ周りのコミュニケーションをしていました。実際には部署にマーケティングツールの導入を行ったり、アクセス解析ツールやTreasureDataを使っての集計から分析を行うなどです。

これまでは事業部メンバーとして、目標に対して予算作成や施策の立案など何でもするうちのデータ分析から、データ分析が主業務となるポジションに変わってみて、自分としては改めてデータ分析から施策を考え改善を進めるといった仕事は好きだなと感じました。数値を見ながらあれやこれやと考える時間がおもしろく、様々な定性・定量データを利用して得たヒントから施策につなげることに集中することができました。

ただ、一方で、入社後半年も経たないうちに全社リモートワークとなってしまい、やり取りする事業部とチームとしての一体感を持つことが難しく、自分たちが共通部門ゆえに進められる業務範囲の狭まりを感じることがありました。例えば、全社で推進していきたいマーケティング施策があったとしても、事業部の方針と合わず進まないなどのケースも多く、ここはやりがいのあるところですがなかなか苦労したところです。

副業とmikanとの出会い

どうしようもない環境の変化が起こる中で、オンラインセミナーなど他社のことを知る機会が増えたり、YOUTRUSTなどのサービスを経由して、副業の機会にも巡り合うことができたことはポジティブな点でした。副業をしてみて感じたことは、社内でのやり取りを見ることができるので、実際に働くであろうチームの雰囲気を体験できることです。僕自身、はじめて転職してみて思ったことは数回の面接で自分が会社にあっているか、働いきやすい会社であるかを見極めることは難しいということ。特に一緒に働く人との相性を重視する自分にとっては、副業のような形で実際にコミュニケーションを取ることができる機会はありがたく、気になる企業とは積極的に関わろうと考えるようになりました。

そして、副業をはじめてみて半年ほどたった頃に@3izorinからYOUTRUST経由で連絡をもらったことがmikanとの出会いです。他社からも何度かメッセージをいただいていましたが、ちゃんとプロフィールを読んでくれたことがわかったので、とりあえず聞いてみるか〜といった気持ちでした。

YOUTRUSTでもらったメッセージの一部

その後面談などを進めたところで副業をしてみることになるのですが、当時は話していて楽しい方が多く働きやすい会社だな〜と思う一方で、入社までは急がなくて良いかな、などと考えていました。

すべてオンラインというところから始まった副業でしたが、仕事としてはまったく問題ありませんでした。というのも、mikanでは副業メンバーに対しても情報はオープンにされており、slackでのやり取りを見ることができたり、Notionにはドキュメントとして議事録含めすべて見ることができます。また、業務のやり取りが発生しそうな方とはオンラインランチなどを通じて話せたおかげで、皆さんの雰囲気を知った上で仕事をすることができました。

みんなで作る良いプロダクトを求めて

mikanでも副業をするようになり、いろいろなポジションや関わり方で仕事をしたことで少しずつ自分の考えがまとまってきました。転職活動を本格的にするようになっても同じですが、仕事をするにあたっては下記のことを大事にしたいと考えました。

・自分が社会の誰かの役に立つと思えるプロダクトづくりができること
・信頼できるチームで仕事ができること
・会社のミッションやビジョンへ共感できること

エイチームでは事業部、カカクコムでは共通部門へと役割を変え、副業という別の関わり方を体験してみて感じることですが、やっぱり自分たちで目標を掲げて信頼できるチームで努力する時間が好きです。そして僕は仕事をするなら、社会の誰かの困りごとを解決したり、役に立つことをした結果として対価をもらいたいと考えています。そのうえで、これらを実現するための製品を作りたいなと。

ミッションやビジョンへの共感については、事業やサービスは形を変えてしまうかもしれない中で信頼できるチームと掲げるミッションさえあれば、どんな風になっても前向きに取り組めると思っているからです。今はデータ分析やその施策実行といったところを経験してきたことと楽しんで取り組めることから、この領域を主戦場にしていますが必要な数値が伸びるのであればポジションは変わっても良いなと考えていました。

決意

普段から先程の大事にしたいことが満たせる企業がないか探しつつ、本格的に転職活動をすることになった際には、mikan含めて良いなと思える企業がいくつかありました。その中で最後にmikanで頑張るか、と思えたのは主に2つの理由からです。

・事業の方向性や現状含めて知ったからこそ、不安な点を払拭し納得できていること
・一緒に働く人たちの顔が思い浮かべられたこと

副業をしてきたこともあり、会社についてはミッションに始まり事業の状況や仕事の進め方、メンバーの雰囲気など多くのことを見聞きしました。合わせてmikanでは、体験入社という形で1日を使って候補者に必要な情報を集める機会があります。僕の場合は以下のようなことを実施することで、自分の不安や気になっていることを確かめる時間としました。

  • 代表1on1

  • メンバーとの1on1

  • 開発フローやissueの決め方について聞く(エンジニア、ビジネスメンバーと)

@takaokazumasaとの1on1では、mikanの事業運営に関して数値も合わせてざっくばらんに相談し、将来の話についてはミッションとの関わりなどとにかく色々なことを聞きました。選考過程で実際に代表と話せたことはありがたく、特に事業が英単語から英語学習へと広がっていくことを知り、良い意味で未完成のプロダクトなんだなと思えたことで、今後もプロダクトづくりが最も重要になるとその時感じました。

他では日々の業務・タスクだけでなく、その内容がどのように決まるのか、判断基準はどういったものなのかについて聞いたり、入社間もないメンバーと入社してみての感想などを聞いたりしていました。僕が懸念していたことは、プロダクトづくりの方針が自分とは合わないことや、実はエンジニアとビジネスメンバーの間でコミュニケーションがとれず連携できていないといったことでしたが、それらは杞憂に終わります。

そして体験入社を終えてみて、改めて最後にどの企業で働きたいかを考えたときには、mikanの人たちであれば一緒にプロダクトづくりができそうだなと思えたからこそ入社を決めました。

mikanでのこれから

これからはグロースというポジションで、mikanのサービスや事業を定性・定量のデータをもとに伸ばすということに注力します。実はmikanには僕が入社するまで専任のデータ分析やそれらに関連する領域を担当する人はおらず、数名がPMと兼任しつつ副業メンバーと協働していました。とはいえ、これからサービスとしては英単語から英語学習アプリへと大きく変化をするタイミングです。そのため大小様々なイシューが存在しているうえに、これらのために分析したいことやその環境整備などやりたいことが山積みの状況にあります。

株式会社mikan / Culture Deck

当面は最も重要なイシューの解決に向けて分析を進めつつ、会社全体でこうしたデータ分析をより身近に、当たり前にしていければと考えています。また、個人としてはmikanのみなさんと一緒にプロダクトづくりに励みつつ、これらの事業の結果として英語学習に取り組む方々やその他の方にとって役に立つものを作っていきます。

ただ、これらの実現に向けてはまだまだ一緒に働く仲間を探しています。。社会にとって、ユーザーにとって良いプロダクトを作りたい方、技術を使った課題解決が好きな方にとって、mikanはめちゃくちゃ良い会社だと自信を持ってお伝えすることができます。僕が入社までに様々な形で話を聞くことができたように、mikanのことが少しでも気になるという方とはお話したいのでぜひ話しましょう!

ここまで文章を読んでいただきありがとうございました。

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