今年で僕は30歳。
今のところ結婚などに興味は無いのだが周りはまあまあ結婚してきた。そして子供を授かる年齢になった。
そんな時にひとつ思うことがある。
「なんで赤ちゃん言葉を大人が使うのか」
これだ。
赤ちゃん言葉って、赤ちゃんが何を発してるか大人が解釈した言語に過ぎないと思う。
何のために、誰のためにそんな言葉を使うのだろう。果たして教育として正しい選択だろうか。
例えば
くるまと言いたい赤ちゃんは「ブーブー」なんて言いたい訳じゃなくて、車と言いたいんだ。だって、赤ちゃんから成長した僕らは車のことを「ブーブー」とは言わないだろう。
赤ちゃんだってそれは同じだ。
言いたくても言えないから、言語成長が阻害するから、そういう言葉遣いになってしまっているだけだ。
赤ちゃんだって僕らのそれのように言えるならくるまと言いたいんだ。少し考えればそんなことは分かる。
でも、成長がそれを阻害する。ただそれだけの話だ。赤ちゃん言葉なる言葉遣いをするオトナは1人残らず赤ちゃんをバカにしている。
もっと言うと、赤ちゃん言葉を作り出しているのは赤ちゃんではなくバカなオトナだ。赤ちゃんが発する言葉を何と聴こえたかで言語化してるのはいつもオトナで赤ちゃんには非は無い。
そして、くるまのことをブーブーなんて教えるバカ親がもしこの世に存在するならお前自身が稚拙過ぎるので、もう一度幼稚園からで良いので我が子と一緒に行ってください。
ごめんなさい言いすぎた。
赤ちゃん言葉は総じて"オトナ言葉"だ。
もうひとつ幼少期で覚えているのは、ぼくは不用意に赤ちゃん言葉や赤ちゃんと話す時に同じ目線に立っているつもりか必要以上に稚拙化するオトナを当時からしっかり軽蔑していた。
当時の心情を今言語化するなら「なんて気持ち悪い話し方をするオトナなんだろう」だ。
これは何も自分が幼かった時だけに思ってるわけじゃなく、今でも赤ちゃんや幼き子を前にして話し言葉が稚拙になるやつのことはちゃんと軽蔑している。
「○○でちゅね〜」なんかに関しては、「𓏸𓏸ですねー」からの派生なので、赤ちゃんに敬語を使うそれはまた別角度の違和感も生まれる。
ああ、こうやって文章を書いていると脱線してしまう。もう一つだけいいかな。いいよね。
僕は高卒からずっとパーソナルトレーナーをしているんだけど、とある高校の校長先生を、やられている非常にお世話になっているお客様がいるのね。
その方のトレーニング中にふと僕が
「今の教育現場で1番の問題ってなんですか?」
って訊いたら直ぐに
「親が幼すぎる」
って答えたんだ。いいかい、高校の校長先生がこれを言っているんだよ。16歳以上の子を持つ親、つまり推定35-50歳くらいに当てはまるオトナが幼いのが教育現場での一番の問題と答えたんだ。
もっとこれを真摯に受け止めた方がいい。稚拙なオトナが幼い子を育てるなんて分不相応なことはすべきでは無い。
と僕は思う。
けど、そんな僕も友達に子供が産まれたら素直に嬉しいし、出産報告をくれた友達にはオムツとおしりふきをこれでもかと送り付ける。
おかげで子供がいないのにAmazonのおすすめが一時期子供用品ばかりになった。子供は大好きなんだ。
国内外で恵まれない子供たちや関係値のある子に絵本寄付活動もしている。子供が好きだから世界各国国内も含め一人旅に行った時に絵本も寄付するんだ。
子供はとても尊い。
だからこそ、オトナはもっと学ぼう。
特に日本人のオトナ。
何が善で何が悪かとかそんな難しい話じゃなくて「これだけはしない方がいいよね」というシンプルなことだったり、挨拶だったり、食べ方だったり、そういうところからでいい。
それがきちんとしている子供は、きちんとしたオトナにも好かれるから不用意に曲がったりもしない。
もっと子供に本当に大切なことを明確に教えてあげるべきだ。そこに性差や情報の誤りはない。ただ、教えてあげられる親かどうかだけだ。
共に学ぼう。
明るい未来に我が子を連れてこう。
そんなことを偉そうに29歳独身彼女ナシの男が言うとりますけどもっ。
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