マスク。
コロナが示した感染症対策に使われたり、風邪を人様にうつさないためにとつけるそれ。
女性がすっぴん面を隠すために使われるそれ。
今日それが地面に落ちるのを見た。
おとしたのは、おそらく父親と思われる推定40歳前後の男性。
この方は既にマスクをつけていた。
カバンから取りだしたそれは、横の男の子、おそらく息子と思われる男児に渡そうとしたところ落としたのだ。
そして、落としたそれを拾い男児に手渡した。
え?
落としたマスクを息子に渡す?
先に伝えたとおり、マスクは感染症対策として使われることがある。
もとい、青山通りの地面という成功者の涙と汗、屍となった元成功者の血肉、今や古のブームとなってしまったこぼされたタピオカ、
といった様々な物が染み込む地面に落としたマスクをそのまま我が息子に渡すかね。
いや、普通に感染症対策したいはずのマスクが何かに感染してしまったように思うけど、それって合ってるんだっけ。
1番健康に生きて欲しくない?
息子ってそんなもんなの?
むしろ、
「お前はこの世の中の痛みを知るため、この東京青山という戦地の地面に落ちたマスクをつけよ」
みたいな教育的観点からあえて渡してるの?
手元を見るとあと数枚は少なくともマスクを所有しているようだけど、本当にそれでいんだっけ。
息子ちゃんは黙ってつけてたけどさ。
ちょっと納得がいかなかった。
そもそも論、なんでマスクつけるんだろう。
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