生物・医学系界隈の生息人

生物・医学系の研究に携わっています。 市販のものでは、履歴書の行が足りなくなってきまし…

生物・医学系界隈の生息人

生物・医学系の研究に携わっています。 市販のものでは、履歴書の行が足りなくなってきました。 記載することは、個人の見解です。 博士(医学)その他

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最近の記事

#7 確定申告の落とし穴

先日、唐突に「重要・納税通知書在中」と書かれた封筒に入った納税通知が届いた。何事かと封を開けてみたら、過年度分の納税通知が振込用紙と共に入っていた。つまり、払いなさいということらしい。 なぜだ。がしかし、なんとなく心当たりはある。 今年重い腰を上げて、数年分の確定申告を行った記憶がある。以前はきちんとやっていたのだけど、年末調整をしているうえ、納税というより還付なので、手続きに係る時間のほうが面倒だったからだ。 おそらくこれが原因だろうと思い、確定申告書類を見た。案の定、

    • #6 五島うどん

      先日手に入れた五島うどんを食した。あちこちの土地のうどんを食していたものの、五島うどんは未だ食べたことがなかった。 湯で時間も比較的かかるが、延びにくい。コシが太さのわりに強い。ふわっと椿油の香りが立っているのが分かる。これまでのどのうどんとも違う独特な触感で、一気にハマってしまった感じがする。一緒に調達したあごだしが、またおいしさを引き立てる。もっちり好きな人には非常におすすめな一品。ああ、おいしい。なぜ今までこれを食べずにいたのだろうか。 ちなみに、食したのはこれ。

      • #5 後悔した話

        今年は年明け早々、たくさんの痛ましいニュースが飛び込んできた。さすがに、もうこれ以上ないだろうと思っていたら、今度は良く知る人の逝去の知らせを受け取った。 風のうわさでどうも元気がない、沈んでいるようだという話を聞いてはいたから、少し仕事が落ち着いたら、連絡をしようとしていた矢先の出来事だった。 葬儀には諸事情で参列できなかったものだから、未だ正直、亡くなった気がしない。さもない電話やら、飲み会のお誘いが来るのではと思っている自分がまだいる。けれど、今のところ全く連絡がな

        • #4 人前で話す

          時間があいてしまった。この話の続き。 発表が終わった。結果から言えば、おおむね滞りなく終わった。 とてもじゃないが今回もまた、うまくできたようにも全く思えない。ただ幸いに、年と経験を重ねたこともあり、自分の気持ちとは裏腹に、他人から見たらそこまでおかしく見えることはないらしい。 通常この類は、例えば研究室の仲間や同僚に一度や二度くらい、見てもらうこともあるのだろう。実際のところそんな時間もなく、残念ながらほぼ一発勝負である。いつも心配ばかりが募って、病的なくらいに鬱になる

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        • 仕事のキオク
          2本
        • 自分のキオク
          2本

        記事

          #3 マイセカンドアオハル

          今クール、最初からなんとなく見ているマイセカンドアオハル ドラマの感想を述べるわけではないのだが、主人公である万年貧乏疾患に侵されている佐弥子は、人生詰みを避けるべく、あるきっかけから夢を追っかけることを決め、一回り近く年の離れた学生と学生と共同生活を送っているようだ。 学生時代でしかできない経験や感情はあるわけで、今更だが、良い意味で無理して、もっともっといろいろなことを体験しておけばよかったものだと思う。ほぼ日本一周するくらい、遊びには力を入れていたような気はするが。そ

          #3 マイセカンドアオハル

          #2 ヤバい

          人前で話さなければならない仕事が回ってきた。 学会で話さなければならない。仕事なので仕方ないのだが、すでに鬱になっている始末なのだ。避けるにも業種的に避けられないのが悲しい。しかも異常な会場の広さであることにさらに絶望している。 いつかどこかの先生に言われた気がする。このネタでは自分がプロで、一番知っているものだと思って自信もて。…わかっています、わかっていますと、頭では理解しても、どうも気質的に合わない。もはやアルコールを入れてから話そうか。終わったら終わったで、あとから

          #1 きっと一生付き合う人の話

          5年ぶりくらいに、大学院の仲間二人に会った。 コロナのパンデミックとやらが世間的に終わり、初めての再会だった。 もう全員、それぞれの道を歩いていて、広いくくりで言えば同じ業界なのかもしれないけれど、直接的なつながりはない。性格も考え方も、正直自分とは見たら合うようで合わない。なんでこんなに付き合いが続いているのかも、もはやわからない。 入学時期もみな半年ずつ違う上、正確には出自もみな違う。 Aは、理由すら忘れたが本当は別の研究室所属、Bは某企業から来た謎の社会人大学院生、

          #1 きっと一生付き合う人の話