空高く (一編)

ある夏、平凡な学生から始まった物語

僕は、島根と広島の県境に住む学生だ。
勉強も特別できるわけでもないし、
スポーツも特別できるわけでもない。
ただの平凡な学生だ。
僕が一番嫌いな季節『夏』
何故嫌いなの?ってよく聞かれる
理由は単純だ
『交通事故』
小6の夏休み、仲の良かった友達と僕のいとこで海にでかけた
その途中、僕がお腹痛くなって
トイレがないか いとこのお父さんにトイレを探してもらっていた。
急いでいたからだろう。交差点でトラックと衝突…
僕はその時の記憶、とても曖昧だ。
たが、本当に曖昧であってほしい記憶が一つある
いとこと、そのお父さんが助かったこと それを聞いて少し安心した
でも、その後の言葉に続いた言葉は信じたくない
『残念ですが、友達の方は…』
お医者さんが涙を流しながら言っていた

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