自分にとって「幸福な午前中」とは、コーヒーを飲みながら最近考えてることについて文章にしつつ、その都度思い浮かんだことについてネットサーフィンしながらあっちこっち脱線してダラダラ書く時間です。
ドワンゴの川上さんが「そういうようなことが年を取るとできなくなる」的なことを呟いてた気がするんですが、調べたら見つかりました。
で、なんでこれについて書いてるかと言うと、こういう「無駄な脱線の時間」が1ヶ月の東京出張中に取れていなかったとふと気づいたというか。
最近、体調が良くなくて(咳が止まらない)作業集中できないので、気晴らしに展示見にいくかと調べていたら ※ちなみにそういう時は「TOKYO ART BEAT」を使っています。位置情報から開催中の展示調べられるので便利!
TAKE NINAGAWAギャラリーでオランダのBas Jan Ader(バス・ヤン・アデル)の作品が出てるということにびっくりしてすっ飛んで行きました。好きなアーティストですがあまり日本で知られてないため、初めて実物を拝見。
それからいつもよりかなり早い時間に滞在先のシェアハウスに戻り、ゴロゴロしながらBas Jan Aderについて調べてると、なぜか思い出せないのですが「塩田千春さんがマリーナ・アブラモヴィッチに師事していた」ということを知り、気づいたら、インタビュー記事を読み漁ってました。
塩田千春さんは作品を見ればこの人か!となる人も多いのでは。ベルリンを拠点に活動するアーティストです。
マリーナ・アブラモヴィッチは「パフォーマンス・アートの母」と呼ばれる旧ユーゴスラビア出身のアーティスト。自身の身体を使って人間の暴力性を暴くような作品が有名。
その塩田さんが、本当は「マグダレーナ・アバカノヴィッチ」に学びたくて手紙を書いたのに、名前が似てる「マリーナ ・アブラモヴィッチ」から返事が来てそのまま2年師事したという話が面白すぎました。
そんなことあります?笑
しかも結果として、完全部外者の僕からしても、その偶然は良かったと思うんですよ。だって身体を極限状態まで酷使するマリーナの指導ヤバそうですもん。
結構自分的にこの事実は面白くて、僕自身、けっこうマリーナ ・アブラモヴィッチは好きなんですが、確かに塩田さんのキャリア初期のパフォーマンス作品はアブラモヴィッチ感があるなと。