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遅くて、退屈で、つまらない場所

SNSには書かない(書けない)ことを中心にnoteを月に4本更新します。中身は藝大院の話、プロジェクトの過程、アイデアの種、苦しんでいる葛藤の様子などを書き散らかしてます。
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いだいたありがたいチャンス

常に予期せぬ出来事にオープンにしておきながら、それが来た時、即興的に応答していく。

帰国の予定日がおおよそ決まりました

バタついててあれですが、約1年のパリ国立美術学校(ボザール)の交換留学を終えました! こちらの学期末は日本のエモーショナルな別れ…とは全く異なり3日間本気のパーティ。思えば最初大変だったけど結果めっちゃ良かったなぁと。 流石に先週のロンドン訪問から今日までぶっ通しで来て、いま寮の退去の荷造りに追われているので、またゆっくり振り返ります。 そして意外な展開で帰国の予定も見えてきました。

ロンドン、熱い夜、大いなる刺激

3泊4日で弾丸でロンドンに行ってきた。 半年ぶり2度目の渡英。前回も1泊2日とタイトだっためフランス滞在中、絶対にどこかのタイミングで行こうと決めていた。アートコーディネーターの三木茜さんと別件でやり取りしていた時に「6月末までロンドンにいるんですが来る予定ないですか?」と来たので、ユーロスター(新幹線みたいなやつ)をノリと勢いで予約。物価が恐ろしいことになっているので(1ポンド=200円)、フランスのワインとお弁当を持ち込み向かったのであーる。 テートモダンでオノヨーコ

歩くことが生き方そのものと関わっているとしたら「ゆっくり歩くことができる」ということについて

6月なのにまだ半袖1枚で出かけることを許されない、春と夏のあいだを彷徨い続けているパリの気候。しかし、歩くのにはちょうど良い気候。はじめ外に出た時は「うわ今日の服装ミスった」と大体思うが、10分、20分、30分と歩いてる内に身体が温まり、上着のカーディガンを腰に巻き付け、最も最適なコンディションで足取りが進む。 「パリは歩くのが楽しい街」 大体みんなが口を揃えて言う。どのエリアを切り取っても迷宮のような街並みが連続しており、歩くことを飽きさせない(道に落ちまくっている犬の

パリ留学終わるので「まとめ」に入ろうとしている

昨日正午、意気揚々と家を出た。 目指すはパリ市内から北に40km離れたジャン=ジャック・ルソー公園。行きたい理由はなんとなく。ヨーロッパに来てから、すっかり「森」というものが面白くてたまらねぇ!となっている。こっちの公園は「公園」とは名ばかりでほぼ「森」だったりする。 森は「遭難」や「迷うこと」、「さまよい歩くこと」を象徴するイメージでもある。都心の喧騒や目的思考から離れ、当てもなく感覚に任せてふらふらと歩くのにうってつけの場所だ。ブリュッセルのカンブルの森を歩いた経験は

「日本人」で「日本語ネイティブ」で「シスヘテロ」の「男性」

旅から帰ってきて、徐々に回復に向かっていく過程がたまらなく好きだったりする。それは身体の疲労という意味もあるし、内省し言葉を紡ぐことによって経験を振り返るという意味でもある。 旅の間、友人宅やホステルのドミトリーに泊まっていたら100%熟睡できる訳がなく、それでいて普段より重い荷物を持って歩くので身体にダメージが蓄積されていく。だけど自分ドM気質あるので、そうやって朦朧としたトランス状態で旅をするのも、別の角度から新しいことを吸収できそうな気がして好きだったりする。流石に旅

レバノンとイスラエルには行けなかった

キプロスから急遽、ベルリンに行こうと決めた。

流されずに流されていくことに成功した

5月やべぇっす…!やべかったっす…!今日から3本連続でnoteを書いていく。 今月けっこうキツイなと感じることが多々あり、まあその辺は前にも書いた気がする。 5月中旬から一気に動き出した感がある。4月からロケハンと構想を進めていた作品の撮影を一気に進める。撮影期間は3日間。パリの友人達に協力してもらいなんとか撮りきり、編集作業に入る。本当は編集も3日で終わらせたかったのですが、そうなることはなく、そのままキプロス共和国への旅がスタートするという。 キプロスの首都ニコシア

アプライした公募ほぼ全滅...?何かが足りないのは当たり前で

最近制作とは全く関係ないことでキツイなと思うことが3つくらい連続であって、それでも前を向かざるを得ないというのが「生活する」ということ。 そうしたこともあってか、この留学中あまりすることがなかった「日本の友達に電話する」ということをしています。

大丈夫、生きているんだから、ということ

新しい調味料、新しいシャンプー、買っても使い切れるか微妙な頃合いになってきたパリ生活残り2ヶ月。 目的もなく街を歩く。ふと、目に止まった空間やギャラリーに入る。こういう直感は割と正しいことが多い。そして最近、あれこの人知ってる、以前も見たことある作家だ、ということが増えて来ました。こういうことが直近で3回あった。読んでる本に出て来たアーティストは、2年前に行ったヴェネツィアビエンナーレでフィンランド館代表だった人。パリで観たキューバのアーティストは去年の京都で、ブリュッセル

2024年4月24日(留学232日目)

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言葉は身体_(自身を支え続けているもの)

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パリのContemporary Artシーンについて感じていること_余裕とかクオリティとか

4月に入ってもう2週間だと…!?早すぎる。 サマータイムに入ったパリが覚醒しています。 天候が素晴らしく、セーヌ川でチルする人でごった返し。そんな自分も、今週はひたすら友人達と気付けば12時間も外でおしゃべりしたり、公園でピクニックしてました。これがヨーロッパの夏なのかと。4月でこんな感じだったら、本格的はバカンスシーズンどうなっちまうんだと。本当に冬が残酷過ぎたため、陽が出ようもんなら作業を放棄して外でボケーっとします。室内手働いてる場合じゃありません。 ようやくパリ

パリ残り3ヶ月...もう一度やっていく

4月1日。日本の新学期。 こちらは昨日からサマータイム(あまりよく理解してない概念)に入り、日がいきなり伸びました。 4月から気持ちを入れ替えて新生活をはじめてやろうという気概になるのは俺だけじゃないはず。あれ、もしかして、甥は明日から小学1年生かも…?!姪に至っては小学5年生だ。信じられない…。 ともかく!白状しましょう。3月は怠惰だった気がします。怠惰故に、とても早く過ぎ去っていったように感じる。いやおそらく、実際はそんなことはないんですが。 カレンダーと日記を振り