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介護とリラクゼーション

私が今本気で取り組みたいことは
【在宅介護しているご家庭にリラックス空間を届けたい】ということ。

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私は自宅でリラクゼーションサロンをしています。

アロマトリートメントやよもぎ蒸しで、お客様に心身共にリラックスしてもらい、忙しい日常のあれこれを考えずに、自分だけの時間をゆっくりと過ごして欲しい。

心のゆとりが持てたら、今まではイライラしていた出来事にも、少し余裕を持って関わることができると思っています。(私の経験ですが)

普段は自宅サロンに来ていただく営業スタイルですが、お客さまのお宅にマッサージベッドを持っておじゃまする【訪問施術】もやっています。

今は主に面識のあるお客さまのお宅のみですが、今後は在宅介護しているご家庭への訪問をメニューに加える予定で、準備を進めています。

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私の実家では在宅介護をしています


今私の父は介護を必要としていて(脳梗塞による半身麻痺・人工肛門)、母が在宅で介護をしています。

私は近くに住んでいるので、週に何度か実家へ行き父の身体(主に浮腫みがちな脚)などをトリートメントしたり、時々母にもドライヘッド(頭皮マッサージ)や腰などのトリートメントをすることがあります。


週二回、マッサージ師さんにも来てもらって全身のマッサージをしてもらっているので、私は父が寝る時間に合わせていくのですが、意識していることは父が気持ち良く入眠できる空間を作ること。


そして、両親の話を聞くこと。

在宅介護は孤独になりがちです。
とは言っても、他人との関りが全くないわけではないんです。
父はデイサービスセンターやリハビリ施設に行っているから、結構忙しかったりします。

実際に人と会う事がないことでの【孤独感】もあるけど、私が思っている【孤独感】とは、自分の心の内を安心して話せる相手がいないことへの【心の孤独感】です。

「自分の気持ちを分かって欲しいけど、介護をしている人じゃないとわかってもらえない。」


「自分の病気の辛さは誰にもわかってもらえない。」

「病気の話をしたいのに、また同じ話ばっかりって言われちゃって話せなくなっている。」

「じゅうぶん頑張っているのに、これ以上何を頑張ればいいんだろう。」

「なりたくて病気になったわけじゃないのはわかっているけど、優しくできない。」

などなど、介護って【する側も、される側も】心の葛藤がものすごくあるのを両親を見ていて感じています。


そこには、自分を介護させてしまっているといった父の母に対する申し訳なさや、なんとか歩けるようになりたいと頑張りたい気持ちがあるのに思うように身体が動かない事に落ち込む父。

父を介護するのは迷惑だなんて思っていないけど、自分の心身が疲弊していくのを「大丈夫だよ」ということで気力で乗り切ろうとしている母の姿があります。

介護している状況を変えることはできないけど、少しでも気持ちを軽やかにしてほしい。
そのために【リラクゼーション】は大きな役割を果たしてくれていると実感しています。

身体をマッサージしたりよもぎ蒸しをしてもらったりしていると、身体が温まりリラックスするので心にため込んでいた思いも吐き出しやすくなるようです。

始めはネガティブな言葉が多いですが、それも吐き出しちゃうとスッキリするので、今度は前向きな言葉に変わってきます。

そうすると、いつの間にかみんなで笑い話をしてるんですよね。

そして、私が帰る時には両親とも笑顔で「今日はどうもね~^^」と言ってくれます。

心身共にリラックスをすると心にゆとりが生まれ、しんどい日常を過ごしていても、リラックスする時間を設けることで気持ちがリフレッシュできる。


自分の気持ちを切り替えるきかっけとしても、リラクゼーションは役に立つと思っています。

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長くなってしまいましたが、両親の介護を見てきて【介護にはリラクゼーションが必要】と強く思っているところです。

在宅介護をしていると、なかなか外に自由に出られない。
ならば、私からリラックス空間をお届けしたいと考えるようになりました。

準備が整ったら改めてご案内させて頂きますね。


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