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(2023/04/27/木)11号墳・12号墳と、看板に載っていない10号墳(生目古墳群)

本日紹介します写真は、先週(2023/04/16/日)宮崎県宮崎市生目に有る国指定史跡・生目古墳群に行った際に撮影した写真です。

 撮影した写真を備忘録としてここに残して行きたいと思います。

本日の写真

10号墳・11号墳・12号墳

三つの古墳を見る為に通ったルート

下記の画像は、7号墳から10号墳(地図に載っていない)・11号墳・12号墳へ移動したルートです。

地図に載っていない10号墳

こちらの写真は、看板に乗っている11号墳・12号墳に行く際に二股になった道の間を撮影した物です。

そこには、案内看板には記載されていない10号墳が有りました。

墳丘に上ってみると…

この古墳群に良くみられる、大理石製の古墳番号の描かれた杭が建てられていました。

又、墳丘の後ろには、辛うじて判読できる程ボロボロになった木の杭が建てられていました…

生目古墳群 第10号墳?(判読不能)
国指定○跡
宮崎市教育委員会
昭和十八年九月○○日指○

ここまでしっかりとした看板や、墳丘を表す杭が設置されているのに、案内看板から消えているのでしょうか?
謎です…。

11号墳

10号墳を見た後、後ろを振り返ると11号墳が有りました。

墳長に上ると、『11』と書かれた大理石製の杭が設置されていました。
この小山が11号古墳で間違いない様です…

11号墳の墳丘の裾には、折れた木の杭が倒れていました…
根元がボロボロになっている様なので、木が腐って倒れたのでしょうか…

最後に11号墳の墳丘を3号墳に向かって撮影した写真を紹介します…

11号墳・12号墳の間に有る案内看板

11号墳・12号墳の間には案内看板が設置されていました。

案内看板を拡大した画像です

このままでは読みにくいので、少し加工してみました…

 12号墳は発掘調査で周溝が確認され、元々、直径20m、高さ2.5mの円墳であったことがわかりました。
 11号墳は周溝が完全に削られているため、本来の大きさや形状はわかりませんが、古墳のそばからたくさんの土器が出土しています。
 どちらも葺石や埴輪などを持たない、土がむき出しのままの古墳です。

こちらの案内看板にも10号墳の事が書かれていませんでした…。
何で案内看板や地図から消えているのでしょうか?
謎です。

12号墳

看板のすぐ左には、看板で紹介された12号墳が有りました。
道に面する所が、ガッツリ削られている様です……。

上の写真の右側、墳丘の角度が緩やかになっている所から登ります…

やはり墳長には大理石製の杭がありました。

12と書かれているので、この場所が12号墳で間違いない様です。

こちらの写真は11号墳か12号墳か忘れたのですが、コンクリート製のT字型物体が落ちていました。

後で遊古館館長の方にお伺いした所、昔はこの杭に古墳番号が書かれていたと教えて頂きました。

現在はこのT字型の杭は使われておらず、現地に置かれている様です。

本日紹介した3つの古墳は、かなり崩壊が進んでいる様で、原型が良く判りませんでした。

しかし、案内看板にも有る様に、12号墳については幅20m高さ2.5mの巨大な古墳であった事が判っている様です。

又、11号墳に至っては、原型が解らないほど破壊されている様ですが、多くの土器が出土していると言う事から、ここでも何らかの祭りや儀式が行われたことが判ります。

長い時間の間に原型も無くなってしまうほど荒廃してしまったようです。

又、何故案内板や古墳群入り口の地図にも10号墳が載っていないのかが気になりました。

今度、調べてみたいと思います。


2023/04/27/?~1730


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