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今日はリニューアルされた博物館に行きました(2023/03/12/日)

本日も記事に来て頂き有り難うございます!

(下の項目から飛べます。)


本日はリニューアルされた博物館に行きました

先週、とある情報を得ました。

先週の日曜日、県立博物館の『祈りと祭り』の展示スペースに展示している岩偶(レプリカ)について不明な点が有った為学芸員の方に質問した際、
『この様な展示物の実物は何処に行けば見れるでしょうか?』
と質問を致しました。

その時、何時も足を運んでいる考古学博物館の名前ともう一つ、最近(昨年)リニューアルされた博物館が県内に有ると言う事を教えて頂きました。

ですので、今日は朝からその博物館に向かいました。

リニューアルされた博物館

私の住んでいる所から遠い為、午前一杯使って移動しました。
その博物館は小高い丘の上に有り、城跡の土地を利用した博物館の様でした。

その博物館は『延岡城・内藤記念博物館』と言う名前で、以前から同じ場所にある博物館の様ですが、去年リニューアルをしたと言う事の様です。

館内の外観や内装は、黒を基調とした色で構成されていて、良い雰囲気の博物館でした。

展示内容は、旧石器時代から近代までの土地の歴史について展示をされており、解り易く見易いデザインだった為、全部の文章を読んでしまいました。

ここで写真をアップロードしたいのですが、常設展の入り口に『撮影禁止』との記載が有った為、職員の方へ理由を聞いてみた所、遺物保護の観点から、撮影は禁止していると教えて頂きました。
しかし、展示品目録(展示品を紹介した本)に乗っている画像で有れば、ブログ等に掲載する事は可能との回答を頂きました。

この他、常設展や特別展について不明な点を博物館職員の方に解り易く教えて頂きました。
今回も、多くの職員の方々にご助力いただき、心より感謝申し上げます。

※内装や外観等は延岡城・内藤記念博物館の公式HPを見て頂くとより解り易いと思います。
(下記リンクをクリックして頂きますと、公式HPを見る事が出来ます。)

延岡城・内藤記念博物館公式ホームページ

気になった展示遺物

今回凄く気になった展示が数点ありました。
画像は有りませんが、特徴等を残しておきたいと思います。

①白式尉
能面の展示しているコーナーの一番右に、この『白式尉』の面が展示されていました。
私は以前、民族面を研究されている方に神楽等の祭祀で使われた、古い面の実物を見せて頂いたり、能面の本等を読んだりしただけなので『白式尉』について詳しい訳ではありません。

しかし、このお面、今まで見て来た翁の面と、なんか雰囲気が違うのです。
『白式尉』とは白い翁の面で、笑ったような目じりの下がった翁の面の事です。
その目は普通滑らかに『へ』の字を書く様に開けられていて、眼球等の意匠を施した作品を私は知りません。
ところがこのお面は、目の表現の中に眼球の位置?の様な半円の切れ込みが付けられています。

この目の部分に、半円の切れ込みの意匠が追加された事で、目線が明確になって締まった雰囲気になって、独特な緊張感を纏っている様な気がしました。

個人的に凄く良い作品だと思いますので、又拝見したいと思います。

昨日紹介した三角板皮綴短甲についての解説

この三角板皮綴短甲の実物は、宮崎県立西都原考古学博物館に展示されております。

この短甲はこの延岡城・内藤記念博物館がある延岡市で出土した物で、短甲を当時の状態に復元した複製品が展示されており、その下に説明文が添えてありました。

その説明文の中に、
『畿内政権の管理下で作られ、全国の有力者に配布されたと考えられている。』
との記載が有りました。
昨日、記事の中で『結構見るデザイン(の鎧)』と書いたと思いますが、これは畿内で作られた現代で言うレディーメイド(大量生産した衣料品である既製服と言う意味)的な短甲だったようです。
(『畿内』とは何処を指すのか不明の為、今後調べてたいと思います。)

しかし、説明文の後半に、
『上ノ坊古墳出土例は、背面に『U』の字型の特徴のある地金が使用され、技術的、意匠的に優れた短甲と言える。
こうした変形板を使用した革綴じ短甲は全国的にも出土例が少なく、上ノ坊古墳の被葬者が、社会的評価の高い人物で有った事を示している。』
との記載がありました。

つまりこの短甲は、数多く作られた短甲の中でも特別に作られた、グレードの高い作品だったようです。


今日はこれらの作品に合う事が出来、大変為になりました。
今回知った知識やデザインを、今後の作品作りに生かしたいと思います。

開催されていた特別展について

今日ここで書きますと長くなりそうなので、明日の日記の冒頭で書きたいと思います。

本日の写真

延岡城・内藤記念博物館の正面入り口

今日は本日行きました博物館の正面入り口を紹介しようと思います。
城跡と言う事で小高い丘の上に建っているのですが、エレベーター等が設置されていて、駐車場からスムーズに入館する事ができます。

延岡城・内藤記念博物館正面入り口の階段

こちらの博物館は城跡の土地を仕様しているとの事で、小高い丘の上に建っており、正面から入る際はこの様な長めの階段を上る事になります。

階段横に建物が。
階段横の建物はエレベーター櫓でした。

長い階段の横に、木々に隠れて白い建物が有ったので近づいた所、『エレベーター櫓』の看板がありましたので、使用する事にしました。

エレベーターホール内は清潔で、センサーで自動で電気が点灯する様になっていました。

エレベーターホールは人感センサーにより、自動で電気が付く様になっており、暗くありません。

利用しやすい位置に手すりや、ボタンなどが有りました。
階数表示画面も大きくて見やすく、防犯カメラもついています。

エレベーター内も、手すりや押しやすい位置にボタンが有ったり、見やすい階表示画面等が有り、お年寄りや体の悪い方には使用し易いと思います。

又、防犯カメラも設置している様なので、防犯対策も行われている様です。

段差が少ないので館内まで、スムーズに入館する事ができます。

エレベーターを降りたら、足元に気を取られる事無く、スムーズに入館する事ができます。

この様な設備を設置して頂き、有難いです。深く感謝申し上げます。

2023/03/12/2100~2351

最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。