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(2023/03/25/土)筒型器台と壺

本日の写真
 須恵器 市場南組窯跡(愛媛県)産
 筒型器台(複製品)
 出土地:築池地下式横穴墓群
 年 代:古墳時代中期(5世紀)
 原所蔵:都城市教育委員会

 須恵器 市場南組窯跡(愛媛県)産
 壺(複製品)
 出土地:築池地下式横穴墓群
 年 代:古墳時代中期(5世紀)
 原所蔵:都城市教育委員会土 

こちらの遺物は、この前紹介した約1500年前のコップと同じコーナーに展示されております。

※こちらの写真は私が現地で撮った物で、施設に許可を得て掲載しております。
※こちらの写真は私が現地で撮った物で、施設に許可を得て掲載しております。
※こちらの写真は私が現地で撮った物で、施設に許可を得て掲載しております。
※こちらの写真は私が現地で撮った物で、施設に許可を得て掲載しております。

須恵器 市場南組窯跡(愛媛県)産
 筒型器台(複製品)
 出土地:築池地下式横穴墓群
 年代:古墳時代中期(5世紀)
 原所蔵:都城市教育委員会

須恵器 市場南組窯跡(愛媛県)産
 壺(複製品)
 出土地:築池地下式横穴墓群
 年代:古墳時代中期(5世紀)
 原所蔵:都城市教育委員会

宮崎県立西都原考古学博物館B1F展示

こちらは、筒型器台と壺のセット(複製品)です。
この須恵器の写真を記事に載せる為に画像を再度確認していた所、当時作られた場所(市場南組窯跡(愛媛県)産)が記載されていてるのに気が付きました。

須恵器と言えば、以前記事で大阪府堺市陶邑窯跡産の須恵器について書きましたが、当時愛媛県からも須恵器が運ばれて来ていたのは知りませんでした。
ですので、今回noteの記事を書く事で勉強になりました。


私は筒型器台を書籍で見る事は有るのですが、高坏等の小型須恵器とは違い、現物を直に見る機会は余り有りませんでした。

こちらの作品もレプリカで、現物では有りません。
しかし、ガラス越しでは有りますが、近くで観察する事ができるので、見応えが有ります。

この作品には、下記の様な二重の帯の様な模様が幾重にも連なり、四角い透かし彫りと櫛描紋が施されていて、手が込んでいる事が判ります。

※こちらの写真は私が現地で撮った物で、施設に許可を得て掲載しております。

関連資料 岡山市埋蔵文化財センターの定期講座資料

この記事を書くために『器台』について調べた所、多くの記事が出てきました。
その中で挿絵付きの解り易い資料が有りましたので記載致します。

調べた資料の中に、岡山県岡山市のホームページに器台について、過去に行われた岡山市埋蔵文化財センターの定期講座の資料が有りましたのでリンク記載します。

岡山市ホームページ平成31年度定期講座の紹介特殊器台のひろがり 
上記のPDFは判り易く読みやすい為、おススメです。

岡山県岡山市ホームページより

後はWikipediaも凄く解り易いのですが、正確性については判らないので今回は記載いたしません。
しかし、Wikipediaも解り易くまとめられていて良い説明だと思います。

『器台』について纏めますと、弥生時代から使われている物で、古墳時代になると大型の埴輪のモチーフになり、使われることは無くなった物の様です。
………
……

感想

こちらの作品は筒型器台と壺のセット(レプリカ)ですが、レプリカとは思えないほどリアルです(当然かもしれませんが…)。

機会が有ったら、以前紹介した陶質土器のコップと一緒に現物を見てみたい作品の一つです。

色々と書いてしまいましたが、こちらの『器台』のセット、凄くまとまりが良いと言うか、デザイン的にバランスが良い感じがします。

特に、座っていても、立っていても、上の壺が手に取り易そうな丁度良い髙さで、実用性も有りそうな感じがします。

又、個人的主観ですが、土器の暗めの色彩も相まって引き締まってカッコイイ感じもします。

何というか、良く考えられた道具だな~と感じました。

追記

これら須恵器や陶質土器に施されている透かし彫りの技法や、特殊な形状が個人的には好きなので、今後自分の作品にも取り入れて行きたいと思います。

2023/03/25/1427~1619

書いたり調べたりしていて、気が付いたら一時間以上たってました。
これからベニヤ板キャンパス作成の作業を行いたいと思います。
本日も読んでいただき有り難うございました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。 作品製作をしているので、サポートいただけたら創作活動に関する費用にしたいと思います。