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顔に針を刺すとキレイになる?話題の美容鍼の効果と注意点とは?

美容鍼が流行ってるけど何がいいの?
美容鍼のスキンケアってどういうこと?
 
など鍼という危ないイメージがあるものだけに気になる方も多いと思います。
 
そこで、美容鍼の原理や効果について、元美容メーカー社員が解説します!
 


◇美容鍼とは?



美容鍼とは、お顔のツボや筋肉に鍼を打つことで、血流をよくして表情筋を若く保ったり、肌組織を改善させる美容方法です。

美容鍼の特徴として、東洋医学的な経絡学(ツボや気の流れに関する学問)の効果も期待できますが、実際に針を打つことによる物理的な皮膚への刺激が加わるため、即効性があり、効果を実感しやすいことです。

施術を受けた直後から顔の違いを実感するという話も耳にします。
 

◇美容鍼の効果



美容鍼の効果はリフトアップ、小顔、たるみ、くま、ほうれい線、シワなど、アンチエイジングを始めとしたお顔の様々な悩みを解決できます。

さらに、鍼治療的な肩こりや頭痛、生理不順や更年期症状などの身体の悩みの改善といった効果も期待できます。
 
お顔への効果として美容鍼は、鍼を打つことで皮膚の真皮に微小な傷を作ります。

この傷を修復させるために、ターンオーバー(肌代謝)が促進され、お肌のハリや弾力性を保つコラーゲンやエラスチン等の肌のハリや保湿に必要な成分の生成が促進されます。

その結果、お肌の状態が改善されるということですね。

また、美容鍼により血流がよくなると、細胞に酸素と栄養がしっかりと行き渡るため、代謝や修復がスムーズになり、肌トラブルの改善が早まる効果が期待できます。
 

【表情筋へ効果】



さらに美容鍼は表情筋に対しても効果的で、筋肉の過度な緊張を緩める作用があります。
 
現代のストレス過多による緊張により、交感神経が優位になりすぎていると、筋肉や血管が収縮されて血流が悪くなり、お顔の筋肉が過度に緊張している状態が定着してしまいます。

その結果、お顔のコリや硬い表情が固定化され、こわばったような固いお顔になります。
 
お顔に鍼を打つと、交感神経の活動が抑制され、血管が拡張して血流が増加し、筋肉が緩んでくれます。

そうすると、お顔のコリや硬さが緩み、やわらかく自然な表情ができる本来あるべき理想の状態に戻ってくれるのです。
 
また、顔の筋肉も、体の筋肉と同じように加齢によって筋肉量が下がります。

30代から低下し始め、80歳までに30%~40%低下すると言われています。
 
当然ですが、筋肉量が低下することで、筋肉が顔の肉を支えられなくなり、顔のたるみやしわなどに繋がります。

美容鍼は、筋肉を刺激して血流を良くしてくれるため、お顔の筋肉の維持や顔のたるみなどにも効果が期待できるのです。
 

◇どのくらい効果が続くの?



美容鍼は多くの方が初回で、リフトアップや小顔効果を実感されるほど即効性があります。

でもやった日だけ効果があるんじゃないの?
どのくらいその効果が持つの?

と効果の持続期間が気になりますよね。
 
効果を実感できる期間は個人差がありますが、1~2週間くらいと言われています。

また、回数を重ねることで、効果の持続時間は伸びていく傾向があります。
 
最初は1~2週間に一度くらいを目安に通い、効果が定着してきたら徐々に間隔を空けていくといいでしょう。

ご自身の状態を確認されながら、鍼灸師の方と相談して様子を見るといいでしょう。
 
ターンオーバーが28日で、28歳からは年齢イコールの日数(40歳なら40日)と言われているため、どんな美容法も肌代謝が3周する3~6か月を目安に効果をモニタリングするのがいいでしょう。
 
もちろん、肌トラブルや異常を感じたら医師や専門家に相談して中止等の判断をするようにしましょう。
 

◇美容鍼のデメリット



美容鍼は、薬剤などを使用せず、国家資格を持った鍼灸師が行うため、他の美容法に比べて安全性が高い美容法です。

ですが、どんな美容法でもデメリットのないものはありません。
 
美容鍼のデメリットとしては主に、「内出血の可能性」と「痛みを感じる可能性」の2点です。
 

【内出血】



美容鍼を初めて受ける方がまず気にされるのは、お顔に内出血ができるかどうかです。

お顔に内出血があると人に会うときに気になりますよね。

お仕事で多くの方と接する方は特に支障がないか心配になると思います。
 
内出血は、美容鍼が毛細血管などを傷つけたときに、血液が一定期間、皮膚の中に残ることで起こります。

病院などで血液検査を受けたり、ワクチンなどの注射でも少しの間内出血することがありますよね。

でも美容鍼は注射針より鍼がかなり細いので、内出血の可能性は低くなります。
 
とはいえ、毛細血管を100%避けて鍼を打つことは不可能なため、内出血を完全に防ぐことはできません。

ただ、基本的に非常に細い鍼を使って、資格を持った鍼灸師が行うため極端に内出血を心配されることはないでしょう。
 
また、もし内出血が出ても、小さいものは1日~数日、大きいものでも2週間程度できれいに消えるため、イベントや大切な予定の前に美容鍼を受けたい場合は鍼灸師に相談してから判断するようにしましょう。
 

【痛み】



美容鍼の痛みについても、鍼灸師の技術によって大きく左右します。

そのため、高い技術をもった鍼灸師に施術をしてもらえば、痛みを感じる可能性は少ないでしょう。

とはいえ人間には神経や痛点があり、その場所にも個人差があります。

従って、どんなに技術力が高く経験のある鍼灸師でも、施術の際に痛みを感じる可能性はあります。
 
・鍼の太さ

美容鍼で使われる鍼の太さは、鍼灸師によって異なりますが、基本的には直径0.10mm~0.20mm程度の細い鍼です。

美容鍼の効果は、鍼灸師の知識や経験、技術力に左右されるものです。

そのため、鍼の太さによって効果が変わるわけではありません。
 
・鍼の本数

鍼灸師はその都度その方の症状た目的、状態によって、鍼を打つ場所や本数を決めています。

そのため、何本打つかは事前に決まっているわけではありません。

平均としてはお顔に行う場合は30~50本くらいが多いようです。

鍼の数が多ければ効果が高くなるということでもありませんし、多く打てば打つほど内出血のリスクも上がります。
 

◇電流を流すパルス美容鍼



美容鍼の中でも鍼に電気を通す「パルス美容鍼」というものがあります。

鍼に低周波の電気を通すことで、普段使わない深い部分の筋肉を強制的に動かすことができます。

いわゆるEMSという電気によって筋肉を動かす方法ですね。

ダイエットやリハビリ、美容に使われる方法で、一般的には腹筋にベルトを巻いて行うイメージが強いと思います。

電気を流して筋肉を動かすことで、血流を促進したり、筋肉を鍛える、ほぐす効果などが期待できます。
 
最近では家庭用美顔器でこの電流を流す美容鍼に着想を得たものも販売されています。
 

◇美容鍼の相場



美容鍼の平均的な値段は、お店にもよりますが60分~90分の施術で1万円前後の店舗が多くみられます。

中には3,000~4,000円程度でお試しの施術が受けられるところもあるようです。

但し、「通常料金」とは別に「初回限定料金」が設定されていることが多いので2回目以降に行く場合や継続的に通う場合は「通常料金」を確認するようにしましょう。
 
美容鍼は保険適用ではないので、自費診療です。
 

【まとめ】


・見た目とは裏腹に安全性が高く、即効性を感じやすい。
・効果は鍼灸師の技術力によるため、信頼できる鍼灸師を選ぼう。


私の記事ではこういった化粧品・スキンケアなどの美容に関すること。ダイエット・ボディメイクについて書いていますので、良かったら見ていただけると嬉しいです。

スキンケアやアパレル製品の開発をしたいと思っています。