ルイーズ・ブルジョワ展から 帰ってきたところ 言っておくけど、素晴らしかったわ
六本木 ヒルズ 森美術館でやっている
[ルイーズ・ブルジョワ展]に
娘と行ってきた
六本木ヒルズの入り口にある
巨大な蜘蛛のオブジェを作った女性の個展だ
本当に素敵で刺激的だった
こういう作品を鑑賞した刺激を糧として
作家さんは自分の作品と
対峙することもあるのだろうな
娘は
「どんな時期のどんな境遇でも、
あらゆる 素材で あらゆる表現を
続けることに背中を押されたよ」
と言った(娘はイラストレーター)
その言葉は、私に向けるメッセージも
含まれていると感じたけれど
ちっとも感じていないふりをした
それよりも、この人があまりにも
まっとうなことを言うので、驚いた
失礼なくらい驚いたのだが
これも頑張って全く見せないようにした
私はタイトルの
「地獄から帰ってきたところ
言っとくけど、素晴らしかったわ」
に、彼女の人生の破片を見た気がした
確かめに見に行ったけれど、その通りだと思った
個展で再生していたブルジョワ展でのビデオは
ずっと昔、大好きだった
パティースミスと言う
ミュージシャンで詩人の女性を思い出させた
胸の奥がギューっと掴まれた気がした
帰りにちょっと歩いて
外苑前銀杏並木に行くと
すごい人出で
ライトアップされた黄色い銀杏が
美しかった