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《今日のおすすめマジックNEWS》(2020/06/11)


今日のマジック界のおすすめなニュースやつぶやきをご紹介します。

『基本セット2021』のプレビューカードなど、細かい話題やツイートはモーメントに投げ込んでます。noteには、よりおすすめしたい情報と複雑な話題を中心にまとめていく感じです。

【おすすめ】原根健太の「スタンダード・アナライズ」 第1回:禁止改定後の環境を見据えて

ライバルズ・原根健太が禁止制限告知後のスタンダード環境をしっかりと解説。スタンダードで頻繁に遊ばない人にもおすすめできる、端的でわかりやすい良コラムだ。

【おすすめ】人種差別的な描写のある7枚のカードがデータベースから削除、認定大会でも使用禁止に

"本日、私たちは1994年に印刷された《Invoke Prejudice》のマルチバースID(カード番号)を変更するとともにGathererからカードイメージを削除しました。このカードは人種差別的であり、最悪なことにマルチバースIDも人種差別的な数字の組み合わせをしていたのです。マジックにも、どこにも。人種差別は存在してはいけません。"

加熱している人種差別への社会関心の波を受けて、人種差別的な描写やテキストが含まれるマジックのカード7枚がデータベースから削除され、すべての公認大会で使用禁止された。

<削除・禁止された7枚のカード>
・《Invoke Prejudice》
・《Cleanse》
・《Stone-Throwing Devils》
・《Pradesh Gypsies》
・《Jihad》
・《Imprison》
・《Crusade》

・削除/禁止された理由の予想 by @MerfolkMagic

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《Invoke Prejudice》

最も悪質なカード。まず、マルチバースID"1488"は、14と88に分解でき、14は"14Words Slogan"(白人の子どもたちの未来を守る)、88は"Heil Hitler"(ヒトラー万歳)を想起させる。また、このカードを描いたHarold McNeilは、白人至上主義者でネオナチ活動に参加していたことで知られている。

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《Cleanse》

人種浄化(民族浄化)を想起させることに加えて、すでに《神の怒り》が印刷されたあとに「黒」だけを破壊するバージョンとして生まれた。それぞれは差別的ではないが、この組み合わせが悪かった。また、フレーバーテキストの"each foul beast"(汚い獣)が差別的な印象を加えている。

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《Stone-Throwing Devils》

イスラム教徒の聖地メッカへの大巡礼・ハッジを想起させるカード。ジャマラート橋で悪魔に投石する儀式(Stoning of the devil)を描いていると思いきや、このカードでは悪魔が投石しており、投石するイスラム教徒を悪魔に見立てている。反イスラム的なメタファーが削除の理由か。

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《Pradesh Gypsies》

ロマは、不法者として迫害されてきた民族・ジプシーとして知られている。現在のEUにおいてロマは民族だと認識されているものの、民族のアイデンティティは認められていない。

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《Jihad》

イスラム教徒にまつわるカード。こちらは現在のイスラムの法典の解釈では"神を目指す努力"の意味合いが強いが、Quranにおいて「異教徒との戦い」を示す言葉として使用された歴史から、ジハードという単語に攻撃的な印象を抱くものも少なくない。このカードが描かれているジハードは、人種間の闘争を示すものでもあり、禁止されたのだと思われる。

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《Imprison》

このカードに描かれているのは、黒い皮膚の人間が収監されている姿だ。

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《Crusade》

1096年から1271年のキリスト教徒とイスラム教徒による宗教戦争に関連するカード。ここで問題になるのは「白のクリーチャーを強化する」というテキストそのものではなく(もしそうであれば他の強化カードも駄目だ)、これが聖地エルサレムを奪還するためにキリスト教徒とイスラム教徒と戦った歴史を示すなかで、キリスト教徒の兵士であろう「白のクリーチャー」のみを強化している点が駄目だったのだという。

<参考資料>
@MerfolkMagic

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【今日は何の日?】アメリカ選手権2000が開催された日

20年前の今日、アメリカ選手権2000が開催され、決勝戦はJon FinkelとChris Benafelで競われた。Benafelは「赤単ポンザ」を使用し、対するJon Finkelは、MikeFloresの手でデザインされた「Flores Black(黒単コントロール)」。Finkelは3タテで国内チャンピオンの座を勝ち取ると、2ヶ月後には世界王者に君臨したのだった。


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以上です!今日は気になるニュースはありましたか?

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