《今日のおすすめマジックNEWS》(2020/06/08)
今日のおすすめなマジック界のニュースやつぶやきをご紹介します。
細かい話題やツイートなどはモーメントに投げ込んでます。noteには、よりおすすめしたい情報と複雑な話題を中心にまとめていく感じです。
週末のモーメントもまとめてあるので、見逃した方は上のモーメントの概要欄から遡ってみてください。
【おすすめ】新環境をリードしたのは「ティムール再生」と「ジャンド城塞」
6月5日(金)夜にオンライン環境に禁止制限が反映され、予定よりも少しばかり遅れて新スタンダード環境がはじまった。上記の表は、週末に開催された主要なスタンダードイベントの使用デッキ分布だ。(LCQは1日3回の予選をひとまとめにしている)
まず、初週の一番人気は「ティムール再生」だった。反映直後こそ「ジャンド城塞」に次ぐ二番手だったが、直接対決のマッチアップ有利が影響してか、少しずつ数を増やしていった。苦手な「バントランプ」が「ジャンド城塞」に睨まれて数を増やしきっていないことが好調の要因かもしれない。
二番手につけるのは「ジャンド城塞」。土曜日に開催されたMTGO Standard Showcaseでトップ8に4名、トップ32に12名の大活躍をした。それ以降は数こそ増えてはいないものの、上位入賞数では「ティムール再生」と並ぶ1位を記録している(17/60)。
"相棒"の《オボシュ》を失い、再び《エンバレスの宝剣》を手にした「赤単アグロ」も使用数はかなり多い。
「ティムール再生」にちょい有利、「ジャンド城塞」には不利、と立ち位置は微妙だが、デッキの骨子が完成していることは環境初期において大きなアドバンテージなのは間違いない。上位入賞数がそれを物語っており、メタゲーム的な有利は小さいにも関わらず3位につけている(10/60)。
medvedevが使用した《災厄の行進》型も結果を残しているが、使用者はそれほど多くない。もっと環境が「ティムール再生」や「バントランプ」に寄ったころがチャンスだろう。
『イコリア』前の環境の覇者である「バントランプ」は、使用者では4位につける人気を誇っている。
ただ、まだ環境定義が曖昧なためか、デッキ構成の幅が広く安定していない。《ヨーリオン》の有無、《ニッサ》への依存度、軽い干渉呪文の枚数などなど。どのリストを見ても試行錯誤の段階なのがわかる。
現在は使用率は4位なものの、上位入賞数はわずかに4つ。使用数がほぼ同数の「赤単」が倍近く入賞していることを思うと、振るわないと言い切っていい結果だろう。ただ「ティムール再生」が数を増やしつつあるので、前環境は明確に有利だった(勝率60%+)マッチアップが増えることは朗報だ。この一週間でどれほど伸びるかは注目すべきポイントかも知れない。
<参考資料>
Robert TaylorのTwitter
Red Bull Untapped Online Qualifier Germany
Red Bull Untapped Online Qualifier Spain
Battle Against Racism
LatAm Magic Series: Final LatinAmerica Sul Open
LatAm Magic Series: Final Brasil Open
・だいたい合ってるざっくり相関図
こちらはよくまとまっている相関図。新環境のだいたいの形が理解できる。
相関図に顔を出している「スゥルタイランプ」は、"置物"の多い「ジャンド城塞」や「バントランプ」に対して強いとされているデッキ。地域によって使用率に差があるが、競技的なプレイヤーの多いLCQを中心に数を増やしているので、今後はよく見かけるデッキタイプになるかもしれない。
ただ、「バントランプ」と「ティムール再生」に攻略された歴史を持つので、焦点は「ジャンド城塞」が多いかという点になるかと思われる。
【おすすめ】「Battle Against Racism」に約190万円の寄付金が集まる
Judge Academy主催のチャリティイベント「Battle Against Racism」に$18,637.33(約190万円)の寄付金が集まった。
わずか5日前に企画されたにも関わらず、協賛4社を獲得し、参加者225名と大盛況の結果で終わったのは「すげぇ」の一言。
【小ネタ】今日のまとめ:
【スタンダード】ミシック#77:「ディミーアフラッシュ」
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【小ネタ】イラスト:PWのディフォルメアイコン
【今日は何の日?】『ウルザズ・デスティニー』の発売日
"今日は飲むぞぉー!なんたって『ウルザズ・デスティニー』が21歳になったんだからな!
このセットは、強力な「ウルザ・ブロック」を締めくくり、《マスティコア》(『M21』で戻ってくるね!)が初登場し、《ロボトミー》チックなサイクルカードが収録されている。また、たった一人のデザイナー(マロー)によってデザインされた、1994年から現在まで唯一のカードセットでもある。"
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