美味しいもんじゃの作り方

むかし平塚にあるお好み焼き屋に行ったとき,なぜか店員のお姉さんに初対面なのに美味しいもんじゃの作り方を厳しく指導され、念入りに叩き込まれて以来もんじゃの美味しい作り方を研究するようになりました。

ネットで調べたり、月島に通い試行錯誤をして考えた美味しいもんじゃの作り方を書きたいと思います。

美味しいもんじゃの作り方を3行でまとめると

・とにかくキャベツを細か切る
・トッピングの投入タイミングを見極める
・土手を作ったあとはとにかく待つ

以上です。

あとは液体の小麦粉の濃度がお店によって違います。
この濃度によってお焦げの出来が違ってきますので
自分の作り方でうまくできるお店を探し出すことをお勧めします。

他にはトッピングによって多少工程が変わるのでその辺はたくさん作って経験を積み重ねてください。

もんじゃ自体の味は液体に含まれる出汁で大きく左右されるのでそこも自分好みのお店を探してください

月島を何軒かまわって作っていますが食べログで評価の高いところでも鉄板の調整や液体の濃度とかが合わず思い通りの物が作れないこともあったので相性があると思います。

味に関しては月島はどこの店でもしっかりとした出汁を使っているので値段は高いけれど美味しい所は多いです。

それではここから作り方

作るもんじゃは定番の明太もちチーズもんじゃ+ベビースターです


①油を引く

最初に引く油の量、気をつけてください
油を引きすぎるとお焦げが上手く作れません

ホントにちょっとでいいです。

キャベツを痛めるときに焦げない程度で薄く引いてください


②キャベツを炒める

ここはとても重要です
平塚のお姉さんに叩き込まれたのはここの部分です。

簡単に言うとキャベツを細かく刻みます。
とにかくヘラで腕が痛くなるくらい永遠にキャベツを細かく切るんです

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やり方はまずトッピングで乗ってる明太子、もち、チーズは他の皿に移します。次の段階でトッピングは投入します。

そして液体以外のキャベツとか揚げ玉を鉄板に投入してください。

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炒めながらキャベツを細かく刻んでいく

ヘラを2つ使い背中と背中を合わせてガチャガチャガチャって鉄板を叩きつけるように細かく刻むんです

周りから何をやってるんだって見られるくらい音を出して刻んでください

このキャベツを細かく切る作業によって味が変わってくるので絶対にやったほうがいいです

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③土手を作り液体とトッピングを投入

そして細かく切ったら土手を作り、そこに液体と明太子、もち、チーズを投入します

ここからはただ待ちます。

よくあるのはここで待ちの時間が少なくて味も安定してないのにネチョネチョのまま食べてしまう人が多いのですがそれがいちばんよくない。

もんじゃ食べたけど美味しくなかったって言う人はきっと「待ち」が足りないからだと思います。

ある程度、熱を通し液体の粘度が高くなるまで待つことによって味の深みが出てきます。

熱が通ってきてチーズやもちが溶けたら全体をかき混ぜつつとにかく待ってください。

火は中火ぐらいで液体が最初は薄い茶色みたいのがだんだんと濃い茶色に変わっていき気泡の泡が出てきて下が焦げ始めるくらいがよいタイミングです。

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④土手を崩す

ここまでいったら土手を崩し全体を混ぜます。

もち、チーズ、明太子が味の決め手なので満遍なく混ざるようにしてください。

そして混ぜたらまた待ちます。

ここからはお焦げを作るための待ちです

もう熱は充分に通っているのでそんなに待たなくてもすぐにお焦げはできます

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⑤お焦げを食べる

お焦げが出来た状態になったら上のネチョネチョの部分を鉄板の端に寄せお焦げ部分だけを取り食べてください。

写真のようにお焦げと表面のキャベツとかがジューシーな部分の合わさった部分を味わうのがベストです。

このお焦げを食べるのがもんじゃ!

お焦げ部分を食べたら端に寄せたネチョネチョをまた満遍なく引きお焦げをまた作ります。

最初ほどはキレイにお焦げは出来なくなってくるのでこうなったら適度にお焦げを作りつつもちやチーズの味を楽しみつつネチョネチョを食べてください

以上が自分なりに考えだしたもんじゃの作り方です

もんじゃなんて食うもんじゃない!って言っていた関西人の友人に食べさせたところ非常に喜んでもらいこっちに来る度に作らされるくらいなんでそれなりに美味しい食べ方だと思います

ぜひお試しあれ


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