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双子座の太陽

5月21日太陽は双子座に入ります。

アントニオ・コレッジョ「レダと白鳥」(1531年) 絵画館(ベルリン)

双子座

占星術での双子座

双子座は、牡羊座から3番目のサインで、
牡羊座で誕生し、牡牛座で肉体を得た魂は、双子座で言葉を得ます。
コミュニケーションをとり、発見したことを言葉にしていきます。
その言葉を伝える対象は、他者ではなくて、自分自身や環境です。

ギリシャ神話

双子座は双子の兄弟カストルとポルックスが星座になったのですが、
そのお母さんがレダです。
我らがゼウスは今度は、レダに惚れます。そして、白鳥の姿に化けて彼女を誘惑し、レダは白鳥さんの卵を二つ産みました。これだけでもツッコミ所が満載なのですが、そこはそれ、神様ということで。

ひとつの卵からは兄カストルと姉クリュタイムネストラが、
もう1つの卵からは弟ポルックスと妹ヘレネが生まれました。
兄カストルは人間、弟ポルックスはゼウスの血をひく不死の身をもっていました。
この二人が兄弟愛をつむいでいきます。
双子座の星座も、この兄弟がモチーフとなっています。

一方の姉妹ですが
妹ヘレネーは後に「トローイアのヘレネー」として知られる美女になります。
姉のクリュタイムネストラは、ギリシャ神話最強の悪女としてその名を轟かせます。


双子座の太陽

双子座の中での太陽は、コミュニケーション・思考・論理・2つのものを追い求めることを通じて、自分らしさ(アイデンティティ)を表現していきます。

牡羊座で誕生した魂は、牡牛座で肉体を手に入れました。

双子座ですることは、周りを認識することです。
興味・好奇心の赴くままに、自分の感じるままにコミュニケーションをとっていきます。
その際、旺盛な好奇心により、興味がくるくると変わっていきます。

太陽は、もともと集中して目的を達成していきますが、
双子座の中では、その集中を保つことが難しくなります。

集中を保てないことは、ネガティブに働くこともありますが、
集中を保つことが難しいということを「知る」ことにより、物事にはできる事とできない事、容易なことと難しいことといった多面的な側面があること、その中から統合した自分を作る「必要性を考え始めるきっかけ」になります。

いきなり自分を作るのではなくて、「考えるきっかけ」というのが、双子座らしいです。

軽やかなコミュニケーションが進む、双子座の1か月が始まります。


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