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VRChatを始めてから2年。-私の仮想追憶記-


前回のnote:こちらは、始めてから一年間のVRChat体験記になっております。VRを持っていない方や興味のある方は是非ご一読を。22,602文字の特大ボリュームです。


今回のnoteは前回からさらに1年経過した記録です。
VRChat以外の部分も少しだけ触れています。

ーーー早くも、VRChatを始めてから24か月、2年が経過いたしました。

遠い未来だと思っていたVRは今や生活の一部に溶け込むように馴染んできました。

-VR環境-

ヘッドマウントディスプレイ(HMD):Valve Index
コントローラー:Valve Index (+予備Viveコン)
ベースステーション:Valve 2.0×2個
(開始から15か月間は1.0×2個、16か月目から23ヶ月目は1.0×1個で運用)
トラッカー:Vive Tracker 2.0×3個
CPU:AMD Ryzen 9 3900X 
GPU:RTX 2060 Super
メモリ:16GB



-2年間のVRChatでのいきさつ-

  • 1ヶ月目
    Vive Cosmos Eliteを購入し、VRChatを始める。#VRChat始めました
    VRC用アバター『シャオン』を購入する。自分のメインアバターになる。
    VRの映像で脊髄反射が起こることを認識する。

  • 2ヶ月目
    急激にフレンドが増える。
    VRC用アバター『スピカ』を購入する。
    VR睡眠を試みる。寝心地は悪いものの、人と一緒に寝るといい気分になることに気付く。
    パーティクルライブの存在を知り、初めてのVRライブイベントに参加する。
    PCスペックが足りないことに気付く。
    飲酒VRCの楽しさを知る

  • 3か月目
    VRC用アバター『クロノス』を購入する。
    アバターの着せ替えを初めて行う。Blenderにも初めて手を付ける。
    VR上で撫でられることに喜びを感じ始める。

  • 4か月目
    始めたてのころの真新しい感覚が少なくなり、同じ人と交流をすることが多くなる。
    BTOでパソコンを購入し、今のスペックになる。
    「可愛い」と言われると嬉しくなることを認識する。
    VR睡眠をたまにするようになる

  • 5ヶ月目
    VRC用アバター『アイン』を購入する。
    VR機材「Vive Tracker 2.0」×3を購入。フルトラになる。VRCは無料。
    フルトラの没入感の高さに驚く。
    VRChatのゲームワールドに初めて行く。
    VRChat上で寝落ちをするようになる。

  • 6か月目
    VRChatで寝落ちているときに、『睡眠時無呼吸症候群』と診断される。
    忙しすぎてVRChatにあまりログインしなくなる。

  • 7ヶ月目
    VRC用アバター『リア-アリス』さんを購入する。本日もありがとうございます。
    メインアバターがシャオンちゃんからリアアリスさんになる。
    フレンドさんに自分の誕生日会をVRChat上で開いてもらう。
    昔の知り合いにVRChat上で再会する。

  • 8ヶ月目
    VR機材「Valve Index コントローラー」を購入する。VRCは無料。
    人生で初めてのビリヤードをVRで行う。
    あることを初めて行う。

    フレンドさんと『お砂糖』関係になる

  • 9か月目
    ログイン頻度が低下する。相対的に飲酒頻度が増加する。
    若干VR感覚を認識し始める。

  • 10か月目
    フレンド同士で仲違いが発生して心を病み、半月ログインしなくなる。
    VR上で授乳される

  • 11ヶ月目
    VR上でダンスを試みる。
    自意識がリアアリスさんに侵食されていくような感覚を覚える

    特定のアバターに対してノイローゼになる

  • 12か月目
    VRC用アバター『ラスク』を購入する。
    インターネットが止まり、一時的にVRChatができなくなる。
    それに次いでVive Cosmos EliteのHMDが壊れる。災難。
    VRChatへの依存を認識する。
    VR機材「Valve Index HMD」を購入する。VRCは無料。
    Index HMDのほうが寝やすいことに気付き、VR睡眠の頻度が増加する。
    内なる自己改変欲求を認識する。

    フレンドさんとの『お砂糖』関係が終了する。

~VR活動記録1年目~
VRChatプレイ時間:969.4時間
総合VRプレイ時間(SteamVR参照※):1,853.8時間


  • 13ヶ月目
    カクテルの楽しさを知り、飲酒頻度がさらに増加する。
    周囲の人間関係が大きく変化する。
    VR睡眠で疲労を感じにくくなる。

    リアアリス生誕祭の時にプレイ時間1000時間を迎える

  • 14ヶ月目
    VRC用アバター『セフィラ』を衝動的に購入する。
    あまりログインしなくなる。
    フレンドのプライベート率が高くなり、行き先が少なくなる。
    VRChatでの動きが現実にも影響し始める。主に手や頭の動き。
    VR機材 哺乳瓶 を購入する。

  • 15ヶ月目
    ベースステーションが片方壊れる。以降は一つで運用を続ける。
    目を閉じていてもどこを撫でられているか認識できるようになる。
    VR睡眠の質が通常の睡眠とほぼ同じ水準になる。
    VR上のハグに安心感を覚える

  • 16か月目
    20と数年ぶりに哺乳瓶を使う。飲みにくいです。何より罪悪感と言うか背徳感がすごい。

  • 17ヶ月目
    顔周りに強いVR感覚を認識し始める
    VR感度を認識した影響で尖ったものを退避するようになる

  • 18ヶ月目
    限界化と言う概念を改めて知る

  • 19ヶ月目
    VRChatを始めてから2度目の誕生日を迎え、フレンドさんに祝ってもらう。
    クリスマス前後のお砂糖ラッシュでパートナー欲求が再燃する。
    水しぶきに対して瞬間的に温度を感じる

  • 20ヶ月目
    ほとんどフルトラをしなくなる。
    VRがほぼ寝具になる。
    VRChat内で誰か会話している空間で寝ることが習慣化する
    このあたりから寝不足になる。

  • 21ヶ月目
    ほぼ毎回寝落ちするようになる。
    知り合いに、VRChatで使っているアバターの絵を描いてもらう

  • 22ヶ月目
    メインアバターがリアアリスさんからセフィラちゃんに変わる。
    17ヶ月目に感じたVR感覚が失われていることに気付く。
    フレンドか否かを問わず、可愛がってくれる人の事をすぐ好きになる傾向があることに気付く。(例外あり)

  • 23ヶ月目
    ようやくベースステーション2.0 2個を購入する。VRCは無料。これによりVive Cosmos Eliteフルセットが完全にValve Indexに置き換わる。
    Phys Bone実装。感覚的変化がないことを認識する。
    秋HUBに初めて行く。
    ついでにNOHGAも堪能する。
    現実世界でより活動的になる

  • 24ヶ月目
    フルトラを再びするようになる
    ノイローゼが概ね改善する
    オフ会の飲みをしすぎて金銭感覚が狂い始める。
    メインアバターが再びリアアリスさんに変わる。
    noteを書いて気付く「去年より書くことない…」
    私の所属する別の界隈でVRChatが話題になる


~VR活動記録2年目~

VRChatプレイ時間:1192.1時間
総合VRプレイ時間(SteamVR参照※):1,462時間


[VR活動記録 2020 06/06 ~ 2022 06/06]

VRChatプレイ時間:2161.5時間
総合VRプレイ時間(SteamVR参照※):3,315.8時間
(ただしこれにはVRを装着していない時間も含まれます)



-VRChat内での変化-

VR睡眠

16ヶ月目あたりからVR睡眠の質が向上し、通常の睡眠に近い水準になりました。以前は最大4時間しか眠れなかったのが、6~7時間程眠れるようになりました。それに、HMDを付けたままの寝返りに慣れてきたこともあって、体の疲れも取れるようになってきました。
また、以前は誰かがいないとVR睡眠をしませんでしたが、自主的に一人でVR睡眠をするようになりました。たまにフレンドさんが寝に来てくれてとてもうれしく感じました。

あと、IndexのHMDはVR睡眠しにくいという噂がありましたが、少なくとも以前使っていたCosmos Eliteよりは断然寝やすいです。ただまあやはり有線なのでコードの傷みは気を付けないといけませんね。

もっとも、寝ることが想定された設計ではないと思いますが…


VR感覚

17ヶ月目にて、遂に撫でられすぎてVR感覚が生えました…
生えたのは顔に感じる触覚のみです。実際にVR感覚を味わってみてどうか、少し言葉に表しがたいですが、少なくともどの部分をどのように触られているかは触覚として認識できるようになりました。
さすがに目を閉じていると触覚としては認識できませんが、撫でている手の光加減でどこを撫でられているかがわかるようになりました。
また、面白いことに、人間アバターの手とケモノ系アバターの手で感覚が異なりました。

ただ、この触覚は何でも感じられるわけではなく、特定の相手に限られます。
ですが、VR感覚を認識した影響でVR内の刃物や尖ったものを以前より少しだけ警戒するようになりました。

VR感覚が生えた要因としては二つ。一つは相手との信頼関係。もう一つは没入感の向上 です。
特に安心できる相手だと動きを受け入れやすくなりますし、それが没入感の向上にもつながります。

しかし22ヶ月目に到達したころには、飲酒してVRChatに入る頻度が多くなったためか、VR感覚が無くなっていきました。私は酔っていると感覚を感じられなくなっていくみたいです。日によって感じることもありますが、条件はまだよくわからないです・・・


心情と感覚

いい変化と悪い変化がありました。

撫でられることは好きではあるのですが、だれでもいいというわけではありません。もちろん、この人には撫でられたくないって人もいます。
ただ、いざ撫でられるとなかなか嫌とは言えないもので、ある程度受け入れてはいたのですが、それが続いた結果『ノイローゼ』になってしまいました。

このノイローゼがその人のみに対して発症するならまだよいのですが、全くの他人で同じアバターを使っている人、さらにはTwitterに流れてきたVRC内の写真に対しても発症するようになり、非常に厄介でした。
現在はほぼ改善傾向にありますが、依然としてフラッシュバックが起こる時があります。


とまあ、悪い変化もあったのですが、良い(?)心情の変化もありました。

16ヶ月目あたりから、「可愛い」と言われることが増えてきました。アバターは確かに可愛いと思って買いましたし、当然可愛いことに変わりはないんですけど、いざ言葉で言われると心に沁みるものがあります。
そうして、「可愛い」と言われ続けた結果、心情も変化してくるようになりました。"もっと可愛がられたい" "もっと可愛がってほしい"と…

メス堕ち…?じゃないです。

VRChatを続けて唯一変化しなかったのは私はリアアリスさんが好きだということ



-VRChatを続けて気付いたこと-


恋愛不適合

言葉の通りですが、お砂糖を経験してそう思いました。
いろいろ経験してみて、ずっと同じ人と一緒に居続けることが難しいのと、私自身恋愛感情に疎いことに気づきました。
もっと言えば、私は、他人同士はともかく、自分自身への同性愛を受け入れられないことも理解しました。

私の中では"お砂糖"は『親友以上の恋人に近しい関係』という認識でいます。定義が曖昧なので人によってそれ以上それ以下だったりするとは思いますが、私の認識ではそんな感じです。

私的には親友以上恋人未満みたいなのが一番望ましいですが、おそらく理想の相手が見つかったとしてもお砂糖はしないと思います。人への警戒心が高め故、寄り添うのが苦手だからです…


お酒の楽しさ

VRChatを続けていて分かった私の趣向。酒飲みの場です。
VRChatを始める前は宴会や飲み会と言うものに全く縁がなく、お酒の楽しさすらも知りませんでした。

VRChatにある秋HUBのワールド

多分私は幼少期から宴会のようなにぎやかな場が好きでした。恐らく家族の血縁で宴会好きが多いのが影響しているんだと思います。

そんなことにやっと気づいたのがVRChatを始めて15ヶ月目あたり。フレンドさんのインスタンスで突発的にVR飲み会が始まり、私も加わりました。そこで初めてお酒の本当の楽しさを知ることができました。
みんなでお酒を飲むと会話も弾んでとても楽しいですね。その感覚はVRでも現実でも変わらないです。少なくともデスクトップでオンライン飲み会するよりは断然楽しいです。これだけは伝えておきたいですね。

(秋HUB・NOHGA)

そして、22,23ヶ月目あたりでついに秋葉原のHUB(通称:秋HUB)に行くようになりました。秋HUBはなぜかVRChatプレイヤーが異常に集まるオフ会スポットです。経緯がいろいろあるみたいですが詳しくないのでわかりません…

VRChatにある秋HUBワールド


現実にある秋葉原のHUB

こう見ると再現度高くてすごいですね。

まともな現実での飲みはこれが久しぶりでした。比べるものではないですが、VRChatと違って食べるものがあり香りも感じられる点はやはり現実のほうが楽しいと感じます。移動の手間と気配りが必要にはなりますけど

秋HUB自体は特にVRに関連する活動は一切していませんが、休日になるとVRChatプレイヤーがたくさん集まります。私が行った日でも平均25人以上はいました。

「VRChatやってる人集まってー!」と声掛けされた結果集まったVRChatterたち 20人
えぐい。(矢印が私)

ゴールデンウィーク中は1日で100人前後来てたみたいです。


VRChatterが集まる場所はもう一カ所あります。同じく秋葉原にあるNOHGAです。こちらはなるがみさんが運営するポリゴンテーラーという会社と提携したコラボ商品を提供しています(多分秋葉原店のみ)

こちらは秋HUBとは違って落ち着いた雰囲気のバーです。最初入ったとき「オタクが行く場所じゃないな」ってなりました。入ってみると全然そんなことはないのですが、最近は入っただけですぐVRChatterだとばれます。
料理とお酒はもう格別です。お値段も…

こういったお店に行く機会もVRChatをやっていなければ今でも行く機会がなかったでしょうし、食や酒に興味を持つこともなかったでしょう。それがVRChatを始めてよかったなと思う点です。

自分のお部屋

VRChatを始めてからの一番大きな変化と言うとやはり私が酒趣味になったことですね。最近はウィスキーの楽しさを知り、沼に足を突っ込むくらいの所にいます。金が…



-アバターの変化-

この1年間の私のアバターの変化のギャラリーです。
10ヶ月目より前のアバターは前回のnoteに書いてあるので割愛

リアアリス(v1)

VRChatを始めて10ヶ月目あたりから使い始めたリアアリスさん。約1年メインアバターとして使う。
現在でもたまに使用する。

デフォルトのリアアリスさんがもう良すぎたので服を着せて表情を変えただけのシンプル仕様。翼はクロノスちゃんからもらった。ロイヤルバニーが一番のお気に入りで、もう理想叶いすぎて元気出たレベルで可愛い。助かる。本日もありがとうございます。
Twitterのアイコンの元がこのアバター

衣装は他にロリータドレス、ラップスカート、あとアイドル衣装Type-A


ミニ-リアアリス

同じくVRChatを始めて10ヶ月目あたりから使い始めたリアアリスさん。
リアアリス(v1)のサブアバター的な感じ。現在でもたまに使用する。

Scaleが0.8の小さいリアアリスさん。『小さい子は可愛い』 これこそ真理。
このアバターを使ってから可愛がられることが多くなったし私も堕ちました


セフィラ

セフィテャン

14ヶ月目に突然購入する。しばらくはたまに使うアバターとして無改変で使用。22ヶ月目にて改変を行い、メインアバターになる。現在はあまり使わない。

改変後

改変テーマは病みかわガール。お酒っぽいジュースを飲んで酔った気になるのが好きな子(っていう設定)。 頭にストゼロが乗ってるときもある。
リアアリスさんより様々な局面(主に寝る時)で扱いやすいので重宝していたアバター

リアアリス(v2)

24ヶ月目に改変したリアアリスさん。現在のメインアバター

髪色を変えて表情もクール寄りにした表情薄めの不良っぽい改変。ずっと前にシャオンちゃんでも似た改変を行ったので原点回帰をしたかもしれない。現在は目に紫のエミッションが掛かっている。




-2年の体験を経て思う:VRChatとは何か-

2年の体験を経てVRChatについて分かった事や思ったことなど。
特にVRChat以外の界隈の方から聞かれる『VRChatって何?』に対する私個人の答えです。

作って遊んで、共有する

VRChatのコンセプトである『Create, Share, Play』
Unityというツールを使ってオリジナルのアバターやワールドを作る。作ったものでみんなと遊ぶ。作ったアバターやワールドを共有する。
正に言葉通りの世界です。

数多と販売されているアバターや無数にアップロードされているワールドは、ほぼ全てプレイヤーが作ったものです。日本人向けのチュートリアルも集会場も、すべて有志のプレイヤーが作り上げています。

いわば、VRChatをしているプレイヤーは、参加者ではなく全員開発者のようなものです。 極端な言い方かもしれませんが、VRChatの運営がそのように捉えているっぽい発言してるので間違いはないです。

ただ、作るにしろアップロードするにしろUnityが必須になってくる点は人を選びます。アップロード方法やアバター改変はある程度情報が出そろっていますが、凝ったことをしようとするとBlenderやUnityの細かい知識も要求されてくるので勉強は必須です。


目的なき世界

もし、これから始めようと思っている方がいるなら、これは伝えておきたいです。それは、『VRChatをただのゲームだと思わないほうが良い事。』

一応先に書いておきますけどVRChatにあるゲームワールドとはまた話は別です。ここでは、VRChat全体を見た時のお話をします。

例えば、アクションゲームやシューティングゲームでは、敵を倒して先に進む、RPGで言えば強くなる、役割をこなす等と言った『目的』が明確に存在します。パズルゲームでさえ、条件を満たしてポイントをひたすら稼ぐという目的がありますね。

ですが、VRChatには公式から明示された目的は存在しません。 ゲーム内通貨さえもありません。あるのはTrust Level(信用レベル)と利用規約だけです。

初回にログインし、アカウント登録を済ませた後は"VRChat Home"というワールドに飛ばされます。それだけ
よく初見さんが「VRChatよく分からなかった」「何をすればいいのか分からん」と呟くのを目にしますが、多分それが理由です。

あとの事はすべて貴方自身が行動して決めるのです。正解もゴールもありません。
一人ワールドを巡るのもありですし、人と交流を深めて一緒に遊ぶのもありです。 満足すればそれがゴールです。

最初にまず何をすればいいのかは、既にかなりの情報が出揃っているので調べてみましょう。
個人的に、Twitterで#VRChat始めました のタグをつけてツイートするのが一番効果あると思います。Twitterプロフが名刺代わりになりますし、プラスで一言添えるとなお良しです。

特有の特殊な文化

VRChat、特に日本人の界隈は他のゲーム界隈と比べてもとても特殊な文化を形成しています。「VR睡眠」「(美少女)アバター」「VR飲み」「お砂糖」「Just 〇〇」等、挙げたらきりがないです。

特有の文化の形成については色々な要因が絡み合っていると思いますが、その中でも大きいのは『なりたい自分になれる』点だと思います。例えば、バーテンダーになりたいのであれば、その姿になろうと思えばなれますし、適したワールドがあればバーの店員のようなロールプレイもできるようになります。そうした人たちが集まってVR内で疑似的にバーを開店し、人を寄せ集めたりすることもあります。
アイドルユニットを形成して活動したり、学園を設立して授業を行ったりなど、正直そういう事例を挙げてくとキリがないほど様々なことができます。

また、日本のVRChatプレイヤーは美少女アバターを使っている割合が非常に高いです。その理由については言及しません(するほどの知見がない)が、それが触れ合う人々の中で大きな影響を与えていることは間違いないと思います。


それともう一つ『誰でも開発者になれる』点です。
最初はTrust Levelの制約によりアバターやワールドのアップロードは制限されますが、Unityにある程度の理解があれば、自分で作りたいワールドを作ってアップロードすることができます。情景から自分の部屋まで何でも作れます。

さらに言えば、Blender等で1から作ったアクセサリーや家具等をVRChatプレイヤー向けにBoothで販売することもできます。VRChatにゲーム内通貨はないので、そこはリアルマネーで売買が行われています。さらに、VRChat内でそれら作品を展示することもできます。
(メタバースに暗号通貨 NFTが不要と言われるのは既にVRChatが通貨やNFT無しでも経済活動を成しているから)

こうしたCreate(作る)とShare(共有する)といった部分が特有の文化を形成しているのだと思います。


積極性と行動力

初期から今までの2年間VRChatを続けていて思った、VRChatをする上で必要な心構えについて。

結論から言うと、積極性と行動力の高い人ほど この世界では輝くと思います。

VRChatには目的もなければ、チュートリアルもありません。目的がないのであれば自分で作るしかないのです。
フレンドをたくさん作りたいという目的を立てたのであれば、パブリックインスタンスへの参加、Twitterでのタグ付きツイートなど、自ら動いて発信していく必要があります。そうでもしないとVRChatのChatすら成立しなくなります。
知り合いの伝手でグループに参加するのも全然ありです。

あとは初対面でも日和らないようなコミュニケーション能力があれば馴染んでいけるでしょう。でもそこはどうしても苦手な人は苦手です(私みたいに)




-VRはどこまで生活に取り入れられる?-


人間が生きていくうえで食事や睡眠は欠かせないものですが、そんな生活の一部分をVRに入ったまましたいと思う方は少なくないと思います。ここでは、私の経験からVRはどこまで生活に取り入れられるかを書いていきます。


VRを付けたままの飲食

まず、VRをつけたまま食事を行うことはできるかについて。
(VRを持ってない人向けに一応説明すると、ここでの食事はVR内の食事とリンクしていません)


結果としては飲食自体はできますけど、課題点は多いです。
慣れていけば克服できる範囲です。


まず、当然ですがHMDを頭につけたままになるので現実世界はほとんど見えません。そのため、初期の頃は口に運ぶ過程でHMDに少しぶつかってしまうというようなことが発生します。
また、箸やフォークを使う食事は難しいです。逆に、おにぎりやハンバーガーのように、手に直接持てるものは食べやすいです。
飲み物は普通に飲めます。慣れればコントローラーを持ったまま飲むこともできます。ペットボトルのように、飲み口が細いもの、万が一倒してもいいように蓋ができるものがいいでしょう。

VRで人と飲食をするのも意外と楽しいです。お酒があるとなお良しです。
まあ…一人でするならわざわざVRである必要はないですね…

相手が食べているところや、何を食べているかなどは現状ではとても分かりにくいですが、慣れてるVRChatterはコントローラーを付けたまま飲酒しまくるので、「この人飲んでるな…」と認識しやすくなります。

やはり現実ならではの場の感覚的楽しさを求めると現実のほうが楽しいとは思います(私的には)。でも、VRもVRで良い点はあり、移動の手間が少なく、どこでも気軽にすることができます。もっと言えば気配りもいりません。
そこは人の価値観と好み次第でしょうか。

ただ、私は基本的に普通にご飯を食べてからVRChatへ入ります。VR内での飲食は純粋に面倒と負担が大きすぎるので…


VRを付けたままの睡眠

VRを付けたままの睡眠ですが、言うまでもなくできます。さすがに睡眠はVR内でする必要はあまりないんですけど…

ただやっぱり慣れていないとまともに眠れません。というか慣れるまでが大変です。

空中で寝落ちるフレンドさん


VRならではの利点として、
他人とするVR睡眠はいわゆる修学旅行気分になれます。特にVRChatの旅館系のワールドやホテルの一室のワールドだとよりそう言った気分に浸れます。起きたときに誰かがいるのも気分はいいですが、大抵生活リズムが一致しないため同時に起きることは稀です。

それと、誰かといると"睡眠時の異常を暴かれたりします"。
"いびきがデカい" ならまだいいほうですが、
私はVRChatでその場にいた介護職の方に、"睡眠時無呼吸症候群"と診断されました

こういう利点もありますよ(良くない)


ただ、欠点もありまして、上で書いたように寝づらいのはもちろん、起床時に目ヤニがひどくなる場合があります。
正直人にお勧めしたいかと言われたら私は微妙ですかね… 体験自体は面白いんですけど。


極限までVRを生活に取り入れてみたい方にはこちらの記事がおすすめです




-VRChat以外のVRゲーム-

この2年間、VRChat以外にもゲームや映像作品を購入したのでいくつか紹介します。

・Beat Saber

VR内でセイバーを振り回して前から飛んでくるブロックを指定方向に斬っていくアクション型のリズムゲーム。VRを持っていない方もご存知の方は多いと思います。

遊んだ感想としては非常に楽しいです。
VRゲーム入門としてもバッチリ

結構体の動きを要求されるのでいい運動になります。高難度だと腕を振るより手首を酷使するノーツがたくさんあるのでかなり疲れます。やせ型の私には結構きついです…
現在はIndexコンを使っていますが、このゲームをやるならViveコンが一番適性があると思います。ただしコントローラーの中では重い部類です。

Beat Saberはゲームセンターによってはアーケードとして遊ぶことができます。1回300~500円でVRゲームができます。 VRを体験したことがない方にはいいかもしれません。

ただ、映像品質の点やずっと遊べる点を考えれば、Quest2を買ってBeat Saberを買うのが一番安上がりかなと思います。お試しで一回やるのは全然ありです。

・Hot Dogs, Horseshoes & Hand Grenades

銃や爆発物、重火器等のあらゆる武器でいろいろ遊べるVRゲーム。
ガンマニアにはお勧めです。(私はガンマニアではないのでよくわかんないです…)

武器のつくりや装填の仕方、取り回しなどが非常に本格的で、武器の扱い方を知ることもできます。いろいろなゲームモードがあるのでこれ一本でかなり遊べます。
全部英語なので操作を理解するまでが結構戸惑います。慣れたら非常に楽しめるゲームです。
無差別破壊欲求のある人にはいいですね。

・ZENITH: The Last City

海外製のオープンワールド型VR MMORPGです。いわゆるMMORPGのVRゲームはこれが初…ですかね?

やってみるとなかなか面白いゲームです。
VRゲームとしての評価。
滞空するために手を広げて動かしたり、崖をつかんでよじ登る動作等が求められる点はちゃんとVRならではの特徴を生かしていて面白いです。
戦闘スタイルは手の指定方向に動かすことで攻撃やスキルを繰り出して敵を倒すといった感じで、本当に戦士になったかのような没入感を得られます。(この表現は少々大げさかもしれません)
グラフィックは他のVRタイトルに比べると結構低めです。

MMORPGゲームとしての評価。
ベーシックなMMORPGです。敵を倒して強くなり、武器を強化作成してストーリーを進める。いわゆるMMORPGです。
ボイスチャット機能がついてるのでプレイヤーとお話しながら協力プレイもできます。ただし喋る人が少ないです。 
ロールはタンク、ヒーラー、DPSの3種類。それに加えてスタイルが剣士と魔法使いの2種あります。(追加予定あり?)
タンクが敵のヘイトを引き寄せ、敵が隙を見せた瞬間にDPSが殴り、ヒーラーが補助回復をこなす、まあ普通のRPGです。
キャラクリはそこまで幅が効きません。

あと日本語が非対応かつチュートリアルが分かりづらいのが難点です。

「このゲームは目的のあるメタバース」なんて言われたりしますが、目的あるメタバースはただのオンラインゲームなんですよ

総評するとですね…MMORPGをいろいろ触れてきた人からすれば物足りないかもしれません。ただ、ソードアートオンラインみたいな世界観を望んでいる人がいるのであればこのゲームはぴったりです。
アップデートも実施される予定らしいので今後に期待したいところ

・Primitier

物理シミュレーションのあるボクセル世界で様々なものを創ることができるサンドボックスゲーム
VR版Minecraftとも言われたりします。工作好きには特におすすめ

このゲームの特徴はあらゆるものを自分の手で取り、組み立てることができる点です。
木材を取るために石を手に持って叩きつけて木を伐り、手で扱えるようさらに石で加工をして棒にする必要があります。そしてその棒と石を結合することで斧ができ、さらに効率的に木を伐採することができるようになります。正に人類の文明の発展を思わせるような原始的なゲームです。

このゲームが持つ要素自体はとても少ないものですが、非常に自由度が高く本当に何でも作れます。 資材運搬を楽にするための手押し車や、木の上に上るための長いつっかえ棒、それなりに知識と時間を要しますが銃や自動車といった文明の利器も作ることができます。
ただし、物体には重量があるので無理のあるクラフトはできません。

このゲームには現在、20~30(?)種類の材料しかありませんが、それでも何でも作れる可能性を秘めています。現時点でも開発段階なのでこのゲームにはとても未来があると思います。



・Half-Life: Alyx


Valve社が提供するVRゲーム。ジャンルとしてはホラーFPSゲームでしょうか。ゲーム全体の難易度は結構高め
このゲームはグラフィックも没入感も圧倒的に高品質です。 虫とか動きがリアルすぎて背筋が凍るレベルです。鳩に向かって空き缶を投げたら逃げたりと作りが非常に細かい点も高評価です。
難点は操作が結構難しいのと、グロ耐性無いときつい点です。私は操作がわからなくて詰んでます。
SteamからIndexのコントローラーかHMDを購入すると『Half-Life: Alyx』も無料でついてきます。
つまりVRChatterにとっては実質無料です。


他にもいくつか買ったVRコンテンツはありますがここでの紹介は以上にします。




-VR・メタバースは流行るのか-


最近何かと話題になっているワード『メタバース』
流行りだと言われたりしますが実際流行るのかどうかという持論です。

ここではVRを用いたメタバースの事を指しています。

メタバース謝罪会見視聴会。

FaceBookが社名をMetaに変更し、世界に向けて『メタバース』を提唱しました。『メタバース』の意味はこの記事を読む人ならもうわかるはずなので割愛。知らない人はググってね。
一時期は(今も?)いわゆるバズワードとなり、VRChatやその界隈の人間もテレビに出てくるようになりました。

すでにVR界隈にいる人の中には嬉しいニュースととらえる人もいますし、逆に文化が破壊されると懸念する方もいて賛否両論あります。無関心な方、またはワード自体をシャットアウトしている方も多いです。

社会からの許容

VR界隈でも意見が分かれるメタバースですが、もっと問題なのはそこではなく、『それが一般人に浸透するのかどうか』です。

VRを持っていない方々は、今のVRをどう考えているでしょうか。
「近未来的」「新しい感覚」「面白そう」と肯定的に考える方もいれば、
「キモイ」「アングラ」「オタクっぽい」と考える方もいるでしょう。
恐らく、一般人の中では後者の考えの方が多いと思います…

VRゴーグルを初めて見たときは非常に異質に見えることでしょう。当時購入した私もそういった感想でした。
そんな異質なものを視界を覆うようにして頭から被ることで仮想空間の中に没入します。そして、コントローラーを持ち、本人にしか見えない世界の中でアクションをするのです。言い方は悪いですが、これが一般人から見た今のVRだと思います。

少なくとも今のご時世で、世間からは一般の人とは思われないでしょう。VRを2年やっている私でさえ、VRを付けてアクションをしている人を見ると「えっ」ってなってしまうことがありますから。一般人ならなおさらです。


でも、マツコ・デラックスがQuest2を被ってる絵面は面白かった


楽しさを伝える難しさ

VRやメタバースを広めるうえでの問題点はもう一つ。『楽しさを伝える難しさ』です。
何がどう難しいかと言うと、VR世界の感覚はVR世界に入ってもらわないと伝わらないのです。
「没入感」「VR感覚」「パーソナルスペース」こんなことを言われても何のことか分からないでしょう。
モニター越しではその距離感や没入感などは伝わりません。 VRで見ている映像をそのままモニターに出力しても、装着者の頭が揺れることで視点も揺れ状況がとても分かりづらくなります。VRの経験がある人ならなんとなくわかるかもしれませんが…

じゃあ被ってもらえばいいという話なんですが、そうするとさっきの問題点が出てきます。非常に異質なものを被らされるわけです。そこで退避してしまう人もいるんじゃないかなと私は思います。
近い将来に多くの人が夢見るサングラスのようなVRHMDが出て、今よりもVRの敷居が下がってくれば今の価値観も変わってくるかもしれません。

認知度の低さ

皆さんは、「メタバースって何ですか?」と聞かれたら答えることができますか?VRChatをやっている人たちなら答えられる人が多そうですけど、VRとは無縁の人たちに「メタバースって言葉知ってる?」と聞くと多くの方からは「名前だけ聞いたことはある」と答えられます。
少なくとも私の周辺はそんな感じです。

では質問を変えて、「VRChatって何ですか?」と聞かれたら。
Twitterをやっている人ならVRとは無縁でもVRChat関連のツイートが流れてくることはあるでしょうから、多分断片的に答えることは可能だと思います。

でもそれを「一言で説明して」と言われたらどうでしょうか。答えは色々出てくるでしょう。「VRでコミュニケーションする世界」「なりたい自分になれる場所」「何でもできて何でも作れる場所」等 VRChatをプレイしている人たちでもこの答えは別れると思います。何故ならVRChatに目的がないからです。
VRChatの世界は様々な魅力と、理解しがたいほどの膨大な情報が詰め込まれています。それらを一言で説明しきるのはとても難しいのです。
そういった事情から認知がされにくいのが今のメタバース(VRChat)だと思います。もしくは、誤った認識で広まる可能性もあります。


VRの住民と一般人とのイメージの乖離

簡潔な表現ができたとしても相手が魅力的に感じるかどうかという問題があります。

「VRChatはVR空間内でアバターを用いて、多人数とコミュニケーションできるソーシャルアプリである」
と伝えた時、VRを持っていない人からは「VR空間?」「アバター?」という反応をされます。さらに言えば「わざわざ高いVR機器を使ってVRで話す意味が分からん」とも言われます。確かに

「いやいや・・・ VRならではの距離感があって楽しいんですよ」
と補足しても、そもそもVR持ってない人には分からないんです。
分からないことを推し進められても相手からは「へぇ…そうなんだ・・・」とそっけない返事をされます。

「未知な部分」があるとそれだけで人々は敬遠してしまいます。大衆に流行らせるためにはその部分を払拭し、慣習に許容されるようにしていかなければなりません。

そしてそれに拍車をかけるもう一つの問題がVR機器の価格が高いという敷居の高さです。
Quest2は他製品と比較したとき 確かに破格なレベルで安いのですが、メタバースの初期投資に最低4万円は多くの人の感覚からしたら高いです。
(2022年8月から値上がりして6万弱にまで高くなったので、なおのこと)
これも一つの"VRの住民と一般人とのイメージの乖離"でしょう

今のVRは、タピオカやマリトッツォのように単純なものでもなければ、気軽に試せるようなものでもないです。


以上の事から

少なくとも、日本でVR メタバースが流行するのはだいぶ先のお話なのかなと思っています。私なりに表現するなら、現状は『流行の基盤不足』なのではないでしょうか。

ここまで書いておいてアレなのですが、別に私はメタバース推進反対派とかではないですし流行ること自体は歓迎です。ただ、その流行るタイミングが今ではない。と、私は思うのです

VRを用いないメタバースについては、MMOと言う概念がメタバースと言うバズワードに塗りつぶされただけなのかなと思っています。MMOでしたらMMORPGを中心に既にインターネット社会に浸透しているのではないでしょうか。
例えばアメーバピグなんかも、『アバターを使って仮想空間でコミュニケーションが取れる』という意味ではメタバースと言うことができるとおもいます。
そういう意味では既に流行は1度以上訪れているのかもしれません。

そう考えると、メタバースの流行や普及に向けた課題点は「VRを一般人にどう浸透させるか」になるのかなと思います。


執筆中に見つけたツイート↓

これはそうですね。VR上でパフォーマンスをして発信している方々というのは多くの人が見てもかっこいいと思います。それこそが大衆に魅力的だと思わせる効果的な手段なのかもしれません。
学習という分野にもVRは効果的だと思います。映像やイラストが二次元から三次元になるだけでも学習の幅は大きく広がることでしょう。

物事には順序があるというお話

これからさらにテクノロジーが進歩して、今では想像し得ないVR技術が登場したら、いよいよ仕事や教育の現場にVRが活用されていくかもしれません

今のVRはまだその開拓段階にいる最中です。突然「あそこにメタバースっていう近未来の土地があるんだけど住んでみない?」みたいな声掛けをされても戸惑う方が多いと思います。そういうことです。人々はまだVRの可能性を理解していません。ましてやVRを持っている我々でさえまだ開拓しきれていない分野です。

VRの有用性が今よりもっと理解されて活用されるようになれば、自ずと人々はその"近未来の土地"によって来るようになるでしょう。

そのVRが活躍する基盤が整ってやっと"ザッカーバーグの描く『メタバース』"が訪れるのではないかと思います。


私の持論は以上です。ご意見等あれば色々聞いてみたいです。私の視野を広げられるチャンスなので。



VRを持っていない人からのQ&A

VRを持っていない人 VRChatをやっていない人からの質問と私なりの答えです。

Q.VRChatって出会い系ゲームなんですか?

A.使いようによってはそのような解釈もできるかもしれません。上で述べた通りVRChatには目的がなく、自分で作るしかないからです。

VRChatでそういう出会いを求める人は割合的にごく少数で、専用のワールドのパブリックインスタンスに行けばいるかもしれません。

それ以外の場所にいる人に詰め寄ると多くは煙たがられます。


Q.VRChatってどうして女性アバターばっかりなの?

歴史的な経緯はわかりませんが推測できる要因として

プレイヤーのロールプレイ・自己改変欲求
コミュニケーションのしやすさ
日本人特有の同調性

が挙げられると思います。

プレイヤーのロールプレイ・自己改変欲求は「VRChatでこういうしてみたい」「VRChatではこういう姿でいたい」という感性、欲求のことです。
ロールプレイと自己改変欲求で区別してますがどちらもある人、或いは無い人もいます

コミュニケーションのしやすさは純粋に女性アバターのほうが男性アバターより初対面で接しやすいということです。
ただこれがプレイヤーの意思決定にどの程度関わっているかはわかりません。

日本人特有の同調性は「多くの人が女性アバターを使っているから私も女性アバターにしよう」という傾向です。
そもそもBoothを見ても女性アバターのほうが圧倒的に多いので自然にそっちを選んでしまうことは多いと思います。もちろんその中でも男性アバターを選ぶ人はいます。

他にも文化的傾向やクリエイターの傾向、魅力的優位性など様々な要因が絡み合っていると思います。論文書けそう

A.結論 分からん…


Q.VRって触られた感覚とか感じるんでしょ?

A.人と場合によります。

VR感覚という言葉自体曖昧な指標ですが、人によって触覚、嗅覚、温度 そしてそれら感覚が得られる条件が全く異なるので一概なことが言えません。
人と場合によります。多くの人は感じないか、ごく微小に感じる程度です。


Q.VRChatにいる人たちっていつも何してるの?

A.会話、睡眠、動画視聴、ゲーム、ワールド巡り、カラオケ、イベント等様々です。

これがメタバースですよ。それは人によって娯楽であり、生活の一部です。



今のところ聞かれたことがあるのはこれくらいですかね。
何かまた質問されたらこっそり書き足します。



VR関連に費やしたお金

VR機材
(1年目)HTC Vive Cosmos Elite:12万円
(1年目)Vive Tracker 2.0+ベルト+ストラップ:5万7000円
(1年目)Valve Indexコントローラー:4万円
(1年目)Valve Index HMD:7万円
(1年目)Vive Cosmos用コンバータケーブル:9000円
(2年目)Valve ベースステーション2.0×2 :4万2000円
(2年目)哺乳瓶:1700円くらい?
計:34万700円

PCパーツ
(1年目)GeForce RTX 2060 Super:4万7000円
(1年目)ATX電源750W :9000円
(1年目)BTOパソコン:20万6000円
計:26万2000円

アバター関連
(1年目)Unity Asset『Dynamic Bone』:2000円
(1年目)アバター 3Dモデル 5体:計1万7500円
(2年目)アバター 3Dモデル 2体:計9280円
(1年目)アバター用服飾 3Dモデル:計1万5000円
(2年目)アバター用服飾 3Dモデル:計7500円
計:5万1280円

VRゲーム・ソフトウェア
(1年目)Project LUX:2000円
(1年目)Virtual Desktop:2000円
(1年目)fpsVR:400円
(1年目)Hot Dogs, Horseshoes & Hand Grenades:2000円
(Beat Saber:知り合いから頂いたため0円)
(Half-Life Alyx:Index購入時に付属していたため0円)
(2年目)Primitier :1980円
(1~2年目)VRChat:0円

計:8380円

1年目 59万8900円
2年目 6万760円

2年間の総計『65万9660円』
RTX3090が3枚買えます。
でもVRChatは無料です。

1年目と比べるとめっちゃ少ないですが、2年目はVRChat関連の製品以外にも秋HUBやNOHGAなどに度々行ってるので支出的には結構いってます…



VR活動記録 24ヶ月目(終)

本当にあっという間でした。1年目が経過するよりも、2年目の時間はとても早く過ぎ去っていったように感じました。

2年目はVRChatでの変化より現実での変化のほうが大きかったような気がします。特に人と触れ合う楽しさを以前にも増して実感できたと思います。

ちょうど昨年にVRChatへの依存について書きましたが、この1年でそれが進行した感じはあまりなかったです。多くても週5日程度のログイン率程度に収まってます。その代わりほぼ毎回寝落ちするようになり、その日の記憶が曖昧になることが多くなりました(寝不足) VR睡眠の頻度も上がり飲酒頻度も上がりました。すなわち不健康になってるのでは…?

Twitterで1ヶ月目から24ヶ月目までひと月ごとに続けてきた『VR活動記録』は、このnoteを以て最後にしようかなと思ってます。
もちろんVRChatはずっと続けます。むしろこれからって感じです。
私にとってのVRChatでの目的は『みんなと楽しく過ごすこと』 これからもよろしくお願いいたします。

おやすみ世界
また 仮想の空間でお会いしましょう ——

——— いつも私と会話してくれる皆様、おかげさまで私は毎日を楽しく過ごせております。本当にありがとうございます。

 これからもできるだけ長く皆さんと楽しい時間を過ごせたら私は嬉しいです。何かと不器用な私ですが今後ともよろしくお願いいたします。


そして、このnoteをここまで読んでくださった皆様。お疲れ様です。読んでいただきありがとうございます。VRChatか秋HUBかどこかでお会いすることがあればよろしくお願いします。



それと、途中からスキップしてここまで読み飛ばしてしまった方々。
長くてすみませんでした…

note書いて力尽きた人

VRC ID: しるふぃー


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